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蜂谷橋から 1 10月14日の様子・・・

胆沢丸ごと案内所のブログを見ていたら、つぶ沼先の湖畔道路が開放されている事を知りました。待ちに待った情報なので早速出かけてきました。

蜂谷橋から見たおなじみのダム堰堤内側です。最低水位(海抜304m)達成は三日前の11日でしたが、本日の水位は海抜306mほどでした。

下の画像は、取水口周辺の様子と崖斜面に印された水位の跡(泥等)です。
蜂谷橋から 2 蜂谷橋から 3
蜂谷橋から 4 蜂谷橋を隧道トンネル方向に進み、道路の様子を取り込んでみました。

金華山の場所から・・・

天気の良い日曜日でもあり、国道397号は交通量がかなり多い様に見受けられました。前回訪れた三日の時は取水塔の下は水面だけでしたが、今回は湖底部分がはっきりと現れていました。
取水塔は一基で、奥に見えるのは排水塔だと言います。手前の取水塔上部は解体され、基礎部分しか残っていません。

十月三日でも同じ場面を紹介しましたが、猿岩下をくぐる隧道口が見えています。
猿岩方面がはっきり分かる場所まで移動し、胆沢川の様子を見ると水の貯まっている場所がはっきり分かります。湖面の状態にあるのは猿岩手前までであり、それより上流は細い流れになっています。

湖畔道路 1−1 湖畔道路 1・・・

十月三日は通行できなかった道路が開放されています。
勝手に湖畔道路と名付けていますが、かなりの距離がありますので三カ所から撮影してみました。猿岩方向に進むにつれて、石淵ダム堤体背後に胆沢ダム堰堤が写り込んできます。

この場所に来て驚いたのが、使命を終えて沈み込んでいる石淵ダムの堰堤部分です。今は湖底の泥の移動を調節する第二の使命と言います。
湖畔道路 1−2 湖畔道路 1−3
湖畔道路 1−4 つぶ沼からの道路を降りた付近から見た石淵ダム堰堤です。堰堤全体の様子が分かりますが、堰堤背後に位置する胆沢ダム堰堤は見えていません。

中央の道路跡は以前の旧国道で、ダム事務所から崖沿いに走る道路でした。

湖畔道路 2−1 湖畔道路 2・・・

猿岩までの途中にあたる場所からの撮影です。石淵ダム堰堤の奥に胆沢ダムの堰堤が見えてきます。

水位が低下しているため、水没していた湖底部分が島の様に見えています。
湖畔道路 2−2 湖畔道路 2−3
湖畔道路 2−4 石淵ダム堰堤部分の全容が見えています。排水塔がそのままの形で残っていました。

湖畔道路 3−1 湖畔道路 3・・・

奥州湖橋のカーブ手前あたりからの景観です。ここからの眺めは、水門ゲート跡の背後に胆沢ダム堰堤が重なりますので見所だと思います。

私のお気に入りは、水門ゲート跡の背後にそびえ立つ胆沢ダムの堰堤の偉容です。胆沢ダム堰堤の高さは海抜323m、常時満水時の水位は海抜345mですから完全に水中に没します。
湖畔道路 3−2 湖畔道路 3−3
湖畔道路 3−4 正面に取水塔跡と事務所があった場所です。この場所はカーブになっていて、水門ゲートの場所を道路から見下ろすことが出来ました。

何回かこの場所まで来て、屋上展望台から猿岩方向を眺めたものでした。
湖畔道路 3−5 猿岩北側の隧道入り口附近です。拡大画面では沢に造られている砂止め(砂防ダム)が分かります。隧道はその奥にありますが、この場面では見ることが出来ません。

弘法の枕石公園 1 弘法の枕石公園・・・

4月22日に訪れた時は工事中であり、雪解け後のぬかった場所でした。あれから半年近く経った今、ここまでの道路はきれいに舗装され、公園地内もアスファルトできれいになっていました。

天気が良かったこともあり、一足早い紅葉見学の方々が多かったと思います。前回には無かった案内石碑等が整備されていました。
弘法の枕石公園 2 弘法の枕石公園 3
弘法の枕石公園から見た猿岩周辺 1 公園地内から胆沢川を眺めると、ほとんど流れが無い干上がった状態です。猿岩の傾斜には水が貯まった跡が残され、ここまでの高さがどの位あるのか興味があります。

4月末に見た時は、平常時満水時以上の水位ですから海抜350m近くはありました。そんなことを思いながらこの場所の水深を予測すると、40m位あるのかなと思います。

すっかり干上がった猿岩周辺川底ですが、ダム完成後には流量調節をするのでこのような状態にはならないと言います。
弘法の枕石公園から見た猿岩周辺 2 弘法の枕石公園から見た猿岩周辺 3
弘法の枕石公園から見た猿岩周辺 4 水が貯まると猿岩が浮かび上がり、素晴らしい景観になります。

中央右端に以前の道路の隧道入り口が見えています。
猿岩下にある隧道入り口 上の画像を望遠レンズで拡大すると隧道が分かります。

北側にある隧道入り口です。山肌の上まで色が変わり水位の跡が分かります。

満水になると隧道は水没しますが、水がきれいに澄んだとしても隧道は見つけられないと思います。隧道の上にはトンネルの名称看板がありますが、そこまでは読み取れませんでした。「猿岩隧道」とでも書かれていますか・・。

一番のお気に入り、胆沢ダム堰堤と石淵ダム堰堤のコラボ。

10月14日の石淵ダム堰堤・・・

湛水試験完了の少し前、10月3日の胆沢ダムの水位は海抜312mほどでした。湛水試験の最低水位は海抜304mですからまだ何日かかかりそうです。このページの冒頭に、・・・平成二十五年十月十二日付け地元新聞二紙の一面記事に、「胆沢ダム満水から最低水位へ、試験湛水終了」の見出しで特集記事が組まれました事を紹介しました。

あれから半月後(10月27日)の水位は海抜325mほどあり、石淵ダム堰堤(堰堤天端標高323m)は完全に水中に沈みました。特集記事の説明によると、今後流入量調節等により最低水位まで下がることはほとんど無いと言います。そんなことを思うと、この画像は今後見られないことになります。良いタイミングで撮影できたなあと嬉しくなりました。

胆沢ダムをまだご覧になってない方にお知らせですが、十一月中旬頃には冬期間に備えての交通止めになります。天気の良い時をねらって、是非猿岩方面へ足を伸ばして下さい。

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