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        2020シラネアオイの開花


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寒さに負けずぐいぐいと成長している株の様子です。

2020シラネアオイの開花・・・

五月になり、サクラの便りは北上です。サクラの追いかけを毎年やっていた私も、コロナ騒動に影響されて家からどこにも出ていない(出られない)のが現状でした。したがって、家の周りの植物たちの観察が唯一のテーマになってしまいました。こればかりは仕方ありません。

我が家のシラネアオイは、北上の父親の庭園から今の場所に移植していますので、数えるならばうん十年という事になります。北上の父親の庭園と言えば、かなり大きなシラネアオイが群落で成長していました。我が家の場合は問題があるようで、知らないでいるうちに株数が減少し、あれれと思った時は消えて無くなっていたことがあります。肥料等はやっていませんので、段々背が低くなり消えて無くなるのかもしれません。

その後、山野草直売所から購入して移植し今の姿があります。白色の花ビラに惹かれ購入して定植しましたが、いつの間にか消えて無くなりました。また購入しなくてはと思うこの頃です。

トップの画像は、寒さに負けずぐいぐいと成長している株の様子です。
                                                       2020.05.01 作成


季節の変化を敏感に感じ取る植物たちの成長は目を見張るものあり、4月10日頃には庭のシラネアオイの出芽が見られました。出芽したシラネアオイの成長は早く、株の成長の差があるものの早いものでは20日頃には開花です。ここでは株の成長の差がありますが、開花までの様子を追いかけて見ました。


シラネアオイ・・・

シラネアオイは、キンポウゲ科(シラネアオイ科として分けることも多い)シラネアオイ属の多年草。深山の植物。日本固有種の1属1種である。

北海道から本州中北部の日本海側にかけての山地帯と、亜高山帯のやや湿り気のあるところに分布している。高さは20〜30cm。花期は5〜7月頃。花弁はなく、7 cmほどの淡い紫色の大きな萼片が4枚あり、美しい姿をしている。

和名は、日光白根山に多く、花がタチアオイに似ることからシラネアオイ(白根葵)と名づけられた。別名で「山芙蓉(やまふよう)」、「春芙蓉(はるふよう)」ともいう。
                                                          ※ウイキペディアより

4月10日出芽 1 4月10日出芽・・・

毎日寒い日が続いていましたが、ひょいとのぞいたシラネアオイが芽を出していました。この場所移植してから何年になるのでしょうか、ほぼこの時期の花として楽しませてくれているシラネアオイです。
4月10日出芽 2 シラネアオイは不思議な花で、くるりと丸まった葉の中には白いつぼみがくるまれていることがあります。出芽して地上に出ると、すでに葉や花が形造られています。
4月10日出芽 3 4月10日出芽 4
4月10日出芽 5 4月10日出芽 6

4月23日頃の様子 1 4月23日頃の様子・・・

最初は真っ白な色のつぼみなので、もしかして白色のシラネアオイかなと思ってしまいます。

しかし、つぼみが大きくなるにつれてうすい紫色がつき始め、開花する頃はきれいな紫色に変化しています。
4月23日頃の様子 2 白いつぼみの拡大です。本当に真っ白で、もしかしてと思わされます。やがて薄紫色がつき始め、開花する頃にはきれいな薄紫色になります。
4月23日頃の様子 3  4月23日頃の様子 4
4月23日頃の様子 5

画像で見るとかなり背が高いように見えますが、我が家のシラネアオイはあまり大きくはなりません。せいぜい20センチから30センチほどです。花が散ると大きな実が着き、その中には沢山の種子が造られています。

私はその種子を採りだし、あちこちにばらまきます。やがてその場所で発芽するから面白いのです。

成長の違いはありますが、色々な形の様子を並べてみました。

4月23日頃の様子 6 4月23日頃の様子 7
4月23日頃の様子 8 4月23日頃の様子 9
4月23日頃の様子 10 やっと四枚の花びらが確認出来るようになりました。

4月26日の様子 1 4月26日の様子・・・

きれいに開花しました。4枚の花びらが対称的に並び、薄紫色の花びらが映えます。

二個の花を並べてみました。
4月26日の様子 2 4月26日の様子 3

可憐なシラネアオイです。彩りが何とも言われません。
おわりに・・・

この株の親は北上の父親の家から移植したと書きましたが、北上の家のシラネアオイには嫌な思い出がつまっています。

・・北上の父親の庭園と言えば、かなり大きなシラネアオイが群落で成長していました。背が高くなると通行人の目に触れるらしく、ある朝起きたら株が半分スコップで掘られ盗掘されていたことがあります。ものすごく腹が立ちましたが、他人の観賞物を持っていって、どんな気持ちで眺めるのでしょうか。世の中には許せない人もいるものです。

まあ、それだけ人に愛される可憐なシラネアオイという事になりますが・・。

我が家のシラネアオイはその様なことは無いと思いますが、何故か適当な頃になるといつの間にか消え去ってしまっています。栽培の仕方に問題がありそうです。

今欲しいのは、白い花のシラネアオイです。以前産直で購入して育てていたのですが、いつの間にか消えてしまっていました。コロナ騒動ですから、購入は出来ないと思います。ネット通販で見ると色々なシラネアオイがありました。産直巡りは当分の間無理ですね・・。
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