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姫駕籠・・・

今回の特別展示として、伊達家の姫駕籠が展示されていました。私にとってはひな飾りよりも、姫様が乗っていたという駕籠に興味がありました。狭い横の壁の部分にのぞき窓がついており、すだれ(御簾)の隙間から外を見ていたのかなあと思ったら当時の状況が思い浮かびました。大好きな時代劇に登場する姫愛用の駕籠、このような形の駕籠で運ばれていたのかなあと思うと夢がありました。

この亘理伊達家に現存する姫様愛用の駕籠は、まだどこの博物館等でも常設展示されていないと言います。私も初めて見ましたが、担ぎ手二名によって担がれる小ぶりの駕籠でした。
姫道具 1 藤の花の下には内裏様を乗せた車(何と名を付けたら良いのか不明)が置かれてあります。この車、身分のある方の荷物を運ぶ車と思いました。人が牽いたのか、動物(牛が牽けば牛車)が牽いたのか記載がありませんでした。

いずれにしても年代物、そして、身分のある方が利用したものと思います。

上に吊された藤の花、その下の年代物の内裏様がぴたっと合い優雅な雰囲気をかもし出していました。
姫道具 2 姫道具 3
姫駕籠 1 姫駕籠・・・

アングルを変化させ、駕籠の位置を微妙にずらして見ました。長い担ぎ棒が左右対称に見えていますが、進行方向(前)がどちらなのか不明でした。

すだれの付いた窓が右寄りになっていますので、もしかしたら左側が進行方向(前)なのかも知れません。

姫様と言っても年齢があり重さが違ってきます。がっちりと着飾ったらかなり重くなります。
姫駕籠 2 姫駕籠 3
姫駕籠 4 正面横の拡大です。この場所には出入りをするためにスライドして開くようになっています。開けてみてくださいと説明にありましたが、ちょっと触れてみた感じではびくともしません。これ以上は、触らぬなんとかなのでやめました。

すだれの付いた小さなのぞき窓がありました。
姫駕籠 5 姫駕籠 6
姫駕籠 7

・・竹に雀」の紋は「仙台笹」とも呼ばれ、伊達家を象徴する家紋です。葉の数により本家・一門と使い分けされていた・・と言います。

竹の葉は六枚ありました。



三春張子人形 1 三春張子人形・・・

福島県三春町・三春張子人形。恵比寿大黒や干支、雛人形など種類が多く、素材(紙)を生かした躍動的で繊細な作りが特徴。(※説明板より)

三春張子人形 2 武者人形の部分の拡大です。弓矢を手にし、背中には矢を背負っています。
竹田人形 1 竹田人形・・・

・・江戸時代、大阪の竹田で販売された人形・・。素朴な姿の人形です。
竹田人形 2 竹田人形 3


段飾り・・・

最初見た頃は、広い二階に年代物の段飾りの雛がぎっしりと飾られていたのを思い出します。現在は古い年代のものが見当たらず、大正時代のひな飾りが並んでいました。
段飾り 1 芥子雛・・・

江戸時代中期以降、年々町のひな祭りは派手になっていき、幕府よりひな祭りに対してたびたび贅沢禁止令が出され、質素倹約を求められた。

庶民には小さくても豪華で贅沢な芥子雛が流行し、手の込んだ作りが特色で、芥子粒のように小さいことから芥子雛と呼ばれた。
段飾り 2 いつの年代か記載がありませんが、何となく古いひな飾りの感じがしました。
段飾り 3 内裏様の部分の拡大です。

ここから下段のひな飾りは昭和年代のものでした。このくらい大型の段飾りですと、それなり値段がしたと思われます。
段飾り 4 段飾り 5
段飾り 6 大正年代のひな飾り。三味線が飾られていました。

段飾り 7
ひな祭りの撮影をし、好みの人形等を画像化してページを作成しています。今年は例年と違い、家から近場のひな祭りの撮影だけでした。それと、いつも書いていますが、行ってみたいなと言う場所のひな飾りはほとんどが撮影禁止になっています。近頃のカメラは機能が優れていますので、少々暗くてもそのままで撮影が可能なのです。ストロボを使用しなければ撮影可能、そんな配慮がされれば最高に嬉しいところです。
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