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新兵器登場・・・

コンデジのマクロ機能活用で、簡単に拡大撮影で細部を撮影出来ることに驚いた私です。その後、もっと驚く顕微鏡モード搭載のコンデジがある事を知りました。もちろん顕微鏡撮影とは言っても、実際にはレンズ先端部1センチ接近のマクロ撮影が可能と言うことです。

息子からネット掲載の記事を見せられてすごいなあと思いました。500円硬貨表面の顕微鏡モード撮影によるものですが、肉眼では見ることが出来ないPの文字の刻印を見つけました。そんな刻印があるなんて、知らなかったこともあり一気に興味と関心が高まりました。

新兵器の名称は、「オリンパス スタイラス TG−4 タフ」です。早速購入したことは言うまでもありません。以下の画像は、同じアズキゾウムシの別な面からの画像です。まだ使い慣れていないこともあり不十分ですが、以前より格段に鮮明な画像が撮影出来るようになりました。
TG−4 タフ画像 1 背中上から見た全身像・・・

クシ状の触角はメスと説明にはありましたが、ノコギリ状のオスとの区別がはっきりせず判断に悩みます。
TG−4 タフ画像 2 別の個体ですが、腹部上から見たの様子になります。この触角はノコギリ状なのでしょうか。ちょっと判断に悩みます。
TG−4 タフ画像 3 アズキにつかまっているように見える姿勢ですが、拡大画像にすると目の複眼が見えてきます。これには驚きです。

触角の様子は、クシ状の個体とは違いノコギリ状でした。
TG−4 タフ画像 4 穴の開いていないアズキは、きれいに洗えば食べることが出来ると思いました。念のためにつぶして中の様子を調べて「ゲーッ」となりました。

何と何と、アズキから成虫になって出る寸前のサナギのような状態の虫がいました。頭のように見える右端は胴体の尻の部分であり、羽根が造られて開いていました。

穴が開いていないからと煮ていたら、とてもじゃないですが食べられる状態のアズキではありません。下の画像のような虫が住みついているのですから・・・。
TG−4 タフ画像 5 TG−4 タフ画像 6
TG−4 タフ画像 7 穴の開いていないアズキを砕いてみました。アズキから出てくる寸前の姿に成長したゾウムシが見られました。

頭がはっきり分かりますし、何よりもノコギリ状の触角が判別出来るのです。と言うことはオスの個体になります。
TG−4 タフ画像 8 上の部分と同じアズキですが、ちょっぴりアングルが違います。頭部と触覚がはっきりしています。

何となく一匹ではなく、二匹なのかなと思える身体の大きさです。資料の説明によると、アズキの中で成長する幼虫は二匹以上のものもあるとのことです。

おわりに・・・

カメラの持つ機能はどこまで進化(進歩)するのでしょうか。扱いやすさと廉価(デジタル一眼に比較して)が売りなのですが、それなりの画素数(1600万画素)を持ちA3サイズまでなら遜色の無い画像が得られます。

身の回りにある生き物の拡大の目、これから興味と関心が向きそうな新しい分野の発見です。何よりも一眼レフによる困難な撮影機材の設定と撮影技術、これがワンタッチ・カシャッですから堪えられません。

言わずもがなのことですが、デジタル一眼で撮影して得られる画像のクオリティーは、コンデジ画像とは格段に違うことを忘れてはなりません。
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