タケノコの芽生えに戻る

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前のページでも触れましたが、竹の成長について不思議なこともありますので、ウイキペディアで調べてみました。成長のポイントが竹の中にある節のメカニズムにあるようです。ここでは可能な限りマクロの目で調べてみました。

私がタケノコを唐竹割にして成長点の節を数えてみたら、はっきり分かる部分が50個ぐらいでした。正確にはもう少し伸びそうです。崩れてはっきりしなかったりしているからです。


タケノコの不思議・・・

タケノコ(竹の子)は、イネ科タケ亜科タケ類(一部はダイミョウチクやチシマザサなどのササ類を含む)の若芽。日本や中国などの温帯から亜熱帯に産するものは食材として利用されている。広義には、竹の皮(稈鞘)が稈に付着していて離脱するまでのものであれば地上に現れてから時間が経過して大きく伸びていてもタケノコといえるが、一般には食用とする地上に稈が出現する前後のもののみを指す。

多くの植物は葉の先端から成長します。そこが「成長点」と呼ばれており、活発に細胞分裂を行い大きくなっていきます。竹も他の植物のように上に伸びるため、成長点は先端にあります。しかし、竹の節には「成長帯」と呼ばれる帯状の組織があり、その組織が分裂することで成長を行っているのです。

1本の竹に節は約60個あると言われており、その1つ1つの節が成長するため節の間隔が長くなり、一気に背を伸ばすのです。節自体の数はタケノコの時に決まっているので、節が増えることはありませんが、節の成長帯と先端の成長点の2つで成長するため成長スピードが速いのです。

孟宗竹の場合は、タケノコから50日〜60日かけて成長して、止まってから地下茎の成長を始めます。約4か月で8メートルほど成長したのち、成長を止めます。その後は、栄養を地下茎に貯め込み春のタケノコが出るのを待ちます。そして、貯め込んだ栄養を吸収したタケノコはまた驚くスピードで成長できるのです。

                                                         ※ウイキペディアより

皮の部分 1 タケノコの先端部より・・・

成長しているはずの先端部から真っ二つに切り割りました。これから竹の皮が大量に剥がれてくるはずです。
皮の部分 2 包丁を更に内部にくい込ませて切りました。下の方から皮とは違った部分が見えるようになります。

下の画像二枚から、成長点の突起部の三角が見えておりここまでは数えることが出来ませんでした。
皮と節 1 皮と節 2
皮と節 3 成長点の接写です。柔らかい内部の先が三角形になり、ここから節が幅広く成長することで伸びていきます。資料によると節は最初から造られており、幅広く拡がることで竹の背丈が大きくなります。

我が家の場合は15m近くになりますか。このタケノコは千葉産ですから20mはいきますね。
節の生長点 1 節の生長点 2

おわりに・・・

今日(4月28日)は朝から雨降りになっています。大地に降り込んだ雨により、地下のタケノコの芽が活性化し間もなく芽吹きが見られます。聞くところによると、4月にタケノコの初物を戴いた千葉県夷隅市の弟の別荘山地、あれからあまりタケノコが採れていないと言います。気象条件と言いますか色々な要素が影響し、成長が遅れているのかも知れません。

下の画像は成長点の接写です。何となく先端部の様子が見えてくる感じがしています。

節の生長点 3成長点の接写です。何となく先端部の様子が見えてくる感じがしています。

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