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代かきアート・・・

家の周辺の田んぼでは、稲刈り終了後に田の耕起をして冬を迎えます。春になり再度耕起をした後水を張り、その後しばらくしてから田植えのための代かき作業が行われます。ほとんどの場合、田んぼの端の方からトラクターが入り水と土を撹拌し田植えが可能なところまで撹拌します。

今回偶然のタイミングでしたが、代かきの作業をアートの感覚で撹拌している様子を30m上空から撮影することが出来ました。全く偶然のタイミングでしたが、田んぼの表面にトラクター走行の軌跡が見事に描かれている場面の記録です。本当にラッキーなタイミングであり、周辺の水張り田んぼの様子とともに撮影しました。

ここでは「代かきアート」と名付けてその作業の様子を紹介致します。
代かきアート 1 代かきアートの発見・・・

あえぎながら階段を上り30メートルのカントリー屋上まで移動しました。一息ついて南側の我が家を撮影している時、真下に見えている田んぼに規則的なトラクターの軌跡を発見・・。

この模様は何だろうと同行した友人に聞いたところ、○君は几帳面だからなあ・・とのことでした。私にはアート感覚を持ち合わせた方だなあと納得です。作業はどんどんはかどり、田んぼの模様が変化していきます。
代かきアート 2 代かきアート 3

代かきアート 5 最初の計画である景観撮影もありますので、付ききりでのトラクターアート撮影は出来ませんでした。

望遠気味の撮影でトラクターを追いかけ、田んぼの表面の変化を記録してみました。
代かきアート 6 代かきアート 7

代かきアート 8 一番距離が離れている体育館側の田んぼの様子になります。

最初は長い方向での代かき作業でしたが、その後、角度を変えての代かきに変わりました。それもトラクター一台分の間隔を開けての作業です。

遊び感覚と言いますか、誰かに見せるものでもありませんが、たまたま私達がカントリー屋上にいて下の田んぼを撮影しているとは思ってもいなかったはずです。
代かきアート 9 代かきアート 10
代かきアート 11 作業が進み半分ほどの場所まできました。田んぼに描かれた流れる様な曲線軌跡から、今度は直線感覚での作業になりました。

最後は全部つぶし、隣の田んぼの様に一面の水張り田んぼの様子に変化します。

トラクターの様子 1 トラクター作業の様子・・・

ここでは望遠撮影によるトラクター作業の様子を記録してみました。30m上空から見下ろした作業の様子、かなりの望遠効果が出ていますので運転席の中まで写り込んでいます。

めり込みを防ぐ意味で後輪の外側にはドラム状の車輪が付けられています。この頃見かけるトラクターは、後輪が車輪では無くキャタピラー(クローラー)が付けられています。ぬかるみの場所で効力を発揮するとのことでした。
トラクターの様子 2 トラクターの様子 3
トラクターの様子 4 トラクターの様子 5
トラクターの様子 6 畦畔の手前で方向転換をし左側へとつぶしていきます。以前の作業はトラクターではなく牛馬の出番がありましたが、現在はほとんどがトラクター作業であり効率化が図られています。

田んぼの軌跡 1 田んぼの軌跡・・・

代かき作業に入る前の遊び心の軌跡です。前後の車輪の跡で刻み込まれた二本の線、おもしろそうな場所を選んでみました。

もちろん私の感覚ですから好み等の違いがあり得ますのでご容赦を・・。
田んぼの軌跡 2 田んぼの軌跡 3


田んぼの軌跡 4
おわりに・・・

カントリーエレベーター屋上からの眺めは素晴らしく、一面の水張り田んぼの様子を眺めることが出来ました。登る前は、いつもの田植え前の水張り景観撮影がねらいでしたが、30m上空から見下ろした瞬間最初に描いていたねらいが大きく変化しました。

田んぼに描かれたトラクターの軌跡、最初は代かき用具を田んぼ面から浮かせ車輪だけの軌跡が描かれています。二本の車輪の軌跡が見事な画像に変化します。特にも、直線部分の軌跡に対し曲線部分を交わらせアートの表現です。トラクター運転者は遊び心と絵心が無ければ、このような表現は出来ないと思われました。

私達の登る時間が早くても遅くても、このようなパターンの撮影にはなりませんでした。改めて耕作者の方へ感謝の気持ちを捧げたいと思います。
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