一月二十日は、毛越寺常行堂の祭神で霊験あらたかな「摩多羅神」の春祈祷の日にあたります。午後七時頃からJR平泉駅に集合した毛越寺常行講(五ヵ所の地区に分かれている)の皆さんは、午後七時半に行列を組んで常行堂まで行列を組んで進みます。この講は、二十日夜祭の蘇民祭と献膳行列を行う講です。(※岩手の蘇民祭から)
岩手の蘇民祭行事三番目にあたる毛越寺常行堂二十日夜祭は、今回で四回目の訪れになります。2009年にも訪れ駅集合から常行堂までの追いかけ撮影をしていますが、何故かその時撮影した画像はページ作成をしていません。今回訪れるにあたり、その時の様子を分析しながら行列の時間配分と撮影ポイントを決めて参加しております。
例年になく暖かい日になり、いつもの重装備の私には動き回るのに少々大変でした。長靴を履き撮影道具を持っての平泉駅往復はかなり応えるからです。今回は三脚を持たず一脚のみでしたが、夜景の大泉が池や街並みの撮影は難しかったようです。
最初の画像は、献膳行列の後ろから一緒に移動してくる松明を持った男達の様子です。平泉駅から毛越寺までの街道行列では、先頭に位置する松明のみに点火されていますが、山門を入った所で一斉に男達の持つ松明に点火されます。松明の長さは170センチ、太さ12センチあり手に持つ部分に紐、左足股にあたる部分には布が巻かれれています。かなりの重さがありそうです。
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