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location:uchinome.jpトップ>自然の表情>植物の表情>早春の庭・芽生え探し>その2 |
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福寿草・・・ 春を告げる花の代表である。そのため元日草(がんじつそう)や朔日草(ついたちそう)の 別名を持つ。福寿草という和名もまた新春を祝う意味がある。江戸時代より多数の園芸 品種も作られている古典園芸植物で、緋色や緑色の花をつける品種もある。 花期は初春であり、3〜4cmの黄色い花を咲かせる。当初は茎が伸びず、包に包まれた短い茎の上に花だけがつくが、次第に茎や葉が伸び、いくつかの花を咲かせる。 この花は花弁を使って日光を花の中心に集め、その熱で虫を誘引している。その為、太陽光に応じて開閉(日光が当たると開き、日が陰ると閉じる)する。葉は細かく分かれる。夏になると地上部が枯れる。つまり初春に花を咲かせ、夏までに光合成をおこない、それから春までを地下で過ごす、典型的なスプリング・エフェメラルである。 花びらがパラボラアンテナのようになり、太陽光を花の中心に集めているとは知りませんでした。 |
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ギョウジャニンニク・・・ ギョウジャニンニクはネギ属の多年草。 北海道や近畿以北の亜高山地帯の針葉樹林、混合樹林帯の水湿地に群生しており、そのほとんどの繁殖地は国立公園などの自然保護区である。 |
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カタクリ・・・ カタクリ(片栗)は、ユリ科カタクリ属に属する多年草。古語では(かたかご)と呼ばれていた。雪解け後に落葉樹林の林床で真っ先にカタクリやニリンソウなどが葉と茎を伸ばし花を咲かせる。その後枯れて地上部の姿が消える。 早春に10cm程の花茎を伸ばし、薄紫から桃色の花を先端に一つ下向きに咲かせる。蕾をもった個体は芽が地上に出てから10日程で開花する。花茎の下部に通常2枚の葉があり、幅2.5〜6.5cm程の長楕円形の葉には暗紫色の模様がある。地域によっては模様がないものもある。 開花時期は4〜6月で、花被片と雄しべは6個。雄蕊は長短3本ずつあり、葯は暗紫色。長い雄蕊の葯は短いものより外側にあり、先に成熟して裂開する。雌蕊の花柱はわずかに3裂している。地上に葉を展開すると同時に開花する。日中に花に日が当たると、花被片が開き反り返る。日差しがない日は終日花が閉じたままである。胚珠は長さ2mmほどの長楕円形である。 早春に地上部に展開し、その後葉や茎は枯れてしまう。地上に姿を現す期間は4〜5週間程度で、群落での開花期間は2週間程と短い。このため、ニリンソウなど同様の植物とともに「スプリング・エフェメラル」(春の妖精)と呼ばれている。種子にはアリが好む薄黄色のエライオソームという物質が付いており、アリに拾われることによって生育地を広げている。 |
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空蝉・・・ 春の芽生えとは関係が無いのですが、撮影するために地面に目をこらして探していたらセミの抜け殻(空蝉としゃれてみました)が多数目に入りました。そう言えば昨年はセミが一気に羽化し、鳴き声を競っていたような気がします。 地中生活の長いセミの幼虫時代を思うと、羽化してから競って鳴く一週間ほどが地上に出てきたセミの使命です。競って鳴くのは子孫繁栄のためですから当然です。 地表の草むらにころがっているセミの抜け殻を見ていると、昔の人が空蝉と名付けた意味が分かるような気がしてきます。 |
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