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          2018ビワの花・開花


江刺ふるさと探訪記  

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五枚の花ビラを拡げて咲き出した可憐なビワの花
2018ビワの花・開花・・・

ウチノメサイトでビワの花を取り上げたのは昨年からになります。前回も記述しましたが、冬の寒気にどれだけ堪えられるかがビワの花にとっての限界であると思っています。ネット資料で調べると、どうやらビワの北限はミカンと同じで千葉県周辺が限界と書かれてありました。花芽が−7度、果実が−3度で寒害を受けるとなっているので、当地(奥州市江刺の北上川沿い)では無理であると思われます。

今年は昨年よりきれいな花が咲き出しているので、うまい具合に結実しないかなあと欲が出てきます。12月末で暖冬であり、問題はこれからです。保温のために寒冷紗で木全体を完全に囲っていますが、寒気がスカスカと通過するので保温は無理だと思われます。

トップの画像は、五枚の花ビラを拡げて咲き出した可憐なビワの花です。

                                                        2018.12.27 作成

ここでは木全体の様子と、つぼみの状態、開花している花の状態、撮影している時に偶然飛来したムシ達(アブとチョウ)の様子をまとめてみました。撮影したのは11月初旬の頃になります。
ビワの木全体の様子 1 ビワの木全体の様子・・・

樹高は2m程の実生から発芽し成長した木になります。実を食べてから鉢に植え込んで発芽した3本の木、成長の早い2本の木は冬の寒さで凍結し枯れてしまいました。

細くて成長しないだろうと危惧した残りの一本、今ではかなり枝が出て大きく生長しています。先端の何カ所かに花芽が出芽し、きれいなつぼみの状態になっています。

下の画像には、色々な段階の花が見えています。
ビワの木全体の様子 2 ビワの木全体の様子 3

少し開花しかかった状態 1 少し開花しかかった状態・・・

ふっくらとしたつぼみの先端部が白くなり、花ビラの姿が見えかかってきました。綿毛に包まれたつぼみはふっくらとして暖かそうです。
少し開花しかかった状態 2 少し開花しかかった状態 3
少し開花しかかった状態 4 開花しかかったつぼみを調べてみると、花びらが開きだし開花はすぐそこまで来ている感じがします。今年の花びらはきれいなのです。気温の高い日が続いているからなのかなあと、一人合点しています。

これから寒波が来たり、積雪があって冷えるとどうなりますか。その前に受粉してくれれば良いのですが・・。
少し開花しかかった状態 5 少し開花しかかった状態 6

開花している花 1 開花している花・・・

かなり沢山の花が見えていますので、すっかり開花し受粉が出来る状態のものを探し並べてみました。

下の花は開花したばかりで、雄しべの様子からも受粉するには少し早そうです。
開花している花 2 開花している花 3
開花している花 4 雄しべの葯が色が黒っぽくなり、虫等が飛来すれば受粉が可能です。
開花している花 5 花びらが少し痛んできましたが、もしかして受粉が成立しているかも知れません。
開花している花 6 開花直後の様子で花ビラが開ききっていませんし、雄しべの先端部が拡がらず白っぽいのです。
開花している花 7 つぼみはこれから咲き出す状態ですし、開花した花の中も雄しべの色が黒っぽくなってきています。

きれいに開花している花の一つです。
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