![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
---|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
location:uchinome.jpトップ>自然の表情>風景の表情>花巻市・イギリス海岸>その2>その3 |
サイトマップ |
瀬川合流点から500m程上流・・・ さらに500m程上流に向かい川底に降りる道を探していましたが、何とそこは他家の畑になり作業中の男性が居られました。ここからの様子は、自家用の船を昇降させるための船着き場から許可を得て川底に降りにおり、そこから下流に立ち入り撮影した画像です。 |
川底の甌穴(おうけつ)・・・ 特にも興味があったのは、川底に丸い窪みが沢山あったことです。下流で見た場所では溝状でしたが、ここは窪みがかなり多く見られます。 最初は何気なく見ていたのですが、窪みを良く見ると中には必ずという程石ころが入っています。丸い石ではなく角のあるままの石でした。思わずこれは甌穴(おうけつ)と同じだなあと思い新しい発見でした。泥岩層はやわらかいので、平らな川底に石が転がり何かのはずみでその場所に引っかかり、水流で転がりなが周囲を削り取っていきます。 一関市厳美渓で見られる甌穴は、いずれも硬い岩石同士なので周囲を削りながら自らも削られて丸くなっています。 |
![]() |
川底の窪みに気がつき調べてみました。小さいものは握り拳程度であり動かすと転がります。乾いていれば拾う気にもなったのですが、水あかだらけの汚い感じなので拾いません。 |
![]() |
![]() |
![]() |
大きな穴では30cm程の角石が入っていたものもあり、すでに流れ去って何もないものもあります。 この石を動かすとぐらぐら揺れます。 |
![]() |
イギリス海岸お気に入り・・・ ここからは上流で撮影した中から、イギリス海岸と言えるお気に入り場面を紹介いたします。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
おわりに・・・ 自家用船着き場に戻ってきたら、案内された男性が滑りやすい斜面にゴザを敷いてくれていました。崖の上で男性が仕事をされていたので声を掛けてお礼をしました。この場をお借りして改めて感謝いたします。 今まで覚えていて訪れなかったイギリス海岸です。今回偶然の機会から三度ほど訪れましたが、水が引いている時期が最良であることは当然です。それと、太陽の高度のことでした。天気の良い日の午前十一時前、泥岩層特有の色合いを見せてくれます。 イギリス海岸について詳細を知りたくなり、ネット資料等から検索していたら面白い話題を見つけました。9月21日は宮澤賢治の命日でもあり、花巻市では「賢治祭」が開催されます。命日の21日にイギリス海岸出現を目指して、上流のダム放水の流量を調節し出現可能な水位まで下げるという試みです。 国土交通省や岩手県、電力会社の全面的な協力で、今まで五回実施されてきたと言います。例年であれば台風のシーズンにあたり、流量調節しても水位の低下が期待できないこともあり、実現したのは平成21年だけであったと言います。今年もその計画がありましたが、予想外の渇水ですでに出現しているためダム流量調整は見送りと報じられました。ちょっぴり期待もしましたが、これ以上水位が低下しても昔の風景は川の流れの変化で無理だと言われます。 |
← 前のページに戻る | 花巻市・イギリス海岸の最初に戻る → |