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        リニューアル龍泉洞・地底湖


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澄み切った第三地底湖です。

地底湖・・・

地底湖の入り口から左側通行になり、狭い急傾斜の階段を奥へと進みます。下る途中の壁面に鍾乳石が見られますが、今まであまり気がつかなかった場所でもあります。地底湖コースの撮影は湿度が高く、たちまち結露しカメラもレンズも水浸し状態になります。拭いながらの撮影は大変ですが、訪れる方があまりなく三脚を利用して洞内照明で撮影した場所もあります。

地底湖を撮影する場合、水面下にあるライトの光が唯一のピントポイントになりピント合わせが大変です。背の高い手すりから乗り出してのカメラ設置になりますが、かなり高い場所でないと真下にカメラが向かず一苦労します。水の濁り等については不明ですが、前回より澄み切っていてかなり底まで写り込んでいました。

資料によると、一般公開されているのは第三地底湖まであり未公開の地底湖があると言います。以前お聞きした話では、第四地底湖は潜水して訪れる場所であり調査中とのことで、そのような未公開の地底湖が第八地底湖まで発見されているようです。

おもしろいなと思ったのは、第一地底湖から第三地底湖まで水面のレベルが同じであることです。それぞれ深さが異なりますが、水源は同じと思えるからです。(※洞内地図より)



地底湖入り口・・・

ここまでは高低差のあまりない通路ですが、この場所からは傾斜のきつい階段で下に降りていきいます。赤い字で「滑るので注意」と書かれてあります。

左側の画面に、現在位置の表示パネルがあります。今回のリニューアル工事で設けられた表示で、洞内のどこに居るのかがはっきりします。
洞穴のカーテン 地底湖に降りる途中に「洞穴のカーテン」と表示がありました。カーテンとは、天井からしたたり落ちる水分の中の結晶成分が、あたかもカーテンの様に垂れ下がった様子を言います。

この画像でははっきりしませんが、よく見るとひだ(カーテン)の様に成長している部分が見られます。
石柱が発達しています。 中央上にカーテン部分が見られます。

その下には、地上から成長した石筍と上から成長したつらら石がドッキングし、あたかも一本の柱の様になっている部分です。

これは石柱と呼ばれる鍾乳石の柱になります。
この先が第一地底湖になります。 第一地底湖入り口・・・

ここからは背の高い手すりが巡らされ、その下には地底湖が見えてきます。
第一地底湖 1 第一地底湖・・・

龍泉洞は、昔から大量の水が湧く底知れない洞穴として知られていましたが、なかなか中へは入れませんでした。龍泉洞探検は1920年代から始まり、やがて小舟を浮かべての観光も行われる様になりました。

1959年(昭和34年)、この上の崖からゴムボートを降ろして、初めて第一地底湖の調査が行われました。

(※現場の説明板より)

水深が35mあり、地底湖の照明とストロボ光による対比になります。

第一地底湖 2 第一地底湖 3
第二地底湖 第二地底湖・・・

この場所は撮影するのがかなり大変でした。通路の入り組みと手すりの関係でうまく撮影できません。

水深は38mあると言います。
第三地底湖 1 第三地底湖・・・

今まで何回も撮影していますが、これほどすっきりと底の方まで写っているのは初めてのことです。水深は98mあると言いますので、かなりの深さになります。

それにしてもよく写っていました。撮影は絞り込んでいたので数秒のシャッター速度です。結露と振動が気になりました。


第三地底湖 2 同じ場所でストロボ光にすると、表面と途中までしか分かりません。

地底湖巡りの通路はこの場所が終点になります。一般の方は今来た道を引き返しますが、35mの高さまで進む階段を上るコースがあり別名・三原山コースと言います。

第三地底湖を見下ろしながら上りますが、重いカメラと三脚を持った私にはかなりハードであり、途中で何度も立ち止まりながら上ることになります。

この場所の湿度が高く、アルミ製の階段だと思いますが水だらけになっています。
第三地底湖 3 第三地底湖 4
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