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             アリの巣

マクロの目 江刺ふるさと探訪記  

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卵を抱えて右往左往している中にじっくりと動かないで居る大型のアリ(女王アリ)の存在です。
アリの巣・・・

庭の片づけをしていた時のことです。置き忘れていたブロックがじゃまになったので除けることにしました。よいしょと動かしてびっくりです。ブロックの裏側に大量のアリの集団がくっつき、しかも、白い卵を抱え込んでいる小アリが群がっていました。良く見ると、小型の赤アリと大型の女王アリがうごめいているではありませんか。悪いことをしたなと思いつつも、しばらくぶりにアリの生態を撮影する事にしました。

いつも使っているマクロカメラの出番です。間近に女王アリが見られるのは嬉しいことです。

トップの画像は、卵を抱えて右往左往している中にじっくりと動かないで居る大型のアリ(女王アリ)の存在です。しばらくぶりに見ましたが身体が透き通ってきれいでした。

                                                       2022.06.27 作成

庭先のブロックを持ち上げる 1 庭先のブロックを持ち上げる・・・

持ち上げた時は、小型の赤アリが居る事に気がつきました。卵をくわえた小型のアリが動いています。地下に通じる穴が何カ所かありました。

持ち上げたブロックを置いて驚きました。ブロックの裏面に無数の赤アリがうごめいています。
庭先のブロックを持ち上げる 2 ブロックの裏面(地面側)にくっついている小型赤アリの集団です。しかも、白い卵をくわえているアリたちが大量に見られました。いきなり巣を壊されたので慌てて移動しています。
庭先のブロックを持ち上げる 3 大量の小型赤アリたちの集団です。良く見ると、卵をくわえた赤アリと大型の身体の女王アリが居ました。

女王アリの様子 1 女王アリの様子・・・

白い卵をくわえている赤アリと、中にゆったりとした動きを見せている大型の赤アリ(女王アリ)の様子を撮影してみました。

良く見ると、細長い卵の白っぽい中に黒い部分が見えています。かなり孵化が進んでアリの成体になりつつあるように見受けられました。
女王アリの様子 2 女王アリの様子 3
女王アリの様子 4 女王アリ、周囲の赤アリと比べて身体が大きく丸みがあります。
女王アリの様子 5 女王アリの周辺には、卵をくわえた赤アリ(この場合働きアリ)がうごめき卵を移動させて居ました。

ばらまかれた卵をくわえる赤アリ 1 ばらまかれた卵をくわえる赤アリ・・・

ブロックコンクリートの裏面には無数の卵がばらまかれ、慌てて移動しています。撮影が終わったので、同じ場所にずれないように戻しましたが、かなりつぶれたりする卵があったと思われます。

ばらまかれた白い粒、中で孵化を待つ新しい生命が育っておりました。

ばらまかれた卵をくわえる赤アリ 2 ばらまかれた卵をくわえる赤アリ 3

おわりに・・・

撮影した小型の赤アリの大きさですが、体長5ミリほどありましたか、正確なサイズは測定しておりません。取り乱された白い卵ですが、中に黒い部分が見られ孵化間近だと思われます。表現が適切では無いと思われますが。ブロックの上に白米をばらまいたように見えていました。

卵は下あごの牙でがっちりとくわえられ、新しい場所に移動されています。巣を動かした私は悪いことをした思いで一杯でした。


アリ・・・

アリは、ハチ目・アリ科に属する昆虫である。体長は1〜30ミリの小型昆虫で、人家の近くにも多く、身近な昆虫のひとつに数えられる。原則として、産卵行動を行う少数の女王アリと、育児や食料の調達などを行う多数の働きアリ、餌を得るための狩りや巣の防衛を担う兵隊アリが大きな群れを作る社会性昆虫である。

世界で1万種以上、日本で280種以上がある。

社会性昆虫であり、同種であっても、カーストによって形態が異なる。繁殖をする雌雄(雄と女王)、それに働き蟻(雌)は形態的に区別できる。働き蟻の中に、さらに複数の形態差が見られる場合もある。繁殖行動を行う雄アリと雌アリには翅がある。女王は、後に翅を切り離して無翅になる。それに対して、働き蟻は当初から翅を持たない。数の上では、これが圧倒的に多いので、一般的にはアリは無翅の昆虫との印象がある。

アリは卵−幼虫−蛹−成虫という完全変態を行う。卵から蛹までを保護しながら家族単位で生活することがよく知られている。蛹では繭を作る種類と作らない種類がある。いわゆる社会性昆虫の代表格であり、真社会性を持つが、実際にはかなりの多様性を含んでいる。

成虫は性別や役割に応じて「女王アリ」「働きアリ」「兵隊アリ」「雄アリ」「新女王アリ」と分化していることが一般的によく知られている。一般的には、雄アリと女王が交尾し、その後、女王が単独で営巣、産卵する。孵化した子が成長すると働きアリとなり、その後は女王が働きアリを産み続けることで、群れは大きくなる。女王が複数存在する例も少なくない。・・・以下省略
                                                          ※ネット資料より

卵は下あごの牙でがっちりとくわえられ、新しい場所に移動されています。
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