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         実りますかビワの実?


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開花していると思われるきれいな状態の花?の切り出しです。

実りますかビワの実?・・・

子どもの頃の想い出ですが、陸前高田市で育った私は道端に生育しているビワの木に実がついていることを記憶しています。人目を忍んでもいで食べたこともあり、家にビワの木があったらなあと思っていたことがあります。しかし、広田は岩手の最南端の南国であり、内陸部の江刺では冬期間の寒気で凍結し生育は無理であると思っていました。

今から十数年以上前のことになりますが、ビワの実を食し、食後に残された大きな種子をダメ元で地植えをしたことがありました。三個の種子から発芽した芽はかなり大きな木になりましたが、冬期間の寒気で凍結し二本が枯れてしまいました。かろうじて残された一番ひ弱な木が大きくなり、今では2mを越すほどになりました。

11月の始め、気がつかないまま放置しておいた木に、何とビワの花と思える膨らみが五ヵ所ばかり着いているではありませんか。ネットで調べた花の様子とは違いましたが、もしかしたら花が咲いたのではと期待しました。11月の末ですが、心なしか丸く膨らんできました。・・・タイトルを「実りますかビワの実?」・・・と題しましたが、願わくば初めての実生である「ビワ」になって欲しいと見守る毎日です。

トップの画像は、開花していると思われるきれいな状態の花?の切り出しです。よく見ると中央に雌しべの柱頭部の様に見えています。タイトルに実りますか・・と題してみました。
                                                       2017.12.17 作成



ビワの木に花芽が作られ、開花していることに気がついたのは11月の始めでした。今まで大切にしていた苗木でしたが、まさか花が咲いているとはついつい気がつかなかったことでした。花を見つけた時はすごく嬉しくなり、何とか実生の苗から本物になって欲しいと注意をしてきました。

今年は雪が降るのが早く、まさかと思っていた矢先の発見です。その後二回ほど雪に積もられましたが、シートをかけて寒気対策をしなくてはと思いつつ未だにそのままです。撮影したビワの花と実になりつつある状態です。何とかして初めての実生ビワを手にしたいものです。 11月1日から日付けに従っての撮影になりました。


ビワ・・・


原産は中国南西部で、日本では四国、九州に自生し、多くは果樹として栽培される。樹高はおよそ10メートルほどになる。葉は濃い緑色で大きく、長い楕円形をしており、表面にはつやがあり、裏には産毛がある。枝葉は春・夏・秋と年に3度伸長する。若枝は、淡褐色の細かい毛に覆われている。

葉は互生し、葉柄は短い。葉の形は20 cm前後の長楕円形で厚くて堅く、表面がでこぼこしており葉脈ごとに波打つ。縁には波状の鋸歯がある。葉の表面は初めは毛があるが、生育するにつれて毛はなくなり光沢が出てくる。葉の裏面は、淡褐色の毛に覆われたままである。

花芽は主に春枝の先端に着く。花芽は純正花芽。花期は11〜2月、香りのよい白い5弁の花を群がりつける。葯には毛が密に生えている。自家受粉が可能で、初夏に球形から卵形をした黄橙色の実をつける。果実は花托が肥厚した偽果で、全体が薄い産毛に覆われている。果実の中には大きな赤褐色の種子が数個ある。

栽培種を蒔くと簡単に発芽するので、観葉植物として楽しむことが出来る。生長が速いので剪定で小型に育てると良い。実生苗の結実には7〜8年の歳月を要する。
                                                         ※ウイキペディアより


11月1日・・・

ビワの花と思える丸い膨らみと、花が咲いている様に開いている様子が見えていました。

このことから、もしかしたら花が咲いているのではと判断しました。ビワの花としては初めて見ることになるので、興味がすごくありました。

真冬にかけての開花です。温暖地方では可能としても、岩手ではどうなるのかなあと判断に苦しみました。

暖かそうな産毛状態での全体構造です。覆われているつぼみの部分は良いとして、開いた状態では寒気の影響をもろに受けそうです。

開花が終わった部分では先端から花びらの様な物が出ています。

中央部にははっきりと開花状態で開き、中の構造が見える部分がありました。

少しごちゃごちゃしてますが、私なりに開花していると判断しました。
つぼみの中が分かる部分を探し、画像の整理をしてみました。

狙っている部分は中央部のつぼみです。
微妙な位置の調整をし切り出して見ました。

周辺には、すでに開花が終了したと思われる部分、花の中から何かが飛び出している部分、二をした様に塞がりかけている部分と様々です。
二個の花の部分、明らかに開花しています。
一番良い状態の拡大部分です。かろうじて中の構造が分かります。

11月19日積雪中のビワ 11月19日積雪中のビワ・・・

朝起きたら雪がびっしりと積もっていました。慌てて雪を除け、乾きつつある状態のビワの木を撮影しました。この時は雪のため、花芽を見つけることが出来ませんでした。
11月27日の様子 1 11月27日の様子・・・

資料にはこれから花が咲くとありましたが、当地ではまさかと思いました。全体がふっくらとしており、このまま丸くなって欲しいなと願うところです。
11月27日の様子 2 何カ所かあるビワの実の部分をしっかりチェックしたら、何と何と丸くなってきている実の側に今開花が終了したと思える部分を見つけました。

実の先端部から、咲き終わりに見えているへたの様な部分が残っていました。
11月27日の様子 3 細かい部分までしっかりと探したら、開花終了間近と思える花を発見・・。資料にあったこれからが開花時期に当たるというのが正しかったようです。

まさか雪の中では開花しないと思われますが、雪囲いが必要であることを実感です。右下の部分が開花している状態になります。やはりありました・・。
11月27日の様子 4

開花終了部分の拡大です。小振りの花ですが、間違いなく開花していました。このような状態の花を見つけると嬉しくなります。

手の届かない高い部分には、多分ですがまだまだあるはずです。雪の中ですので、脚立の使用が限定されますのでちょっぴり困難を伴う作業になります。防寒シートをかけながら、慎重に見つけてみたいなと思います。

朝起きたら大量の積雪です。 12月13日・・・

朝起きたら大量の積雪です。ビワの木はご覧の様にしなだれ、よく折れないものだと感心しました。感心するどころではないのですが、慌てて雪を払いのけ、すっかり乾燥するまで軒下に寄せました。

12月14日の様子 1 12月14日・・・

乾燥し何となくふっくらと見える様になりました。この状態ですと花の時期は終わり、時間と共にふっくらと丸くなり大きくなっていくと思われます。

これから降る雪対策と寒気に直接当たらない様にする防寒処理をしなくてはなりません。窓ガラス断熱シートで大きな袋を作り、すっぽりとかぶせる計画でいます。

下の画像二コマ、同じように見えていますが、何とか大きくなって欲しいなと願うところです。
12月14日の様子 2 12月14日の様子 3
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