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      2017一関市せんまやひなまつり


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亘理伊達家に現存する姫様愛用の駕籠だと言います。私も初めて見ましたが、担ぎ手二名によって担がれる小ぶりの駕籠でした。

2017一関市せんまやひなまつり・・・

ひな祭りの時期がすでに終わりましたが、私の最後のページは一関市千厩町「千厩酒のくら交流施設」を中心に千厩商店街でのひな祭りです。車駐車スペース等で商店街には出かけていませんが、皆さんは手にガイドしおりをもって探訪する姿が見られました。

私にとって三回目の訪問になりますが、実際にひな祭りの内容を作成しサイトに展示するのは二回目のことです。頂いた資料には、・・「第10回記念 せんまやひなまつり」、「桃の節句を、大正ロマン漂う千厩酒のくら交流施設(国登録有形文化財旧佐藤家住宅・旧横屋酒造)や千厩商店街でゆっくり楽しんでみませんか・・と書かれてあります。

今回の特別展示として、伊達家の姫籠、三春張子人形(福島県三春町)、つるし飾り(宮城県大崎市・気仙沼市・丸森町)が展示されています。

私にとってはひな飾りよりも、姫様が乗っていたという駕籠に興味がありました。狭い横の壁の部分にのぞき窓がついており、外を見ながら移動したのかなあと思ったら当時の状況が思い浮かびました。大好きな時代劇の実際板とも言え、夢がありました。

トップの画像は、亘理伊達家に現存する姫様愛用の駕籠だと言います。私も初めて見ましたが、担ぎ手二名によって担がれる小ぶりの駕籠でした。
                                                       2017.03.15 作成



入り口 1 入り口・・・

千厩地区まで家から50分ほどでかかりました。車を置くスペースが無く、図書館駐車場において坂道を下ります。すごく天気の良い日でした。
入り口 2 千厩酒のくら交流施設(国登録有形文化財旧佐藤家住宅・旧横屋酒造)入り口です。
入り口 3 3月1日十一時過ぎ、私の入館番号は8,100番台でした。その間もなく一万人の入館者があったようで、新聞記事に書かれてありました。

入り口玄関を入ると受付があり、200円の入館料を支払いました。きれいな横断幕と、一見本物と見間違える桜の花が咲き誇っています。・・手作りの桜の花は満開に 飾りし雛に輝き添える・・墨書されていました。

それにしても、花の数の多さと枝のしなり具合は本物そっくりでした。
入り口 4 入り口 5


クジャク 1 クジャク・・・

玄関を入ると、真っ赤な椿の花とクジャクに迎えられ会場に入りました。

この場面で本物は、椿の木と葉、そして、葉の間から見えているつぼみ、大きく拡がるクジャクの羽根だけです。

花もリアルであり、画面を拡大して手作りが分かりました
クジャク 2 クジャクの胴体をよく見ると、平たい御殿まりと思えるものが張り付いています。

マイクを片手に笑顔を説明されている方は、今回の主催者の方かなあと思いました。
クジャク 3 色々説明されていたのですが、記録をとるのを失念し詳細が不明でした。


竹雛 1 竹雛・・・

真竹の幹の部分に切れ目を入れ、この場所が小さな展示スペースになります。以前見た時は、この部分はひな飾りだけでしたが、今回はひな飾りがほとんど無く人形飾りがほとんどでした。

この竹雛と名付けたのは私の思いつきであり、会場にあったものではありません。
竹雛 2 最初の頃の作品は、竹をすぱっと切断した形がほとんどでした。

解説の方によると、このような形に切り取るのがたいへんですとのことでした。

ひな人形より普通の人形が多いなと思いました。
竹雛 3 竹雛 4
竹雛 5 竹雛 6


つるし雛・・・

・吊るし雛の由来、子どもの健やかな成長を願い、一針一針に親心を込めて・・。
・七宝まり・・・宝物に恵まれますように
・鶴・亀・・・長寿と健康を祈って
・さるぼぼ・・・猿(去る)にかけて赤ちゃんの難を背負い去る
・ぞうり・・・はえば進めの親心独り立ちを願って
・巾着・宝袋・・・お金を不自由しないように
・柿・大根・野菜等・・・食べ物に不自由しないように
・小鳥・つばめ・鳩・・・大空を飛び跳ねるように
・花・・・美しい心になりますように               (※会場展示案内から)



展示会場狭しと飾られるのが吊るし雛です。各地の展示会場によって大きな違いがあるものの、子どもの健やかな成長を願って一針一針造られたものである事には違いがありません。千厩地区の場合、特に感じたのが高級感溢れる作品だなあと思いました。

つるし雛 1


一階の特別展を見てから二階に上がりますが、二階廊下に素朴ですが心のこもった吊るし雛がありました。

階段を登る途中に「竹田人形」がありました。竹田人形は次のページで紹介します。
つるし雛 2 二階の大広間、目を見張る赤一色の敷物があり、他地区ではあまり見かけない大型の吊るし雛がありました。

和傘を利用した吊るし雛は初めての作品でした。

大崎市の吊るし雛もありました。・・着物の切れ端などで作った人形を紐でつないだつるし飾り・・。
つるし雛 3 つるし雛 4
つるし雛 5 つるし雛 6
つるし雛 7 つるし雛 8
つるし雛 9 巨大な御殿まりです。ついたての部分も凄いなあと思いました。

下段右の吊るし雛、青い色が目立つ藍染めです。
つるし雛 10 つるし雛 11
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