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         寝ぼけたシダレザクラ


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枯れ木の中にぽつんと咲くシダレザクラ
寝ぼけたシダレザクラ・・・

間もなく十月になります。春に咲いていたシダレザクラの木、落葉樹の葉っぱも落ちて枝だけになる時期が来ます。おかしな事もあるもので、八月末から九月にかけて庭先のシダレザクラの木に異変が生じました。今まで見たこともない白い毛だらけの毛虫(アメリカシロヒトリ)が大量発生し、ほとんど丸裸になった状態になりました。

がっかりしたのは当然ですが、どこから来たアメリカシロヒトリの毛虫なのか分かりません。しかし、木の葉が丸裸になった事は事実ですから諦めるしかありません。丸裸状態のシダレザクラの木でしたが、九月の中頃から少しずつ葉が回復してきていました。

九月中旬頃の事でしたが、家内からサクラの花が咲いているよと言われ飛び出して見たら何と、枝先のごく一部に花が咲いているではありませんか。こんな事は初めてのことですから、30年目にしての出来事に感心し驚きました。毛虫に食われての木から花が咲いたと言うことに驚き、そのままの状態では品が無いと言うことで「寝ぼけたシダレザクラ」と言い直してみました。

ここでは6コマに限定しページを作成しています。トップの画像は、大きな木の中にぽつんと咲く花を切り出してみました。春先に見られるきれいな八重の花がポツポツと咲いています。おかしな事もあるものです。

実は、もしかしての原因がアメリカシロヒトリの食害にあるのでは・・・、そう思える気がしています。毛虫・アメリカシロヒトリの食害によるものとなるとがっかりします。

                                                      ※2025.09.27 撮影

樹齢30年程になるシダレザクラ 庭先の樹齢30年程になるシダレザクラの木です。

周囲の木のせいでサクラの葉があるように見えていますが、実際はあまり木の葉が無く悲しい木の状態です。
気がついたらごく一部の先端に八重の花がついていました 何もない枝先に葉が回復し、気がついたらごく一部の先端に八重の花がついているではありませんか。これには驚きました。
やっと見つけた花

やっと見つけた花の一部の状態です。

小枝の先に咲いていました。 小枝の先に咲いていました。きれいです。
花の状態の拡大です。 最初に見た花の状態の拡大です。

おわりに・・・

季節外れのシダレザクラの花の観賞は良いものです。まさかこの時期に、春のサクラの花を見られるとは思ってもいませんので驚きました。しかし、その原因になるのがアメリカシロヒトリの食害によるものと改めて思い直すとがっかりします。

最初にも紹介しましたが、毛虫の食害から立ち直ったサクラの木の生命力に感心すると共に、やっぱりサクラの開花はいつ見ても良いものだなあと改めて思います。
                                                        2025.09.28 作成
きれいな八重しだれ桜
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