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        2012平泉町・晩秋の毛越寺


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大泉が池東端にある「州浜」と対岸の常行堂周辺の紅葉水鏡。

今年になって毛越寺を訪れたのは三度目になります。最初は1月20日に行われた「二十日夜祭」、当然ですが真冬の夜ですから大泉が池はがっちりと凍結していましたし、境内は雪があり通路も凍っていました。二回目は7月15日に行われた「平泉水かけ神輿」でしたが、境内までは入っていないので撮影するのは二回目となります。

紅葉撮影を主にするならば、今回はかなり遅い時期になってしまいました。今までも何回か紅葉撮影に訪れていますが、落葉する前が良いのは言うまでもありません。私が好きな毛越寺の紅葉は、遣り水付近と常行堂、そして、大泉が池東側通路にあるカエデの木と湖面の対比です。この場所はカエデの紅葉をとおして水面を見たとき、何とも言われない風情を見せるからです。

晩秋の紅葉を求めて、一関市釣山公園・毛越寺を訪れたのは11月16日のことでした。かろうじて紅葉の風景を撮影できましたが、散策路は落ち葉の下になっています。一関市の帰り、何気なく毛越寺脇を通過したら多数の観光バス・乗用車が駐車しています。ほっづぎ親子も紅葉撮影と張り切って境内に入りました。

かなり終わりに近い紅葉ですが、きれいな色合いが大泉が池に映え水鏡状態で見とれてしまいます。釣山公園とは違い、落葉しているはずなのに落ち葉が見あたりません。境内や池の畔はきれいに掃き清められ、落ち葉が片付けられていました。

順路に従い大泉が池畔を散策していたら、出島・池中立石の部分に土嚢が積まれ修復作業をしています。現場には画像と解説があり、昨年の東日本大震災で立石が傾き修復中と書かれてあります。土嚢の中は水が抜かれ、今まで見ることの出来なかった池の底の様子を撮影できました。

トップの画像は、大泉が池東端にある「州浜」と対岸の常行堂周辺の紅葉水鏡になります。

ここでは、毛越寺晩秋の紅葉と出島・池中立石修復作業の様子を紹介したいと思います。


南大門跡に向かう散策路。 晩秋の毛越寺紅葉

拝観券販売所から少し進んだ場所右側に、大泉が池に出る通路があります。そこから左に進むと南大門跡に向かう散策路になります。

毛越寺・中尊寺等が世界遺産に登録され、目に見えて観光客が多くなりました。しかし、毛越寺は境内が広いこともあり、それほど混みあっている感じがしません。
土嚢で囲まれた出島・池中立石部分です。 大泉が池・出島・池中立石修復作業

州浜の側にある出島と池中立石の場所です。この周辺に土嚢がびっしりと詰まれ、水が抜かれた中で測量がされていました。

昨年の東日本大震災で立石が七度程傾き、原状に戻されたと言います。今回は修復作業と言うことで、立石と出島周辺が作業中でした。

今まで何回となくこの場所を撮影していますが、水が抜かれ池の底の様子をはっきりと見られるのは珍しいことだと思います。