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         シークワーサーの開花

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きれいに咲いたシークワーサーの花です。

シークワーサーの開花・・・

柑橘類の植え込みと生育に夢中になっている息子の手元に、シークワーサーが来たのは今年の春頃のことでした。柑橘類を含めて植物の生育にあまり関心の無い私ですが、若い頃は、チョウの食草の採集の関係からかなり夢中になって近くの山野を歩いていた事もありました。

主な植物として次の物が上げられます。エノキ類・・・オオムラサキ、コムラサキ。ウスバサイシン・・・、ヒメギフチョウ等々。特にも大変なのはエノキでした。若い木の頃は小さくて良いのですが、年々生長しあれからうん十年経過した今では、大きなエノキ林になってしまいました。シークワーサーはどうなるのでしょうか、考えないとなりません。

トップの画像はシークワーサーの花で、純白な可憐な花は見る人を惹き付けてしまいます。撮影は7月の初めの頃でした。


シークワーサーの開花・・・

シークヮーサー(和名:ヒラミレモン)。台湾語:酸桔仔 sng-kiat-a ) は、ミカン科の常緑低木、柑橘類。日本語の沖縄方言で「シー」は「酢」、「クヮースン」は「食わせる」の意味で、「シークヮーサー」という名称は「酸食わし」「酢食わし」という意味になる。果実は小粒で、酸味が強い未熟果の果汁は調味料やジュースとして利用される。

ジュースとして利用される事は良いのですが、そのまま生育させたのではアゲハチョウのために丸裸になってしまいます。ここでは産卵から幼虫、そして孵化して幼虫になる過程を撮影してみました。


アゲハチョウの卵 1 アゲハチョウの産卵・・・

毎日の観察によると、飛来しているアゲハチョウは羽根の色から判断して、キアゲハとナミアゲハの二種類と言えそうです。これから気温が上がればクロアゲハの飛来が予想されます。

かなりピントが甘いのですが、直射の影が映り込んでいますので仕方ありません。
アゲハチョウの卵 2

孵化開始 1 孵化開始・・・

産卵後適当な温度があると卵は孵化が進み、中がどんどん黒くなり、ある時期になると卵に穴が開き、その穴を食い破り幼虫が出て来ます。
孵化開始 2 孵化開始 3
孵化幼虫 1

孵化幼虫・・・

卵の殻を食い破り、孵化した幼虫が出て来ました。幼虫の習性でしょうか、今まで殻の中に収まっていた孵化幼虫は残された卵殻を食べ始めるようです。

これは自分の痕跡を残さない様にする為にするためと考えられます。

孵化幼虫 2 ちょっぴり幼虫が内側にいたためか、はっきりしないのが残念ですが・・・。

シークワーサーの花 1 シークワーサーの花開花・・・

シークワーサーの開花ですが、玄関先にあるレモンの花と同様に純白の花と似ています。花びらが五枚あり、緑の葉と対称的に純白の花は目立ちきれいなものです。

ここでは今を盛りと咲いている花を取り上げて見ました。
シークワーサーの花 2 シークワーサーの花 3
シークワーサーの花 4 純白で厚い花びらできれいなものです。雌しべの根元には緑色の果実が見えていました。
花とアリ 花とアリ・・・

たまたまでしたが、一匹の黒アリが雌しべに近寄り密でもなめていたのでしょうか。アリの大きさと比較すると、雌しべの大きさが連想出来ます。

シークワーサー果実 1

シークワーサー果実・・・

シークワーサーの果実です。柱頭部の突起が取れ、これからどんどん成長し大きくなるところです。

たまたまですが、苗木には大きくなりかけている二個の果実がついていました。

シークワーサー果実 2 シークワーサー果実 3

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おわりに・・・

私も初めて目にしたシークワーサーの苗木です。やせ細った実と、これから実が着き出す可愛い花が何個かついていました。どこに植えるか迷った息子は、大きな鉢に植え込んで玄関先に起きました。この場所なら毎日目にして見ることが出来ます。

※・・苗木を入手し撮影する事になりましたが、あいにくの体調不良に見舞われ二ヶ月近くファイル作成が進みません   でした。そんなこともあって、ファイルを作成する気力も失せてしまいアップロードが遅れてしまいました。八月に   入り、何とかパソコンを作動させファイル処理をしている所です。あまり無理をせず頑張りたい思います・・。


シークヮーサーの苗木札・・・

(沖縄県名護市 安和岳登山道)
日本の琉球諸島および台湾に自生している。高さは5mほどで、4月に、直径3cmほどの白い花を咲かせる。収穫は7月頃から。通常は、果皮が緑色の時期に青切りで収穫する。果実は皮が薄く25〜60グラムほどで、温州ミカンを小型にしたような姿をしている。

未熟果は酸味が強いが、完熟するとオレンジ色に色づき、甘くなる。シークヮーサーには複数の品種があり、イシクニブ、フスブタ、タネブト、ミカングヮ、イングヮクニブ、ヒジャークニブ、カーアチー、カービシー等、13〜14種が確認されている。それらを改良した品種としてクガニーがあり、熟すと果皮が黄金色になることから、沖縄地方の方言名でクガニー(黄金)と呼んだと言われている。

ノビレチンを豊富に含む。台湾や東南アジアで栽培されている四季橘(しききつ、カラマンシー)と味や果実の形状が似ているため混同されやすい。四季橘にはほとんどノビレチンが含まれておらず、成分検査を行なうとフロレチンが検出される事が判明している。

                                                     ※2024.08.02 作成

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