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         スズメの顔あれこれ


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何かを言いたそうな目つきです。
スズメの顔あれこれ・・・

先日のことですが、我が家の飼いネコ・ルナが大暴れをして何かを咥えて部屋に入ってきました。ひょいと見ると、何とスズメではありませんか。飼いネコの習性としておかしなもので、スズメやネズミ等々自分が捕獲した獲物をご主人様に見せるくせがあるようです。

ですから毎回取り上げてよく見るのですが、生命維持に支障の無い場所をがっちりと咥えて見せにやってきます。スズメにせよネズミにせよ甘咬みという言葉の通りであり、何かのはずみで放すと大変なことになります。狭い部屋の中をスズメが飛び交いますと、羽根毛が抜けてあたりに散らばります。

今回も狭い部屋の中をあちこち飛び交い、その都度壁に激突し墜落します。ちびネコのルナのジャンプ力は凄まじく、1.5m程ですと軽々と飛び上がりキャッチします。今回もキャッチした瞬間にルナを抑え込み、スズメを取り上げました。

トップの画像は、目とクチバシの線を強調し切り取ってみました。何かを言いたそうな目つきです。

                                                       2016.10.17 作成


スズメの顔・・・

普通の方法では、どうやってもこんなに接近してスズメの顔を撮影する事が難しいと思います。スズメを左手で押さえて掴み、コンデジを右手に置きモニターを見ながら気軽に撮影しました。もちろんですが、こんなに接近しての撮影は初めてのことでした。ここでは正面か見た様子、側面の様子、目の拡大、クチバシの様子、最後は足の様子です。

同じような表情が並びますが、私なりに目の視線の動きを中心に置き違いを表してみました。
正面から 1 正面から・・・

何コマか撮影した画像で、一コマ目の表情が一番のお気に入りです。じっと目線を合わせて見ていると、何かを語りかけ来る感じになります。

そんなことを思うのは私の独りよがりであり、早く放して自由にして・・と言うところでしょう。
正面から 2 正面から 3
正面から 4 正面から 5


横から見ると 1 側面から・・・

横顔が写し込まれ、特にも目の表情が生きてきます。モニターを見ながら、カメラの視線とスズメの目線が一致するように撮影してみました。

左右の違いは特にありませんが、クチバシを如何に写し込むかで表情が変化してきました。
横から見ると 2 横から見ると 3
横から見ると 4 横から見る 5


目の様子 1 目の様子・・・

こんな事は初めてのことでした。コンデジのストロボ撮影は、マクロ撮影専用のディフューザーを使用しました。そのためでしょうか、目の中に大きな丸い影が写し込まれています。

鳥の目については、資料等を見るとかなりの視力を持っているようです。大型の鳥類とは違い、小型のスズメの視力はどの位あるのでしょうか・・。
目の様子 2 目の様子 3
目の様子 4 大きな目です。ここまで接近し拡大すると、目の周囲の構造が見えてきます。私達と同様に、上下のまぶたを閉じて目を閉じます。

瞳と言いますか、かなり大きいです。多分驚いていると思われます。まぶたの周囲の毛が揃っているあたり、初めて気がつきました。


嘴(クチバシ)の様子 1 クチバシ・・・

私達の口に相当する部分ですが、クチバシの中に歯が生えてはいません。鳥たちはクチバシでついばみ丸呑みをし、胃袋に入る前の砂嚢で砕かれると説明がありました。

くちばしは短くて太い円錐形で、小さな餌をついばむために都合がよい構造となっている。(※ウイキペディアより)

最初の一コマ目と二コマ目は真上から見た様子であり、中央に区切りと言いますか線が見えています。三コマ目は真下から見た様子です。上と下では表面の造りが違い区別がはっきりします。
嘴(クチバシ)の様子 2 嘴(クチバシ)の様子 3
嘴(クチバシ)の様子 4 咥え込んだルナの体毛(白毛)がクチバシに付いてしまいました。

鼻の穴を写し込んでみました。中で二つに分かれている様子が分かります。

嘴(クチバシ)の様子 5 くちばしには鼻腔と呼ばれる2つの穴があり、それらは呼吸のためにくちばしの内側へと通じている。


爪の様子 1 足の様子・・・

スズメの足の場合、他の動物を捕まえて食べることがありませんので、単純に木の枝等に掴まる働きしか無いと思われます。

それにしても、細いながら爪の先端が鋭利に尖っています。掴まっている状態で不用意に引っ張ると、スズメも緊張し掴みますので押さえている手に傷が付きます。
爪の様子  爪の様子 3
爪の様子 4 えいやっとばかりに、爪を尖らせてみました。かなり鋭利な爪であり、枝等にがっちりと掴まります。


おわりに・・・

家の周囲にはスズメが多数見られています。色んな記事を見ると、以前に比較してスズメの姿が減少していると書かれています。確かに昔と比較して、農村地区でもスズメの巣になる茅葺きの家は完全に無くなっています。子どもの頃ですが、茅葺きのおがら(軒先)にあるスズメの巣に手を入れて幼鳥を捕獲したこともありました。

今は家の軒先にスズメの巣が作られる事はありませんが、小屋や建物の隙間に巣が作られる事があります。数年前の事ですが、孟宗竹の切れ端を造り中の節の境目を壊します。1m程の竹をまとめて軒先に置くと、うまい具合に巣箱のようになり営巣活動が見られます。設置してすぐにはスズメが警戒しますので、そのまま放置しておくとやがて竹の中から幼鳥の鳴き声が聞こえ、親鳥の給餌活動が見られます。

スズメの姿が減ったのでは無く、私達の生活習慣が大きく変化し家の周辺に巣を造られる条件が無くなったことだと思われます。


スズメ・・・

スズメ(雀、すずめ)は、スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の1種。人家の近くに生息する小鳥である。

日本では北海道から沖縄まで見られる。生息地は、都市、農村、里などの人の居住域付近であり、一年中見られる留鳥または漂鳥である。人間が住み始めた集落にはスズメも居着き、逆に人間が離れ集落が無人になるとスズメも見られなくなるという傾向がある。

形態は全長で約14〜15cmで、体重は18〜27g。シジュウカラぐらいの大きさ。日本では鳥の大きさ等を比較する場合の基準となる「ものさし鳥」と呼ばれる基本種となる。雌雄同色で、成鳥は頭部が赤茶色、背中は褐色で縦に黒斑があり、翼に2本の細い白帯がある。くちばしは短くて太い円錐形で、小さな餌をついばむために都合がよい構造となっている。

地上では両足で飛び跳ねて(ホッピング)素早く移動する。飛翔は直線的であるが、急に飛ぶ方向を変えたりすることもできる。鳴き声は一般的に「ちゅんちゅん」と表される。「チュン」という声を基調に、変化のある鳴き声を続けて発したりするが、ときに「ジュクジュクジュク」と胸を反らせながら尾を上げて激しく鳴くのは、縄張りを守る威嚇行動と考えられる。

食性は雑食性で、イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べる。また、都市部に生息するスズメはサクラの花の蜜、パン屑・菓子屑や生ゴミまで、何でも食料にする。このような雑食性が、都市部での繁殖を可能にした理由のひとつと考えられている。繁殖期には子育てのために虫を好んで捕獲する。夏から秋にかけては稲に対する食害も起こすが、稲の害虫も食べることでも知られる。
                                                         ※ウイキペディアより
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