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      宮城県気仙沼港・寸描あれこれ


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一般県道大島浪板線に架かる大島架橋(愛称:鶴亀大橋)の姿です。
宮城県気仙沼港・寸描あれこれ・・・

気仙沼港は大好きな漁港の一つであり、最低でも一年に一回は訪れ港の風景やお魚市場での買い物を楽しんでいました。大震災後は遠ざかっていることは仕方がありません。

半年程前のことになりますが、所属する団体の研修として気仙沼市へ出かけたてきました。研修会場は湾内を一望に見下ろせる「気仙沼プラザホテル」です。このホテルは、「ウミユリの化石」が露出する2億8000万年前の地層の上にあり、ここから湧き出る高濃度塩化物温泉は浴槽で身体がプカプカ軽くなる珍しい温泉「気仙沼温泉」です。

「ウミユリの化石」に興味があったので地層の岩盤を調べましたが、肝心の場所は柵で囲われ接近しないとはっきりとはしませんでした。遠くからはそれとなく形がわかるのみでした。

高台にそびえ立つホテルのロビーから、眼下に広がる気仙沼湾が一望出来ます。初めて訪れたホテルですが、眼下に広がる風景を見ていて気がついた事がありました。今まで知らなかったことですが、気仙沼大島へのアクセスは連絡船で行くしかなかったのですが、間もなく陸路で連絡出来る「気仙沼大橋(愛称:鶴亀大橋)」の建設が進んでいたことでした。

一般共用になる大島架橋(愛称:鶴亀大橋)の完成は、平成30年度が予定され工事が進んでいます。お隣宮城県のことでもあり架橋工事については全然わかりませんでした。たまたまですが、ホテルの高い展望ロビーから見下ろしたために気がついた事でした。

トップの画像は、一般県道大島浪板線に架かる大島架橋(愛称:鶴亀大橋)の姿です。一日の早い完成が待たれ、完成したら私も大島まで足を伸ばしたいなと思いました。ここでは、寸描あれこれと題して撮影した気仙沼湾の画像から紹介してみます。
                                                       2017.12.11 作成


撮影した内容は、展望台から見た気仙沼港の様子、大島架橋(愛称:鶴亀大橋)の姿、サンマ漁船・花咲丸の様子、サンマ漁獲用の集魚灯について画像をまとめてみました。
気仙沼港の様子 1 気仙沼港の様子・・・

いつもは海岸線の護岸の上から海を眺めるのですが、今日はかなり高い高台の上からです。天気が良く晴れ渡った海はすっきりとし、遠くまでの様子が望めました。

手前はホテルの駐車場、その右端がおなじみのお魚市場です。
気仙沼港の様子 2 海を眺めていたら、大島からの連絡フェリー船がやってきました。手前の白い大型漁船の前を、フェリー船が港に入ってきました。

しばし、移動する船の様子をご覧下さい。
気仙沼港の様子 3 気仙沼港の様子 4
気仙沼港の様子 5 船着き場の手前にある半島には、茂みの中に猪狩神社、奥の方に五十鈴神社があります。木の茂みで見えていません。
気仙沼港の様子 6 ホテルから降りて岸壁に出てみました。護岸のよごれ具合から今の時間帯は干潮時だなあと思いました。

右上に笹の葉を付けた船のマストが見えていますが、今回紹介するサンマ漁船「花咲丸」です。私はそこまで歩いて船の様子を撮影しました。


大島架橋(愛称:鶴亀大橋)の姿・・・

知らなかった建設中の大島架橋(愛称:鶴亀橋)の様子です。かなり遠くにありますが、何とかわかる様に撮影してみました。


事業概要・・・

気仙沼湾に位置する大島は、本土との交通手段が船舶のみであり、住民の日常生活における利便性の向上や救急医療などの安全・安心の確保はもとより、当該圏域の観光振興及び地域間交流を図る観点からも架橋の整備が求められてきました。

さらに、平成23年3月11日に発生した「東北地方太平洋沖地震」により、大島地区の住民が長期間の孤立を余儀なくされるなどの甚大な被害を受けたことから、大島架橋の必要性が再認識され、災害時の緊急輸送路としての機能を向上させ、気仙沼市のまちづくり計画とも調整を図り、平成30年度の完成を目標に事業を推進します。

橋梁諸元・・・

橋梁形式・・鋼中路アーチ橋、橋長・・356m、支間長・・297m、桁下高・・32m以上。

特徴・・・

経済性、構造性に優れた最も合理的な形式です。橋脚部の斜面が急峻なため、橋梁のバランスを確保出来るアーチ形式を採用しています。国内最大級の支間長とし、桁下の航路を確保しています。橋梁本体を東北地方太平洋沖地震時の津波以上で整備します。周辺の風景になじむよう、白を基調とした配色にしています。

                                                       ※頂いた資料から転記

大島架橋(愛称:鶴亀橋) 1 ホテルロビーからの遠望です。標高がある場所ですと遙か彼方に橋梁がくっきりと見えています。

海岸線の堤防からは見えにくいと思います。
大島架橋(愛称:鶴亀橋) 2 望遠効果を効かせ、少しだけ拡大撮影をしてみました。

丁度フェリー連絡船が入ってきました。現在はこれが唯一の公的交通手段です。

やがてフェリー船も役目が完了し引退することになります。
大島架橋(愛称:鶴亀橋) 3 カメラで拡大撮影をしてみました。拡大画面にすると取り付け部分の様子などが見えてきます。

平成30年度内に完成して欲しいと思います。

こうなると私も、一回はフェリーに乗って大島に行かなくては思います。

橋梁の下を他の船が航行しても良い高さになっていると言います。


サンマ漁船・花咲丸 1 サンマ漁船・花咲丸・・・

何トンあるかはっきりしませんが、かなりの大型漁船であると思いました。船籍が根室市とは、ちょっぴり驚きです。

たまたまですが見ていたら、船首の底部分からスクリュー渦が発生し、水平に岸壁から離れていきました。多分ですが、船尾付近にも同じ構造があり水平移動が可能になっていると思いました。

この装置、今の大型船には必ず着いているようです。花咲丸が位置の変更する様子になります。
サンマ漁船・花咲丸 2 サンマ漁船・花咲丸 3
サンマ漁船・花咲丸 4
スラスターは、当初は大型船の離岸/着岸のために開発された、船を横方向に動かすための装置で、そのためにサイドスラスターとも呼ばれる。

近年、そのシステムがプレジャーボートなどの小型船舶にも使われるようになった。船首に設置したスラスターをバウスラスターと呼び、船尾に設置されたサイドスラスターはスターンスラスター と呼ぶ。 ※ネット資料から


花咲丸は接岸位置のままですーっと離れていき、方向転換をして船首が反対向きになりました。
サンマ漁船・花咲丸 5 サンマ漁船・花咲丸 6
 7 サンマ漁船・花咲丸 8
サンマ漁船・花咲丸 9 フェリー船が来たので花咲丸はストップしました。フェリー船からは、警告音の汽笛が鳴らされていました。

船の相互の動きは、見ていた私にとって珍しい光景に思えました。
サンマ漁船・花咲丸 10 岸壁に接岸していたのは右舷側でしたが、反対向きになり左舷側が見えてきました。

左舷には集魚灯が7基しかありません。こちら側からサンマが水揚げされるので広い場所が確保されています。
フェリー船・・亀山 1年後にはフェリーの役目が完了し、航路はなくなるのでしょう。最初にも書きましたが、一回は乗船してみたいなあと思いました。

船首・船尾に「フェリー亀山」と書かれてありました。
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