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           2021ツララの滴


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滴がポタンと落ちる寸前の様子で、中に後ろの景色が映り込んでいます。
2021ツララの滴・・・

厳冬期の風物詩の一つにツララがあります。家の軒先や建物の部分に生じる無数のツララは見応えがあります。今年の冬は昨年12月中旬頃から大雪に見舞われ、軒先に積もった雪が溶けて滴(しずく)が落ちてきます。その滴が気温の低下と共に凍り、軒先などに見事なツララを造ります。気温が上がりツララが融け出すと、先端部からポタンと水滴が落ちてくるのが楽しみで、ついマクロカメラを持ちだして、滴を撮影するのが楽しみの一つにもなっています。

しかし言うは易しく、滴の姿を記録するのは容易なことではありません。滴を目で追っている内は良いのですが、これをカメラで記録し、見られる様な滴を記録するのは落下のタイミングと、慣れによる感のようなものがあり並大抵なことではありません。

厳冬期の日差しの良い日に、軒先でポタポタと落ちてくる滴をねらい偶然のタイミングを期待しての一時でした。トップの画像は、滴がポタンと落ちる寸前の様子で、中に後ろの景色が写り込んでいました。

                                                       2021.01.19 作成

ツララの先端からポタポタと落ちてくる滴、見ている分には落ちているなあと思うだけですが、これを撮影して何とか形を記録したいと思うのは誰しも思います。カメラを出して記録するには簡単な事ではありません。滴の落下を狙って、・・下手な鉄砲何とか・・の心境でシャッターを切ってもほとんどが後のまつりになります。

ここでは、何とか形を記録したいと言う思いで撮影した中から選んでみました。もちろんのことですが、何十コマというシャッターを押しての結果である事は言うまでもありません。最初はツララの先から落ちていく丸い滴の瞬間が記録出来たもの、二番目は滴が落ちる瞬間でツララにぶら下がっている状態のものとに分けて見ました。ピンボケやブレブレの物がありますがご容赦を・・・。
ツララの先から落ちていく滴 1

 

ツララの先から落ちていく滴・・

ここまで記録するのに何コマ撮影したかは内緒です。きれいな真円の滴、少し伸びた形の滴と微妙な形の違いがありますが、私としてはまずまず良い出来映えかなと思っています。

落ちてくる滴の水がきれいなので、滴の中に後ろの景色が映り込んでいました。レンズと同じで上下が反転していました。

下の二コマは、建築中の近所の家の様子が滴の中に写り込んでいます。ちなみに下の画像二枚は、シャッター速度が2500分の一秒になっていました。

ツララの先から落ちていく滴 2 ツララの先から落ちていく滴 3
ツララの先から落ちていく滴 4 ツララの先から落ちていく滴 5

ツララの先から落ちる瞬間の滴 1 ツララの先から落ちる瞬間の滴・・

この画像は、ポタンと落ちる瞬間の様子でありツララと繋がっています。かなりピンボケ気味ですが、今にも切れそうな滴が見えています。それぞれの中に背景の様子が写り込んでいますが、不鮮明です。

二番間の画像が一番きれいに見えています。

滴が切れて落下する瞬間に、ツララと滴の間に小さな水滴の膨らみが出来ています。上の画像の中間にも、小さな滴が認められます。
ツララの先から落ちる瞬間の滴 2 ツララの先から落ちる瞬間の滴 3
ツララの先から落ちる瞬間の滴 4 ツララの先から落ちる瞬間の滴 5
ツララの先から落ちる瞬間の滴 6 ツララ先端部の拡大です。落下寸前の滴の中に、建築中の家の様子が上下反転して写り込んでいました。

おわりに・・・

ツララの先で落下寸前の滴の様子を撮影してみました。この画像の横長がトップのロゴ画像に利用しています。あたかも魚眼レンズ同様に周囲の様子が写り込んでいます。

私の欲と言いますか願望として、がっちりと三脚を構え高速シャッターを利用しての撮影を試みたいものです。がっちりとピントが合い光線状態が決まっている画像、そんなことを考えると無理だなあと思えてきます。今回の撮影速度は最高が2500分の1秒であり、他のほとんどが600分の1秒から200分の1秒程度でした。

次に撮影する時は、ピンボケにならないこと、ぶれないこと等々願いが沢山あります。どこまでやれるのか、私の挑戦でもあります。
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