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    胆沢ダム・試験湛水 石淵ダム堰堤出現


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  サイトマップ

開通した猿岩附近の湖畔道路から見た様子。胆沢ダム堰堤と石淵ダム堰堤との対比です。

石淵ダム堰堤出現・・・

平成二十五年十月十二日付け地元新聞二紙の一面記事に、「胆沢ダム満水から最低水位へ、試験湛水終了」の見出しで特集記事が組まれました。昨年秋のダム堰堤工事の完了共に十二月三日から試験湛水が始まり、設計上の最高水位まで水を貯めます。その後徐々に水位を下げ、最低水位まで水位を下げながらダム堤体や地盤の調査を行い、十月十一日に異常なしの結果が出されています。

この水位変化の経緯は、胆沢ダム工事事務所WEBのサイトでリアルタイムで公表され、毎日楽しみながら見てきました。実際に胆沢ダムサイトまで出かけて撮影したのは四月十一日が最後であり、それまでの様子はすでにサイトで紹介しています。


試験湛水の経過

@平成24年12月3日   試験湛水開始
A平成24年12月30日  最低水位到達 EL304m
B平成25年4月15日   平常時最高水位到達 EL345.6m
C平成25年5月6日    満水時最高水位到達 EL356.6m
D平成25年5月19日   平常時最高水位に低下 EL345.6m
E平成25年10月11日   最低水位に降下 EL304.0m
                                      (※試験耐水より)


ここでは、一旦水面下に沈んだ石淵ダム堰堤が、試験湛水の過程で水位を低下させる事により再び水面上に出てくる様子を紹介いたします。実際の撮影は、国道397号線からしか出来ません。石淵ダム堰堤出現の情報は、胆沢丸ごと案内所のブログからです。

石淵ダム堰堤の高さ(ダム天端)は海抜323mですから、ダム水位が海抜323m以下でなければ堰堤天端部が見えないことになります。


蜂谷橋から 1・・・台風後の増水で泥水です。 9月17日の様子・・・

9月14日、胆沢丸ごと案内所のブログに石淵ダムが見えているとの書き込みがありました。すぐにでも現地に行きたかったのですが、丁度台風が襲来し大雨になり動くことが出来ません。

三日後の17日に現地まで走りましたが、ダム湖面は泥水になっており水位が上昇していました。この時の水位は、EL326mであり3m水面下になっていました。
蜂谷橋から 2 訪れるたびに定点撮影している蜂谷橋から見たダム堰堤内側の様子です。前日の大雨により泥水状態の湖面になっていました。

遙か彼方に取水塔の部分と堰堤が見えています。
蜂谷橋から 3 取水塔部分の拡大です。この場所の山肌に伸びるコンクリート製の土留め、いつ見てもきれいだなあと思います。
蜂谷橋から 4 山肌部分がもろに出ている傾斜面です。湖面から上に一定の距離を置いて岩石の色が変化していますが、洪水時水位まで貯められていましたので変化したものです。

この日は上流までは行かず、蜂谷橋で引き返しました。堰堤が見えていた場所まで行ったとしても、石淵ダム堰堤天端部が3m水面下にあり、しかも泥水状態ですから見えないのです。

蜂谷橋から 1 10月3日の様子・・・

10月2日にダム水位の変化を見たら、EL312mでした。これならがっちりと出現したダム堰堤が見られます。

おなじみ蜂谷橋から見たダム堰堤内側になります。
蜂谷橋から 2 ダム堰堤内側部分と取水塔部分の様子になります。それにしてもかなり水位が低下している様子が分かります。手前のダム底の土の部分が広くなり、重機で整地した様子が分かります。
蜂谷橋から 3 取水塔と背後のコンクリート整地斜面がきれいです。

金華山から見た堰堤 1 金華山のある場所・・・

いつ頃金華山の石碑が安置されたのか、以前は無かった場所です。

この場所の道路脇から湖面を見下ろすと、真下に石淵ダム堰堤と取水塔、上流に目を向けると猿岩やかつての隧道口、さらには上流に架かる奥州湖橋を見ることが出来ます。

斜面のススキ等々が撮影する妨げになります。やがては整備され、猿岩を見る絶好のポイントになりそうです。
金華山から見た堰堤 2 排水塔と堰堤部分です。ダム堰堤は水面から3m以上の高さがあります。水没する山の斜面、何故か土留めの袋が整然と置かれていました。

金華山の前から目線を上流側に移すと猿岩が見え、かつての道路と隧道入り口が見えています。隧道トンネルの上には四枚の看板があり、残念ですが文字までは読み取れません。

双眼鏡等見れば分かるかもしれません。もちろん水没する前に訪れなければなりませんが・・。
金華山から見た猿岩方向 1 金華山から見た猿岩方向 2
金華山から見た猿岩方向 3 金華山前から上流が見える場所まで戻ると、景観ががらりと変化し素晴らしい眺めになります。

満水時であれば猿岩の根元まで水が来るので、奥にある奥州湖橋が浮き立って見えるはずです。

この画面では小さくて分かりませんが、ボートが一隻動いており三名ほどの方が何かを調査されていました。
金華山から見た猿岩方向 4 八月以降臨時共用が廃止され、道路の舗装工事が行われていました。この時点でまだ開放されていませんが、春先に通った砂利道は舗装道路になっていました。

赤倉沢橋から 1 赤倉沢橋より・・・

もう少し堰堤部分を見たくなり、赤倉沢橋まで行ってみました。遠方の木立越しですが堰堤部分の全体が見えてきました。

昨年訪れた時は重機が入り、取水塔や建物等を解体していました。
赤倉沢橋から 2 堰堤と水門(ゲート)のあった場所です。完全にコンクリート部分だけを残し解体されていました。

谷子沢橋から 1 谷子沢橋から・・・

旧国道397号を見たくなり谷子沢橋まで移動しました。この場所からは事務所部分や取水塔は見ません。
谷子沢橋から 2 道路部分を拡大してみました。松林の枯れている部分、かなり上まで満水時には水位が上がることになります。
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