マクロの目に戻る →


        2020カタツムリの生理現象


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 岩手の蘇民祭 ほっづぎある記 心のオアシス
ドキュメント マクロの目 江刺ふるさと探訪記  

location:uchinome.jpトップ>マクロの目>2020カタツムリの生理現象

 サイトマップ


腹足が筒状になり貝殻の外套膜に開いた穴からフンが出てくる寸前の状態です。
2020カタツムリの生理現象・・・

・・・食べたら出す、食うたらたれる・・・ 表現は露骨になりますが、これは動物の世界に見られる生きて行くための必然性になります。他の生物の命を頂いて、自らの生命を維持する動物の持つ宿命とも言えます。

たまたまアリンコの写真を撮影していたら、アスファルトの上をのそりと這っているカタツムリを見つけました。何の気なしにレンズを向けたら、なんと長い身体(腹足)が縮まって平べったい管のようになってきました。あれっと思って見ていたら、殻の入り口の外套膜に丸い穴が開き、その側からもりもりと黒い紐の様なものが出てきました。何とこれがカタツムリのふん(糞)でした。初めて見る場面なので、目が貼り付けになりました。

トップのカタツムリの画像は、腹足が筒状になり貝殻の外套膜に開いた穴からふん(糞)が出てくる寸前の状態です。

                                                       2020.09.01 作成


今まで何度もカタツムリの様子の撮影してきましたが、脱糞状態(生理現象と表記)のカタツムリは見たことがありませんでした。ここでは一連の動作の継続を撮影し、紹介してみます。タイトル表示からは不潔感等を抱かれると思いますが、もしそのような状態になりましたらお許し下さい・・。


カタツムリ・・・

有肺類、ヤマキサゴ、ヤマタニシなど、陸に住む様々な系統の巻貝を含む。ナメクジ以外の陸貝の総称。狭義には有肺類のうち、触角の先に目を持ち、球型や饅頭型の殻を持つものを「カタツムリ」、デンデンムシ」などと呼ぶ。殻のない柄眼類は一般的にナメクジと呼ばれる。

殻は取り外し可能なわけではない。殻の中には内臓が詰まっており、取ったら死んでしまう。一部の例外を除けば、植物食の種類が多い。また、雨上がりの日には殻を硬くするためにコンクリート塀に集まってカルシウムを補給する光景が見られる。

ヨーロッパではリンゴマイマイの仲間を食用に供し、ブドウの葉を与えて養殖している。フランス料理の高級食材「エスカルゴ」である。野生のものは住血線虫などの危険な寄生虫を持っている事があり、触った後は手を洗ったほうがよいだろう。

有肺類は両性具有である。ヤマヒタチオビはアメリカ産の殻の尖った肉食性のカタツムリ。他のカタツムりと比べて動きが早く、世界各地で侵略的外来種となっている。他種同様、寄生虫の中間主となるケースもある。

                                                           (※ネット資料より)

庭先のカタツムリ 1 庭先でカタツムリを発見・・・

たまたまアリンコの写真を撮影していたら、アスファルトの上をのそりと這っているカタツムリを見つけました。
庭先のカタツムリ 2 庭先のカタツムリ 3
庭先のカタツムリ 4 何の気なしにレンズを向けていた、長い身体(腹足)が縮まって平べったい管のようになってきました。あれっと思って見ていたら、殻の入り口の外套膜に丸い穴が開き、その側からもりもりと黒い紐の様なものが出てきました。
庭先のカタツムリ 5・・・長い身体(腹足)が縮まって平べったい管のようになる。 庭先のカタツムリ 6・・・長い身体(腹足)が縮まって平べったい管のようになる。
庭先のカタツムリ 7・・・長い身体(腹足)が縮まって平べったい管のようになる。 気がついた時には、かなりの長い排泄物が丸まってありました。あれっ、これってふん(糞)だよなあと後で気がつきました。

フンの排出・・・1 フンの排出・・・

二回目の放出は間もなくであり、穴の入り口からもりもりと押し出されて管状の腹足の中を通っていきました。
フンの排出・・・2 外套膜外側にある穴から黒っぽい物が見えだし、時間の経過と共にどんどん大きくなってきます。
フンの排出・・・3 フンの排出・・・4
フンの排出・・・5 腹足が管状にすぼまり、その中を排出物がするすると出てきました。次々と出て、最初に出た排出物(ふん糞)とつながったようです。

排出物(ふん糞)は薄い管状のものに包まれ、散らばることはありません。
フンの排出・・・6 フンの排出・・・7
フンの排出・・・9 予定していた排出物(ふん糞)が出尽くしたようで、穴から出てきた物が途切れたようです。

面白いのは、はっきりとはしませんが頭のほうを更にたたみかけ、直線上のふん(糞)を丸めています。うまく出来ているようです。
フンの排出・・・10 フンの排出・・・11

立ち去るカタツムリ 1 立ち去るカタツムリ・・・

管状に丸まっていた腹足が拡がり、しっかりと地面をつかんでいました。
立ち去るカタツムリ 2 立ち去るカタツムリ 3
立ち去るカタツムリ 4

脱糞後のカタツムリは、筒状になっていた腹足を平面状態に戻し、いつもの様子になり去って行きました。

きれいなカタツムリです。

放置された糞


放置されたふん(糞)は細長い状態からきれいに折りたたまれ、丸くなって地面に置かれてありました。他の動物の垂れ流しとは違い、きれい好きなのだなあと感じました。

見方を変えると、垂れ流し状態で自分の存在を他に知られるのでは無く、可能な限り小さくして知られないようにしているとでも言えますか・・。

にゃんこのふん(糞)隠しに通じますかね。


おわりに・・・

一般的な現象としては見てはいけないものに入るのでしょうが、動物にとって不可欠な現象(脱糞状態)を見て記録している恥知らず(?)の自分です。しかしこの場合、不快感や嫌な雰囲気にならなかったのは幸いでした。この状態をページにすると言ったら、息子には反対されて叱られましたが・・。誰も見ることのないカタツムリの「食べたら出す」の生理現象でした。カメラの目というのは遠慮が無いので、まずいのかなあと・・そんなことを感じています。

ご覧になって不快感を抱かれたとしたら、お詫び致します。

                     ページの最初に戻る →