家ネズミあれこれ・・・
春になると我が住まいは(築120年程になる昔作りの農家)、住みついているネズミが子どもを生んでちょろちょろと出てくることがままあります。幸いなことですが、かなり以前からネコが住みついています。そのせいか部屋に出てくるとはまず無いが、なぜか玄関の土間の隙間から出て来た子ネズミをネコがくわえてくることがあります。
何気なく床と畳の境目に視線が行き、黒いものを発見。なんとちょろちょろと動いています。よく見たら小さなネズミの子でした。汚いのでちり紙で掴んだら、ちょろちょろと動いて逃げようとしています。外に投げるつもりで掴んだものの、ひょいと思いついたのが子ネズミのテーマでページが構成できることに気がつきました。大きさは全長12センチ、体長6センチである。ネコに捕まったせいか少し元気がない。
ネコの習性上、捕獲した獲物を飼い主に見せるために持ち込むことがありますが、全くその通りの出来事でした。いつもとは違う雄ネコの鳴き声の変化は、「ネズミを捕まえたよ」と言う合図だったのかも知れません。全長12センチの子ネズミなので自分も嫌な感じになりませんが、これが大きな親ネズミであればちょっと手が出せません。可愛いというのは言い過ぎだが、飼育するつもりでもないので、色んな角度から撮影をし逃がしてやろうと思いつきました。
このネズミが白い色ならば、間違いなくハツカネズミと思えるほど可愛い子ネズミでした。かく言う私にしても、死んで間もなくの状態であることと、全長で12センチしかない子ネズミだから気軽にいじくり回した事になります。普通のネズミならば、例え死んで間もなくだとしても不潔であり、気軽には手を出せないからです。もちろん子ネズミだとしても、不潔さにかわりがありませんから、撮影後きれいに手を洗ったことは言うまでもありません。
トップの画像は、左手の中にそっくり入った子ネズミ、まるで生きている感じのする姿です。それにしても可愛い子ネズミでした。捕まえたのは、一ヵ月ほど前の四月初めのことでした。
2015.05.03 作成 |