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          2015庭のカタクリ開花


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開花を待つカタクリの株

2015庭のカタクリ開花・・・

我が家の野草園、カタクリの種子を植え込んでから何年経つのでしょうか?。ざっと数えただけでも二十年近くにはなっていると思われます。学生時代からなじんでいたカタクリの花は、可憐な春の使者とも言われる「ヒメギフチョウ」の採集から始まりました。退職して自由な時間が出来た頃、何とかカタクリを家の回りに植えられないものかと試行錯誤した結果、六月頃に山に入りカタクリの実を採集することから始まっています。

それ以後毎年カタクリの実を採集し、決まった場所に撒き散らしています。以前の記事にも書きましたが、まかれた種子からはほぼ確実に発芽し可愛いカタクリの葉が見られる様になります。しかし、順調にいって平均七年の時間が経過しなくては開花まではいきません。その間に何度も野ネズミに球根を食われ、楽しみにした発芽はおろか跡形も無くなったこともありました。

今年の開花は数えてみたら二十個以上はあったでしょうか、年々増えていく開花の数は嬉しくなる反面、ネズミ対策で毎年野山からカタクリの実を採集し播種しなくてはなりません。ヒメギフチョウを追いかけて半世紀以上経過していますが、いまだにカタクリに惹かれている私です。

気のせいですが、今年は平地の雪が少なかったこともあり植物の芽生えが早そうです。家の周囲でカタクリの姿を発見したのは三月中旬のことでした。ここでは、カタクリの花芽の様子を撮影し紹介してみます。カタクリの花は葉っぱの大小にかかわらず、発芽した株から葉っぱが二枚出ている株にしか花芽がつきません。いくら大きな葉っぱでも、一枚では葉っぱで終わりですから不思議なことです。

トップの画像は、つぼみが大きくなり間もなく開花する株です。紹介する画像は特定のカタクリ株の追跡では無く、その時撮影した株の中から適切な状態を選び画像化したものです。

                                                      2015.03.31 作成


地上に出てきた花芽 1 丸い茎だけの状態で地上に出てきた花芽です。
地上に出てきた花芽 2 茎状の花芽が生長すると葉っぱが二枚現れ、その間からつぼみが出てきます。

このままの状態では開花にはなりません。
地上に出てきた花芽 3 二枚の葉っぱの間からつぼみがのぞいている様子が分かります。

どんどん上に伸びル 1 葉っぱもつぼみももそのままの状態で、どんどん上に伸びていきます。
どんどん上に伸びル 2 大きく伸びた葉っぱは、やがて両側に開いて伸びていきます。
どんどん上に伸びル 3 成長するとつぼみの状態になり、このままどんどん上に伸びていきます。
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