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   16年前のとどヶ崎灯台に想いを馳せて


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本州最東端の碑です。
16年前のとどヶ灯台に想いを馳せて(2008年内容再編集)・・・

新聞記事を見ていたら、本州最東端とどヶ崎灯台のレンズ交換の話題が書かれていました。新しい光源は発光ダイオード(LED)を使用したもので、光源を交換するという事です。

この内容は、新聞記事を参考にすると以下のようになります。従来の灯台の光源は電球で、この光をレンズを使用して拡大し遠方まで届かせているのが基本になっています。

しかし、色々とメンテナンスをする関係上、今までの状態での運用は困難になって来ているとのことでした。新しく交換される光源は電球ではなく、発光ダイオード(LED)の照明が基本になると言います。

発光ダイオードの照明は、早い所では交差点等の信号機の照明や、家庭内の蛍光灯に代わって発光ダイオードが使われ出しています。わが家の照明はまだ蛍光灯なのですが、そろそろ交換を考えなくてはなりません。

私は実際に2008年(平成20年)にとどヶ崎灯台の展望台まで歩き、登りました。その時の様子を思い出しながらテキスト文章を書いています。
                                                      ※2025.02.26 作成



2008年11月2日のことでしたが、念願であったトドヶ崎灯台へ行ってきました。これは釜石市にある観光船はまゆりと釜石市観光交流課の共催によるもので、近代製鉄発祥150周年記念・観光船はまゆり秋の特別企画による運行です。イベントの名称は、「陸中海岸7つの絶景スポット巡りと本州最東端探訪の道」となっており、募集定員は100名でしたので早々と予約を入れました。

本州最東端地にあるとどヶ崎灯台ですが、山田在住通算12年間の私にとっても憧れの場所でした。宮古市重茂から千鶏・川代経由で、山田町大沢までは何回となく走っていましたが、千鶏から姉吉、そして灯台までは足を伸ばしていません。一番気がかりだった天候ですが、内陸部と違い海上は快晴であり波もそれほどでなく、90分ほどの快適な外洋クルージングです。三陸海岸の絶景を遠くから眺めながら、目的地に近い姉吉港につきました。

姉吉の船着き場から「とどヶ崎灯台」までのコースですが、距離にしておよそ4kmほどあり登り口からいきなり急坂になります。皆さんはすたすたと歩いていきましたが、重いカメラ一式を背負った私は最後尾になりました。快適なクルージングとは違い、海辺から一気に斜面を登るコース(約1km程)が一番きつく辛いのです。しかし、この部分の道路はアスファルトで舗装されてあり、足を引きずってもつまずくことはありませんでした。


2008年の内容を再編集していることをご了承下さい。


灯台施設正門入り口 灯台施設正門入り口・・・

灯台入り口です。周囲ががっちりと補強された塀で囲まれてありました。ここから中に入り、灯台に登ります。

手前の標識は本州最東端の碑への方向です。

灯台基部入り口

灯台基部入り口・・・

正門を通り灯台基部にある入り口です。普段はがっちりと施錠をし入ることは出来ません。左端には一般公開のたてふだがありました。

ここからの通路はらせん階段でした。およそ30mの展望台まで一気に登りました。そしてそこからの展望は、アメリカが見えるほどでしたね・・・ 。この画像は下に降りてから頂上部をのぞんだ様子です。

頂上部をのぞんだ様子 1 頂上部をのぞんだ様子 2
頂上部をのぞんだ様子展望台から下を見ると・・・ 展望台からロープが張られ、万国旗が吊されていました。登るのも順番で、下で待機している方々が見えています。

明治15年の碑 電球の色々・・・

灯台記念日公開の日でもあり、使用した電球の色々や、初期点灯時の記念プレート、実際に使用している電球機器(灯台の上にあるもの)の見学が出来ました。
電球の色々 1 電球の色々 2
電球の色々 3

光り方      15秒ごとに白光を1閃光
光りの強さ    53万カンデラ
光りの届く距離 20.5海里(約38キロメートル)
高さ        地上から灯台頂部 34メートル
水面から灯火   58メートル
レンズ      大型3等 単閃フレネルレンズ
電球       メタルハライドランプ 400W


30m上空の展望基部より 30m上空の展望基部より・・・

遙か彼方まで見えていました。
灯台基部の記入欄


位置       北緯 39度32分48秒
          東経142度04分16秒

光り方      15秒ごとに白光を1閃光
光りの強さ    53万カンデラ
光りの届く距離 20.5海里(約38キロメートル)
高さ        地上から灯台頂部 34メートル
水面から灯火   58メートル
レンズ      大型3等 単閃フレネルレンズ
電球       メタルハライドランプ 400W
設置年月日   明治35年3月1日

(※灯台ランプの規格から)

船舶気象通報送信所 船舶気象通報送信所・・・

1670.5khzの電波を使用し、周辺の気象情報を船舶あてに通知していました。現在は放送されていないと思いました。私も若い頃は聞いていたので記憶に残っています。

・・・各局、各局、こちらは***で始まりました・・・

本州最東端に向かう 本州最東端に向かう・・・

少々歩くと、大きな岩に本州最東端地のプレートが埋め込まれていました。

これが現地最大の名所になっていました。
本州最東端地のプレート 1 本州最東端地のプレート 2

終わりに・・・

作製した膨大なファイルを探し、「本州最東端探訪の道」と題したページファイルを見つけ、16年前の事を思い出しています。よくもまあ、灯台までの山野を90分ほど歩いたものです。あの頃は若かったのです。今ではとてもではありませんが、灯台まで行こうなんて・・夢の中の出来事になります。私も体力が加齢し、本当に夢の中の出来事でしか語れません。お笑いあれ・・・。

なお展示画像は、2008年(平成20年)に現地で撮影したものです。ここでは、この撮影原画を再編集して展示していることをお断りいたします。

※ここで使用する「とどがさき」の「とど」漢字標記は、普段使用して居る漢字標記とは違います。この字一つをうかつ にも採用すると文章がおかしくなります。したがって、簡単な標記で表しています。16年前にも同じ事で悩んだはず ですが、以前のことをすっかり忘れ、同じ悩みをくり返し悩んでしまいました。気がついて直すのにかなりの時間がか かりましたから・・・。

太平洋を見下ろす白亜の灯台、言葉にならないほどきれいなのです。現場で見る姿からは、何とも言われない荘厳さと美しさが湧きあがってきます。

太平洋を見下ろす白亜の灯台
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