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表彰式の様子から・・・

今までの私は、一の鳥居での争奪戦終了で現場から離れて家路につくのが普通でした。今回はすべての流れを記録しますので表彰式に参加しました。表彰式に先立ち、参加者全員に胡四王神社御守護とコマ(蘇民将来符)、そして蘇民袋の小片が一緒に配布されます。

その後表彰式が行われ、三本締めを行いすべての行事が終了します。

ここでは、取り主・準取り主、御守護符とコマ(蘇民将来符)配布、賞状伝達、幟旗の片付け、三本締めの様子をまとめてみました。特にも、取り主札や準取り主札の開示は、今回が最初だと思われます。和田さんが正面で撮影している側で撮影していますので、肝心の目線が合わないことをご了承下さい。私にとっては貴重な画像でした。



取主札を持つ花巻市の佐々木さん 取主札を持つ花巻市の佐々木さんです。

布札には、取主 平成二十三年 胡四王蘇民祭と墨書され、その上に神社の印「矢沢鎮座胡四王神社」の文字が読み取れます。
準取主札を持つ岡山市の重松さん 準取主札を持つ岡山市の重松さんです。


12:30 御守護符配布・・・

係の方が参加者名簿を読み上げて配布になります。今回の参加者数を把握していませんが、蘇民袋争奪戦参加者、参拝者、関係者に配布されていきます。

読み上げるとき、地元以外は出身地が言われます。それによると、遠くは岡山、京都、和歌山、茨城、東京、市川等々、かなり遠方からの参加者がありました。
名簿をy9見上げる係の方。
御守護札、コマ、蘇民袋小片がセットです。 胡四王神社御守護の札、コマ(蘇民将来符)、そして蘇民袋の小片です。私も御守護札とコマを菊池さんから頂きました。

すべての様子を撮影しましたが、一人で何組の御守護札を貰う方もあります。最後には保存会会長の中島さんの姿も見えていました。
御守護符配布 1 御守護符配布 2・・・じっと見つめる視線を感じます。
御守護符配布 3・・・この方は別の蘇民祭会場でもお見受けしました。 御守護符配布 4・・・岡山から来られた方です。
御守護符配布 5・・・ちびっ子裸の大将です。 御守護符配布 6・・・子お半纏は黒石寺の方ですね。
御守護符配布 7 御守護符配布 8・・・保存会会長さん。


12:47 表彰式・・・

賞状伝達に先立ちお二人からのご挨拶がありました。

杉山宮司・・・

皆さん明けましておめでとうございます。今年もこのように盛大に蘇民祭が開催を頂きましてまことにありがとうございます。この蘇民祭は昭和の最初に中断いたしましたけども、蘇民関係者の皆様のご協力によりまして昭和49年に復活をした奇祭でございます。これからも継続のためにご協力の程をよろしくお願いをいたします。

また、選手の方々が居ないことには出来ないお祭りでございます。どうぞ来年もご多数の選手の皆様のご来山をお待ちしております。


中島保存会会長・・・

一言御礼のご挨拶をさせていただきます。本日は非常に天気に恵まれまして選手の皆さん、関係された諸団体の皆さんのご協力を頂き盛会りに終了することが出来ました。これも皆さんの日頃の精進の賜と深く感謝申しあげるところでございます。

先ほど宮司さんからもお話がありました通り、年々盛んにはなってはきているんですが、いかんせん選手の皆さん審判の皆さんも他聞に漏れず高齢化が進んで居る状況でございます。是非若い選手の皆さん役員の方々も若返りを図って、なおいっそう精進の上継続していきたいと思っているところで御座いますので、何かとご協力ご支援を頂きたいと思っているところで御座います。

今年参加された選手の皆さんには一つお願いがございます。出来ればもう一人釣ってご参加いただければ尚いっそうお祭りも盛んになるのかなと思う所です。何かとご協力を頂きたいと思います。本日は有り難う御座いました。
(※会場での記録から)


平成23年度胡四王神社蘇民祭の結果・・・

取り主・・・ 佐々木 真「花巻市」、準取り主・・・重松洋平「岡山市」
敢闘賞・・・重松魁士(重松洋平、魁士は親子で受賞)
努力賞・・・菊池和之「花巻市」 
(※菊池寛一さんからの情報です)

今年の取り主は花巻市の方になりました。今までの取り主については分かりませんが、周囲の皆さんが話されることを漏れ聞くと、「今年は地元で良かったなあ・・」と言う方がかなり居られました。

胡四王蘇民祭を最初に撮影したのは2007年1月2日のことですが、この時の取り主副賞が小型除雪機でした。凄い副賞だなあと驚いたことを思い出しました。

挨拶される杉山宮司さん。

挨拶される中島保存会会長さん。

表彰式 1・・・取り主、花巻市の佐々木さん。 取り主 佐々木さんへの賞状伝達・・・

終始にこやかな佐々木さんですが、この時のくいいるような眼差しに惹かれました。

優勝ですから、賞状伝達、優勝旗、カップ、前年度優勝の方のレプリカ等々沢山頂いておりました。商品の清酒も、胡四王のラベルが貼られてありました。


記念写真に写る皆さん、晴れやかな表情でした。
表彰式 2 表彰式 3
表彰式 4 表彰式 5・・・記念撮影、蘇家族でしょうか・・。
表彰式 6・・・準取主重松さん。 準取り主 重松さんへの賞状伝達・・・

岡山市からの参加の方です。しかも、息子さんが敢闘賞と親子での受賞です。きっと息子さんは、将来の逞しい男衆に育っていきますね。

この時、副賞に清酒が出ました。宮司さんが別の方に手渡ししましたが、思わず「子どもに清酒かな」と言う意味のことをつぶやかれ、周囲の皆さんがあははとなりました。


努力賞 菊池さんにも賞状と盾が渡されました。
表彰式 7 表彰式 8・・・記念撮影です。親子の受賞とはおめでとう御座います。
表彰式 9 表彰式 10・・・敢闘賞のちびっ子さんに清酒が出ました、
表彰式 11・・・努力賞の花巻市菊池さん。 表彰式 12


幟旗の回収と収納・・・

表彰式と併行して、あちこちから回収された幟旗が収納されていました。資料によりますと、神社周辺の道路脇に設置された幟旗は170本ぐらいあると言います。

係の方が手際よく収納し折りたたんでいました。車で走りながら幟旗を見ますと、蘇民祭があることが分かりますので大切な役目です。
幟旗の回収と収納 1
幟旗の回収と収納 2 幟旗の回収と収納 3
幟旗の回収と収納 4 軽トラック荷台あるのは大きな看板で、縦360センチの看板は宮沢賢治記念館入り口に立て、180センチの看板は神社入り口と国道分岐点に立てると言います。


13:00頃 三本締めで終了・・・

表彰式が終了し、今年の行事の終了を祝い審判長の音頭で三本締めが行われました。

会場内の皆さんが一斉に拍手で行いますが、私が知っている三本締めと違っていましたので紹介いたします。

「しょんしょんしょっとせ、しょしょんのしょっとせ」
「よいよいよいとせ、しょしょんのよいとせ」

ここまでで一本ですから、同じ繰り返しであと二回全員で拍手します。

いやあ、壮観な三本締めでした。


三本締めの音頭を取る方々。
参加者全員で拍手をし無事終了です。ご苦労様でした。 三本締めを皆さんで行いますが、一人の男性が終始低頭していました。この方は争奪戦に最初から参加し、一の鳥居まで居られた方です。

昨年春の早池峰神社蘇民祭でもお見受けした方です。私に近い年代だろうと思われますが、その精神力と体力に敬意を表します。多分ですが、二月に行われる石鳥谷の五大尊蘇民祭でもお見受けすると思われます。