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8:27 下帯着用・・・
和田さんのお話ですと、密着取材というのは祭りの細部まで取材するということです。今回は裸参りがメインですから、下帯(褌)を着用するところから撮影しますとのことでした。
和田さんと出合うのがちょっぴり遅れた私は、下帯着用中の宮司宅脇の部屋に案内されて入りました。そこで和田さんとご挨拶し、「特別取材班」と書かれた黄色の腕章を着け撮影開始です。
全裸になり真っ白のさらしを巻き付け下帯を造り、腹の上にはさらしを何層にも巻き付けて完成です。(※この画像は和田さんが撮影したものをお借りしました) |
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下帯着用が出来上がるとその上に注連縄を廻します。途中で外れないように、後ろでがっちりと結んで貰っていました。この辺は手慣れた年配者の出番でした。
頭に巻く鉢巻きはさらしを切ってひも状にし、額の正面で結びます。たまたま見ていたら、若者の鉢巻きがうまく切れないようです。年配の方がカッターナイフで切り取りますがうまく切れません。若者は悲鳴を上げていました。 |
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左側に立つ方は、今回保存会窓口として案内を頂いた菊池さんです。私と同年代とお見受けしました。背中にザックを背負っていますが、これは着替えが入っていますよとのことでした。山頂まで登るにはこのぐらいの身軽さでないと、途中でばててしまい動けなくなります。
右側に立つ方は、裸参りに参加する正装とでも言えます。
頭には鉢巻きを巻き、結び目は正面に来るようにする。下帯と腹に巻いたさらしの上に注連縄をまく。足は白足袋を履き、本番には更にワラジを履きます。 |