内間木洞氷筍観察会に戻る

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新設された千畳敷ホールへの出入り口・・・

鉄の扉をくぐった千畳敷ホール入り口の正面に木造の梯子段があり、その上に左右に広がる木造の通路がありました。新しい木の色なので今年になって造ったものだと思われます。その梯子段の奥に、ひょろひょろと成長している氷筍がありますが数が多くはありません。

夏場と違い、通路に氷筍が成長していますのでこの場所は通れません。右側の狭いがれ場が通路になり、しかも交互通行での往来になっていました。今回新設された階段と通路は、内間木洞を訪れる方にとって何よりのものだと思います。しかし、正規の通路を横切るように設置されていますから、夏場の観察会では不用になるので撤去するのだろうと思われます。

内間木洞内地図、千畳式付近の様子。 洞内地図・・・

穴っこホール前にあるガイド地図からの切り取りです。

夏の時期ですと、北の部屋(神秘の門)まで行けますが、冬の公開では内間木冨士までになっています。

今回歩いた場所の軌跡を入れてみました。
ホールへの通路 1・・・入り口の梯子段があります。

入り口・・・

左回りに誘導されホールに入ります。すごく狭いスリット状の通路になり、しゃがまなくても良い反面通り抜ける(すり抜ける)のが大変です。

カメラバック・三脚を手にしてのすり抜けは大変であり、太った方はちょっと無理かなあと思うくらい・・。

係の男性はメタボ通路ですと笑っていましたから・・。

苦労して通り抜けホールに降りますが、頑丈な角材に滑り止めの角材を打ち付けたスロープを降りることになります。

スロープぎりぎりの場所にも立派な氷筍が成長しており、よろめいたりした時に掴まりそうになります。
ホールへの通路 3・・・通路の隙間と女性の様子から判断してください。

若い女性二人、最初の方はすんなりと通り抜けましたが、後から来た方は苦労していました。

通路脇には見事な氷筍があり、気をつけないと倒しそうになります。

私の前に200人ほどの方がここを通過していますが、写っている画像を見る限り壊れている氷筍は見られません。

皆さんも、かなり慎重に歩いたと思われます。


出口の様子 1・・・照明だけでの撮影です。 出口・・・

帰り(出口)は従来の通路ですが本当に狭いのです。しゃがんで両手をついてつかないと動きが取れません。

今までこの通路は交互通行をしていましたが、新しく造られた通路はすごく快適であり、良いなあと思いました。

しかし、一年にたった一日か二日のための設備だと思うと、もったいないとさえ思えてきます。

出口の様子 2・・・しゃがんではいつくばりながらの通過です。 今までの氷筍観察会では、この狭い岩の裂け目が通路でした。

子供でもしゃがまないと通れないので、大人は手をつくなどして通り抜けます。

私の場合は、カメラや三脚を持っては通り抜けできないので、バック毎先送りしなくてはなりませんでした。
出口の様子 3・・・出口には梯子段がありません。 ホール入り口の方には梯子段が設けられていますが、出口にはありません。ここだけは岩に掴まって、慎重に降りなくてはなりません。

毎回のことですが、この不便な場所が、入り口の氷筍を撮影する絶好の場所になります。


千畳敷ホール入り口の氷筍・・・

入り口から千畳敷ホールを見ると、前回はすごい数の氷筍が立っていた(林立という表現)のですが、今回はそれほどではないのです。しかし、氷筍の背丈が素晴らしく3mと言うのも納得できます。

今まで同じ場所で見てきた氷筍と比較すると、氷筍の見せ場としての高さはあるものの、入り口に林立している状態には物足りない感じがしました。 ホールへの通路全体に拡がって成長しておらず、入り口から見て右側に片寄って成長しています。自由に移動できる範囲も制限されますので、氷筍を正面にとらえた全体像の撮影がかなり困難でした。

背丈がある氷筍は、入り口だけに見られるのはその成因によるものであり、自然の力のなすがままですから仕方がないと言えます。入り口から洞穴内に入り込んだ冬の寒気が、洞穴の天井からしたたり落ちる水滴を、地面から上へ上へと氷結して成長させるのですから・・・。

ここではストロボ使用の撮影と内部照明(ライトアップ)の両方で撮影してみました。しかし、狭い場所で上に伸びている氷筍を画面に納めるのは容易ではありません。かなりの広角レンズでないと背丈を現すことが困難でした。この場面では縦位置にしてリアルな表現にしましたが、画面が大きくなりすぎたかも知れません。
入り口の氷筍 1 ストロボ撮影・・

入り口付近からの撮影になります。ホールに入ると接近できないので、入り口側から撮影しました。

奥にあるスポットライトの照明がありますが、ストロボ光が強いので白っぽくなるのが残念です。
入り口の氷筍 2 一部分の切り取りになりますが、途中から枝分かれして成長しているのが面白いなと思います。
入り口の氷筍 3・・・全体の様子になります。 見せ場になる氷筍、ほぼ全体の様子になります。背丈が3m近くあるとのことでした。

何本あるか、画面から数えることが出来ます。
入り口の氷筍 4・・・サボテン状の氷筍。
二番目の画像から、少し左側により重なりを避けてみました。

案内の男性が、「サボテンみたいですね」と話しておられました。

また、小学生の子ども達には「十手だよ」とも話していました。
入り口の氷筍 5 一番気に入った部分の拡大です。

拡大撮影をすると、単純な内部の構造ではなく、太さや内部の白さに違いがあります。

凍る時に取り込まれた空気のためだと言います。

ホール方見た入り口の氷筍 1 照明光撮影・・・

千畳敷ホールに入り、入り口方向を見た場所に背丈のある氷筍が見られます。

中央の凹んだ場所が夏場の通路で、その上に氷筍が成長しています。

したがって、この場所が通られないので迂回することになります。

それにしても少ない数の氷筍です。
ホール方見た入り口の氷筍 2 テープぎりぎりまで接近し、三脚を使い撮影しました。カメラの感度はかなり上げてあります。

入り口通路上の人物がぶれているのはスローシャッターのためです。
ホール方見た入り口の氷筍 3 全体を捉えられる様に、限られた場所を移動し何とか撮影出来ました。

少々色調が不自然なのですが、洞内の照明器具が色々あるため、入り交じった光源になり仕方がありません。

今回の一番のお気に入り画像になります。
入り口の氷筍 6 出口方面からの様子です。ライトアップの光で、氷筍全体が白くなっています。

根元の方には、面白い形の氷筍が見えていました。別のページで紹介いたします。
入り口の氷筍 7 照明の当たった場所、当たらなかった場所との対比になります。

青白く見えているのは、照明の色光が違うからです。
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