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      リニューアル龍泉洞・百間廊下コース


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守り獅子付近から音無の滝方向を見た様子、最も洞窟らしい雰囲気を表現してみました。

百間廊下コース・・・

案内掲示板場所から地底湖入り口まで、平坦地でほぼ直線コースになります。正確な洞内地図がありませんので不明ですが、撮影しながら歩いて30分ほど経過しています。このことから判断して、およそ500m位はありそうです。戴いたパンフレットには、公開されている洞内は700m程とありました。

見学ポイントがほとんどこのコースにあり、ゆっくり周囲と上下を見ながら歩きますと鍾乳洞のすべてが見られます。しかし、ほとんどの皆さんは足下と前方を見ながら進みますので意外と早く戻ってくるようでした。以前の龍泉洞ですと、高い天井までは照明がほとんど届きませんので仕方のないことです。

トップの画像は、意図的に洞穴だなあと思わせる配置にしてあります。以前のことですが、安家洞見て歩く会に参加したときのことです。引率リーダーである日本洞穴協会会長の方から、鍾乳洞の写真(画像)についてこんなことをお聞きしました。・・・鍾乳洞を構成する鍾乳石はきれいで魅力がありますが、外国人の方には鍾乳石の美しさよりも、いかにも洞穴といった暗部の配置が好まれる様です・・・。

百間廊下コース画像のトップは、案内板の少し先の場所から撮影した洞内照明とストロボ撮影の対比です。淡い紫色のLED照明(もしかすると時間により色光が違うのかもしれません)ですが、ストロボ光線とは違い柔らかい雰囲気が見られますし、通路の足下灯の照明範囲がはっきりと分かります。リニューアルの最大のポイントが足下灯の設置だと言えます。この足下灯照明が全体に設置されており、白色LEDの光が優しく足下を照らします。


百間廊下入り口 1・・・洞内照明による様子。 百間廊下入り口 2・・・ストロボ光による様子。
百間廊下 1 百間廊下・・・

洞内を流れる水の音を聞きながら進むと、「百間廊下」と表示のある狭い通路になります。百間ですから換算すると180m程の距離があるはずです。

百間廊下を通り過ぎた場所に水流の見える場所があり、「洞内の水中にコインなどを投げ入れないようお願いします」の注意書きがありました。
百間廊下 2 百間廊下 3
百間廊下 4 天井からしたたり落ちる水滴が多い場所で、塩ビの板が張られてあります。この場所は洞内照明で撮影してみました。白っぽい照明です。

天井からは鍾乳石が見えていますが、ストロボ撮影でないとはっきりしません。

きれいな水の流れは長命の泉になります。
鍾乳石の色々 長命の泉
龍宮の門 龍宮の門・・・

百間廊下の終点付近から通路が狭くなり、ちょうど門をくぐる様に見えます。龍宮の門とは素敵な名前です。今まであまり気にしないで通っていた場所になります。

頭上注意の表示があります。
亀岩 亀岩・・・

龍宮の門から少し進んだ場所に、あたかも大きな亀の様に見える鍾乳石があります。私の予想として、洞内の鍾乳石の壁が崩れ落ち、その上に天井から落ちた水に含まれる石灰分でコーティングされた様に思えます。

側に寄って見る方向を変えて観察すると、首を突き出し洞内を歩く大亀の様に見えます。
白亜の議事堂コース入り口付近。 白亜の議事堂コース(帰り道)・・・

今まではあまり気にしていない通路でしたが、今回から必ず通過する通路になりました。通ってきた通路は進入禁止になっています。

下の画像二枚は、音無の滝手前からの様子です。ストロボ光と洞内照明による画像との対比です。
音無の滝付近通路、ストロボ撮影。 音無の滝付近通路、洞内照明で撮影。
洞穴ビーナス 洞穴ビーナス・・・

この場所も、今回新たに発見した場所になります。天井から流れ落ちる様に見える鍾乳石(フローストーン)が、あたかも彫刻のビーナスの様に見えるからです。

枠で囲んだ部分、じっくりと見ればよかったのですがストロボ撮影ではっきりとはしません。今までは、何となくくらい場所でもあり、ゆっくりと観察しないと分からなかった場所だと言えます。
音無の滝 音無の滝・・・

洞穴ビーナスの奥の方にありますが、洞壁に造られたフローストーン(流れ石)が、あたかも滝の様に見えることから命名されたと思います。

音無の滝とはうまい表現です。
地蔵岩 地蔵岩・・・

旅人や子供を守ると言われる、地蔵尊に似た大きな石筍です。床に落ちたしずくに含まれていた石灰が結晶し、床から上に成長した鍾乳石です。

天井から伸びる鍾乳石は「つらら石」と言い、一説には一センチ伸びるのに50年程、石筍は100年程要すると言われています。(※洞内案内板より)
洞内照明による月宮殿 洞内照明による月宮殿、この突き当たり奥が地底湖入り口になります。
ストロボ光による月宮殿

ストロボ光による月宮殿
石筍 1 石筍・・・

この石筍は以前からあった場所であり、足場の悪い床面に多くの石筍が見られていました
石筍 2 石筍 3・・・モルタル通路に天井からの水が穴を穿ちます。
リムストーンプールの見られる場所。 入り口方向を振り返ってみた様子です。突き当たりが洞穴ビーナス、左側に月宮殿が見えます。いかにも洞窟と言った場所になります。

この付近には私の好きなリムストーンプールが見られます。少し暗い場所ですし、説明等が無いのでほとんどの方は気がつきません。
リムストーンプール 1 リムストーンプール 2
天井部分に見られる様々な鍾乳石 1 天井部分に見られる様々な鍾乳石です。拡大画面で見ると違いがはっきりします。丸くなったつらら石、流れ落ちる鍾乳石で覆われたフローストーンがきれいです
天井部分に見られる様々な鍾乳石 2 天井の鍾乳石の様子、黒くなっていますがつらら石が見えています。LEDライトの赤・青が天井に向けられています。じっくり見ると、様々な鍾乳石が見られます。
守り獅子、そのように見える巨大な石筍方できています。 守り獅子・・・

あたかもライオンが立っている様に見える場所です。床下から成長した巨大な石筍に、天井から落ちた水の石灰分でこのような形になったと思われます。

地底湖の方を向いています。かなり大きな鍾乳石です。
地底湖入り口 地底湖入り口・・・

ここから狭い通路になり、左側通行の表示があります。実際には傾斜の急な階段を下りていきます。
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