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          2016彼岸花あれこれ


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紅花の方が背が高くなり白花を追い越している状態の画像。

2016彼岸花あれこれ・・・

秋も深まると各地で咲き乱れる彼岸花が話題になります。体調不良になる前は、あちこちの彼岸花を求めて撮影して歩きました。印象に残る圧巻的場所は、大崎市古川羽黒山公園の彼岸花でした。羽黒山公園全体が真っ赤な絨毯で覆われ、立体的な配置とも言える崖の斜面が深紅に燃え、場所を変えての撮影に忙しかった記憶が残ります。その時撮影したページは皆さんに人気があり、彼岸花の時期になるとかなりのアクセスがありました。

我が家の彼岸花も父母の家からの球根移植が起源であり、年々増えて結構楽しめる程になっています。突然変異株とも言える白花彼岸花、2010年に北上市にある父母の家の庭から移植したものです。最初はたった一本の花が咲いていましたが、あれから六年経過した今年は六本以上の白花彼岸花が誕生しました。

白花と従来の紅花を一緒に植え込んでいましたが、何故か白花の方が成長が早く咲き出したようです。ここでは白花紅花混合での彼岸花あれこれと題してページを作成してみました。

トップの画像は、紅花の方が背が高くなり白花を追い越している状態の画像です。来年はどうなりますか、楽しみな彼岸花です。

                                                       2016.10.08 作成



紅白彼岸花 1 9月26日でしたが、やっと咲き出した白花彼岸花です。気がついて数えてみたら、何と6本以上のつぼみがあり楽しくなりました。

紅色彼岸花は少し生長が遅れまたつぼみの状態でした。

原因は球根が風雨にさらされむき出しになっていたことです。

慌てて土をたっぷりとかけましたが、それからつぼみが出てきたようでした。他の場所では、同じ頃咲き出していました。
紅白彼岸花  地上部から上の縦位置の状態で、かなり画像が大きくなります。

この程度の基礎土台では、雨に洗われて土が無くなるようです。
紅白彼岸花 3 9月30日の花の様子です。完全に開ききっている白花に対して、これから開花する紅花が入り交じっています。
紅白彼岸花 4 先に咲き出した白花を左前に置き、つぼみ混じりの紅花を後ろに配置してみました。

バックが日陰ですから、凄く浮き上がって見えています。
紅白彼岸花 5 ほぼ真上から見た様子です。中央下に、白花の小さい株が見えています。全体に生長が遅れたらしく、花も背丈も小さく可愛い花でした。

クロアゲハの飛来 1 クロアゲハの飛来・・・

撮影していたら、今の時期には珍しいクロアゲハが飛来し蜜を吸うべく口吻を伸ばして探していました。

他の花の方が蜜が多く吸いやすいのに、なんでここに来たのか興味を持ちました。おまけに、吸蜜行動をしているのは紅花のみです。白花は先に咲き出しているので、蜜は無くなっている・・、そう思ったのでしょうか。

吸蜜行動がおもしろかったので、アゲハの位置と口吻の伸ばし方を見ながら撮影しています。画像数が多いのですがご覧下さい。
クロアゲハの飛来 2 クロアゲハの飛来 3
クロアゲハの飛来 4 クロアゲハの飛来 5
クロアゲハの飛来 6 クロアゲハの飛来 7

クロアゲハと可愛いクモの巣
おわりに・・・

彼岸花を撮影していたら、立派なクロアゲハの飛来がありました。カラタチやレモンの木に産み付けられたクロアゲハの卵、今年はがっちりとマクロ撮影でかなりの卵を確保し幼虫を野に放しました。まさかと思いますが、その内の1頭なのかなあと思いたくなります。

彼岸花に吸蜜活動で飛来したのでしょうが、今の時期クロアゲハはあまり見られないからです。なぜならば、これから産卵し孵化したとしても、サナギになれるまでの成長はとうてい無理な時期になっています。そんなことから、私の放した幼虫なのかなあと勝手に思い込んだのでした。

今の時期ですと、彼岸花よりももっと大きな花があるのでしょうが、何故貧弱な彼岸花に飛来し口吻を差し込んでいるのでしょうか。それと、白花彼岸花が沢山あるのにそちらへの飛来が見られなかった事です。クロアゲハの場合、色の識別が出来ないのかなあと思い込んだりもしますが、花の密の有無による臭いに惹かれるものだろうと思います。この時期、立派なクロアゲハに出会えたなあと思いました。

最後にこの画像を配置したのは、もう一つの発見があったからです。大きく開いた彼岸花の拡がりの先に、何と何と小さなクモの巣が展開されてありました。間違っても、こんな大きなクロアゲハが引っかかる訳は無いのですが、花の影にはクモがいる。巣を張るものや、茎と同じ色の体色のクモ達等々です。小さくても、オニグモのような巣を展張させていました。間違っても引っかかることの無いようにと願うと、クモたちは生きて行く事が出来ません。生き物の世界は厳しいものです。この世の中、食う者と食われる者との戦いです・・。
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