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        2015八幡平市為内・一本桜


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八幡平市為内(いない)・一本桜・・・

そもそも為内一本サクラのの存在を知ったのは、八幡平のサクラの名所を検索してからのことになります。岩手山裏側の隠れた名所、上坊の一本サクラに何回か来ましたがその時出てくる名所に為内の一本サクラがありました。最初は為内(いないではなくためないと読んでいた)の漢字が読めなかったし、場所の特定が不確かで八幡平インター付近までは足を伸ばしては居ませんでした。春になると上坊のサクラが気になるのですが、為内の一本サクラも気になって居ました。

たまたまですが、新聞紙上にきれいな様子が紹介され一気に訪れる気持ちが高まりました。盛岡市まで来る用事があり、午後の時間を使って八幡平市まで一走りです。岩手山サービスエリアでナビに情報(緯度経度)を入れ、ナビのガイドで走り出しました。

しかし、ナビの指示通りに走ったもののとんでもない間違い座標でした。あちこち振り回されての走行、ついにはインター付近のガソリンスタンドお聞きすることになりました。こんなことなら始めから聞けば良かったのですが、ナビを過信したつけでした。

スタンドの女性に、「さっきも聞かれたよ。この道路どこまでもまっすぐに行けば看板があるから」とのこと。そんな会話を側で聞いていた地元の男性、「自分も今そこに行くので付いてきて下さい」と言うことで無事目的地に到着です。

トップの画像は、現地の丘の下側から見た様子になります。幾分花が少なく、さびしい一本桜でした。


為内(いない)の一本桜・・・

ここ為内山には、元村社伊那々伊澤神社があった。明治の初期(一八七十年ごろ)に熊野権現、秋葉天王、稲荷の三社を合祀したが、ここは集落から離れ、参拝にはきわめて不便であった。

大正八年(一九一九年)、野駄・小森の現在地に神社移転を決め、社殿を新築して村社としての面目を一新した。そしてこの地はやがて人々の記憶から薄れていった。

しかし一本だけ残された桜が丘の頂で長年の風雪に耐え大木に育っていった。いつ植えられたかは詳らかでないが、今では見事な花を咲かせ、人々の目を楽しませてくれる。

平成二十一年三月十八日  為内の一本桜を守る会
                                                       ※現地の案内看板より


                                                      2015.05.01 作成


一本桜入り口 1 八幡平インターから進んだ分岐点・・・

スタンドの女性のおっしゃる通り、しばらく進んだところに一本桜の案内看板があり、ここから300mとのこと。

迷って走っていた時、この少し手前の神社まで来ていましたが、あと少しの所でした。
一本桜入り口 2 晴れていれば、岩手山と案内板が絵になりました。かすかに岩手山が見えています。

案内の男性について来ましたが、道路脇が駐車場だから止めて良いからとのことでした。

下の画像は、道路から少し下った場所から見上げた一本桜の丘です。光線状態が良くないためすっきりとした様子には見えません。

広角レンズと望遠気味レンズの画像になります。
一本桜入り口 3 一本桜入り口 4
一本桜入り口 5 帰りに光の状態が良くなったので、かなり離れた場所まで移動し一本桜の丘を眺めてみました。

案内看板には「為内山」と書かれてあり、この丘全体が昔の村社のあった場所だと言います。
一本桜入り口 6 それにしても一面の赤土です。火山灰土だと思われますが、耕作が大変なように思います。

桜の開花はかなり少なく、満開なのですが見栄えが良くありません。

一本桜の丘入り口 1 一本桜の丘入り口・・・

きれいに整備された丘の入り口、柵の周囲は私有地なのでしょうか立ち入りが出来ないようになっています。

入り口道路脇にカーブミラーがありました。何気なく見ていたら桜の丘と通路の柵が映っていました。遊び心で映し出してみました。
一本桜の丘入り口 2 丘の由緒等が書かれた案内看板、その後ろには一本桜が見えています。

下の画像は、丘の上につながる柵を組み合わせて見ました。
一本桜の丘入り口 3 一本桜の丘入り口 4
一本桜の丘入り口 5 丘に登る途中で桜を見上げたら、真正面に太陽があるではありませんか。これでは完全に逆光線になり絵になりません。何とか工夫して太陽を取り込んで見ました。

丘の上の様子 1 丘の上の様子から・・・

一本桜の素晴らしさにつられて側まで来てみると、絵にならない大きな木があるだけ。木の周囲には石碑と思えるものが置かれてあります。

わかりきった事ですが、一本桜は遠くにおいて眺めるものと決まっています。小岩井の一本桜、上坊の一本桜、いずれにしても遠くにおいて愛でるものです。
丘の上の様子 2 丘の上の一本桜、実際は何本かに分けつしたものと見ました。ざっと数えても五本の大きな幹があります。土の中でくつかっているのかどうかは分かりませんが・・。

下の画像はきれいに耕された赤土の大地、その下の方には田んぼも見えています。
丘の上の様子 3 丘の上の様子 4
丘の上の様子 5 垂れ下がった枝にはかなりの花が付いており、光線の状態ではきれいに映えると思われます。

撮影している場所には、訪れる方が途切れなくあり撮影をしていました。

枝振りをよく見ると、場所によっては葉桜とも言えそうでした。気をつけてみると、きれいに咲き誇っている場所もあります。
丘の上の様子 6 丘の上の様子 7

やっと出会えた「為内の一本桜」です。訪れた時間が午後二時を過ぎていますので、丘の上の桜は完全な逆光線になりました。案内された男性の言ではありませんが、来年機会があったら空が澄み切って岩手山が見える午前中に訪れたいと思います。

案内された男性に、この場をお借りして御礼申し上げます。
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