オニグモの捕食に戻る

     

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おもしろい行動 1 16:13・・おもしろい行動

クモの巣の糸に絡まったアブラゼミですが、なにせ捕らえたクモより身体が大きいのです。本来であれば糸でぐるぐる巻きにし、それから巣穴に運ぶはずですがそうはいきません。

小さな昆虫等ですと、みるみるぐるぐる巻きにされて行くのですがあまりにも大きいのです。ですから糸から切り離し上の方に運んだのを見て、これで終わりかなと思った私です。

※これから以後のクモの行動は、私の思い込みで書いて
  います。すべてのクモが同じ行動を取るとは思われま
  せんのでお断りです。
おもしろい行動 2 今日の収穫は・・と言わんばかりの動作です。クモの命を何日維持できるのか不明ですが、大きな身体のセミですから、「やったー」とでも言いたくなります。

このまま上まで運んでいくのかなと見上げていましたが、あるところで移動しくなりするするとクモが降りてきました。

何するのだろと見ていたら、糸に吊されたセミの身体を回りながら糸を巻き付け見る見るうちに身体が白くなっていきます。

つり下げられたセミは、程なくしてクモの糸の中に埋もれていきました。なるほどなあでした・・。
一気に糸を巻き付ける 1 一気に糸を巻き付ける 2
一気に糸を巻き付ける 3 一気に糸を巻き付ける 4
一気に糸を巻き付ける 5 一気に糸を巻き付ける 6
邪魔になっていた羽もすっかり糸の中に入り、前足だけが残っています。この時点でクモはまだ生きており、かろうじて足が動いているのみでした。

おい変わらず大きな目が隠されて居らず、じっと見ていると何かを言いたそうですが、問いかけないことにします。
やっと糸巻きが終わったようです。それにしても、わずかの間に大量の糸を出しますのでクモにしても大変だと思います。ネット資料で調べると、クモは余分の糸を再利用するために食べるとと言います。
15分ほどの狩りでした。巣穴に運ぶ所です。 16:15・・巣穴に帰ります

今日の獲物を引き上げて巣穴(隠れ家)に戻れます。クモの仲間は誰も見てはいないのですが、今日は大漁だとかけ声をあげているのかもしれません。

軒先を見上げていたら、自分の狩り場である網を持ち上げて帰るかああ・・、そんな雰囲気になりました。これから餌にされるセミは、毒液で昏睡状態か仮死状態だと思われます。

以前に何回も書いていますが、私にとって「クモ」の仲間は苦手生物の一つに入ります。怖いとか言うのではなく、大型のクモの場合はじっと見るのはともかく触れるのはとんでもないことです。もちろんクモと言ってもいろんな種類があり、身近な草花の上にいる巣を張らない可愛いクモは別です。

クモの立場で文章を書いています。セミの立場からすれば、餌にされる瞬間死んでいるのでしょう。そう思わないと可哀相で見ていられません。食う物と食われる物、軒下でのバトルでした。
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