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中門
中門前の広場 1 中門前の広場・・・

これから本堂と庫裡に入るのですが、中門前の庭がきれいに整備されていますので見学です。通路以外は玉砂利が敷かれ、草が生えてはいません。

きれいに整備される方々の努力が目に浮かびます。

杉の古木が何本もあり、地面からかなり上まで枝払いがなされています。
中門前の広場 2 松の古木の周囲が囲われており、周りをぐるりと歩きながらの見学です。この杉の古木、樹齢が何年ほどなのでしょうか、とにかくきれいなのです。

参道の突きあたりに中門があり、ここをくぐれば瑞巌寺本堂前の庭に出ます。以前は自由に出入り出来たと思っていますが、今は前庭には入ることが出来ません。
中門前の広場 3 中門前の広場 4
中門 中門の様子、奥には本堂の一部が見えています。
中門に掲げられた扁額

中門上に掲げられている扁額、瑞圓禅 ?n宸ニ書かれています。

真っ直ぐに伸びる参道 中門から入り口まで真っ直ぐに伸びる参道です。

本堂・・・

本堂前広場には左右に臥龍梅が植えられています。この梅は、伊達政宗公が朝鮮から持ち帰ったものと言われています。本堂から見て、左側に紅梅、右側に白梅が並びます。


臥龍梅 紅・・・

この梅は藩祖政宗公が朝鮮より持ち帰り慶長一四年(一六〇九)三月二六日、瑞巌寺の上棟の祝いに手植えさせた紅白梅樹である。「臥せた龍」の姿をしていることから、臥龍梅と名付けられて居る。

紅白ともに八重咲きで、花弁は二〇数枚、雌蘂七〜八本雄蘂七〜八〇本で、実を七〜八個鈴なりに付けるので、別名「八つ房の梅」ともいう。


臥龍梅 白・・・

紅と同時に植えられた臥龍梅八つ房の梅で、幹の周囲2.3m高さ8m東西19m南北14mに及ぶ。

紅白ともに花期は四月二〇前後、樹齢は約四〇〇年。  (※現場にある立て札より)
瑞巌寺本堂

 

中門出口から見た本堂・・・

中へは立ち入りが禁止になっています。以前は出入りが自由であったと思いますが・・・。

下の画像は左右にある臥龍梅の説明札です。

臥龍梅の説明札 1 臥龍梅の説明札 2
臥龍梅 紅梅 

紅梅の根元ですが、かなり腐食していると見えてコンクリートで固めてありました。


法身窟(ほっしんくつ)・・・

格子戸の嵌まった岩窟は鎌倉時代半ば、宋より帰朝し、この岩窟に遁世していた法身禅師と執権北条時頼が出会ったところと伝えられている。

内部には多くの供養塔があり、中央の碑は、当山99世雲居希膺和尚の国師号「大悲圓満碑」である。かつて、北条時頼公の供養塔もあったが、現在は3つに折れてしまっている。

洞窟手前の右に「楊柳観音」、左に「鎮海観音」の石碑があり、さらに左側奥には、仙台出身の江戸時代の大横綱、谷風と両親の碑がある。(※現場にある説明札より)

法身窟 1 境内に入った左側の奥まった場所に法身窟があります。洞窟の入り口は格子戸でさえぎられ、しかも、側まで行けないので内部の様子は見ることが出来ません。

現職当時の修学旅行引率で記憶に残るのは、明治時代の三陸津波慰霊碑です。暗い場所に苔むした大きな慰霊碑(海嘯)があり、じーっと見ていると当時の惨状が目に浮かぶような思いがしました。
法身窟側の石碑 右側にずらりと並ぶ仏像の刻まれた石碑、しっかり見ないとただの石碑にしか見えません。

法身窟 2 法身窟 3


延命地蔵
おわりに・・・

四十年ほどぶりに訪れた瑞巌寺です。この前の道路は国道45号線であり、仙台からの帰り道良く通過していましたが立ち入ることはありませんでした。しばらくぶりに訪れた日本三景の名所はかなりの人出があり、行列をつくって歩いているのに驚きました。

境内には、ここまで先頃の津波が来ましたという表示があり、ここまで津波が来たのかと改めて思い知らされました。松島湾は小島がかなり沢山あるので、津波が弱まったと聞きます。

瑞巌寺の有料エリア入り口に案内所があり、その入り口左側に巨大な延命地蔵の座像があります。穏やかな笑顔に満ちた表情は、見る人々の心を和ませる感じがしました。


延命地蔵・・・

ブロンズ製、文久3年(1863) 鋳造。右手に錫杖、左手に宝珠を持ち、蓮台に座し、左足を垂下させる。

延命のいわれは、飢餓時の幼児保護などに勤めた当山117世中万明栽和尚の業績や長命にあやかったと伝えられている。近隣まれな巨像で、塩釜や石巻の有志によって造営された。 (※現場に立つ説明札より)
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