神社仏閣アラカルトに戻る


      レゴブロックで作った・世界遺産展


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 岩手の蘇民祭 ほっづぎある記 心のオアシス
ドキュメント      

location:uchinome.jpトップ>心のオアシス神社仏閣アラカルト>レゴブロックで作った・世界遺産展


 サイトマップ


日光陽明門です。
レゴブロックで作った世界遺産展・・・

「少しでも世の中に元気を、笑顔を届けられたら。そのきっかけになれたら」。そんな想いから2003年に始まった「レゴブロック」で世界遺産・・・。


9月初めに新聞紙上で紹介され、しばらくぶりに遠くまで出かけて見る気になった私です。会場は三カ所あり、メイン会場が一関市、サブ会場が地元の江刺藤原の郷と平泉でした。子どもの玩具でもある組み立て用のブロック、これを何千個と使用し世界遺産の建造物や風景を表現するものです。

私が訪れたのは一関メイン会場です。広いフロアの台には、日本や世界の文化遺産が所狭しと並べられています。その一つ一つが小さなブロック(ONE PIECE)が組み立てられてものであり、その数も二万個にも及ぶものがあり驚くばかりでした。夢中で撮影しましたが、一脚使用でぶれたり、ピントの奥行きが不足したりと満足できるものが少なかったと思います。世界中の文化遺産、かなりの種類がありますが、最初に日本の文化遺産をまとめてみました。

トップのロゴ画像は、日光の社寺として世界遺産登録を受けた中から「陽明門」を選んでみました。また、画像作成ではいつもとは違い共通範囲での切り出しはしていません。作品の縦横比が余りにも違いますので、気に入ったサイズで切り出していることをお断りいたします。


世界遺産チャリティーアートエキジビション 「PIECE OF PEACE」 世界遺産条約40周年記念 『レゴブロック』出作った世界遺産展 PART−3

・・・できること、何か始めよう。ほんの小さな1−PIECEでも、それは大きな1−PEACEだから。・・・

                                                     (※会場で頂いた資料から)

会場入り口に展開されていた大きな作品、よく見たら私の大好きな毛越寺庭園大泉が池の作品でした。見とれて撮影するのがやっとの私、「凄いなあ・・」の言葉しか出ませんでした。一番最初に見た作品でもあり、説明等々の記述を確認するのを失念していました。

作品の周辺に円盤状の板があり説明文が書かれてあるのです。一番大切なものを見失ったと言うことです。

毛越寺庭園大泉が池 1 大泉が池・・・

南大門跡から見た配置で作られています。右奥には常行堂が見えていますし、 池の中には中の島も作られています。
毛越寺庭園大泉が池 2 中の島より奥の部分の拡大です。

凄いなあと思えるのが、池の周辺にある木立の描写です。

木の先端部に行くにつれて、小さなブロックが使われています。

細かいことを言えば、ブロックですから角があります。

遠くから眺めると、木の先端部が細くなっていくのが感じられます。
毛越寺庭園大泉が池 3 全体を西側から見た様子です。

中央下の部分に何かを植えている様に思います。多分あやめ祭りの様子の描写でしょうか。

中尊寺金色堂・・・

文化遺産 2011年登録

平泉は、8世紀に日本に広まった浄土の世界観にもとづき、世界・来世の平安を切望して仏国土(浄土)が表現されました。また、平泉は、11世紀から12世紀に京都と肩を並べる日本の北方領域の政治・行政上の拠点でした。浄土を表す寺院、庭園そして考古学的遺跡からなり、聖なる山である金鶏山を含む5つの資産で構成されています。

使ったレゴブロック/12,000ピース    製作期間/10日 

屋根を支える二層式の垂木や「かえるまた」と呼ばれる八の字型の装飾部、そして仏像はありませんが内部もじっくり見ていただけたらと思います。

金色堂 1 金色堂・・・

おなじみの金色堂です。正面からの組み立てであり、内部に須弥壇が組み込まれています。

先ほどの大泉が池の描写とは違い、これがブロックの組み立てとは信じられない緻密さです。
金色堂 2 正面の柱と扉の様子をご覧下さい。「かえるまた」の組み立てに苦労されたようですが、ブロックの単位としてぴしっと組まれるものがあるとは驚きです。

須弥壇の色も違い、あたかも螺鈿作りのような白い部分が組まれています。
金色堂 3 正面左側から見た様子です。この角度からの見栄えが最高です。

姫路城・・・

文化遺産  1993年登録

17世紀初めの日本の城郭を代表するお城です。城の形が優美で、白漆喰の城壁が保たれた姿は白鷺城とも呼ばれてきました。関ヶ原の戦いの後に大改築され、江戸城に次ぐ規模を誇りました。城郭内部の建築構造は当時のままに保全されています。幕末時、全国に260以上数えた城郭のうち、僅かに残っている城郭の一つです。

使ったレゴブロック/20,000ピース    製作期間10日

複雑に入り組んだ屋根瓦の造形がポイントです。再現が難しい石垣の緩やかなカーブの表現もご覧下さい。

姫路城 1 姫路城・・・

高い石垣の上に組まれた姫路城、私が訪れた時は平成の大修理でシートで覆われた部分がありました。
姫路城 2 天守閣の拡大です。天守の中に太い芯柱があり、全体を支えているのですから実物は凄いものです。

これほどの組み立てを十日ほどで行うとありますが、実際の設計図と言うか構想図があるのでしょう。

日光の社寺・・・

文化遺産  1990年登録

男体山、女峰山を中心とする古代以来の山岳信仰の二荒山神社、江戸時代の一流の工芸技術を集めた徳川幕府の聖地・東照宮。そして、1200年の法灯を伝えてきた輪王寺の二社一寺が登録されています。

9棟の国宝と94棟の重要文化財があり、人物・動物・植物などの彫刻が多くほどこされ、漆塗や飾り金具などで華やかに飾られています。また、周辺には樹齢360年を越える杉などによる山林も美しく残っています。

陽明門 1 陽明門・・・

日光の代表的建造物として知られる陽明門。

何個のブロックを使用したか不明です。単純計算で、ブロック一個が1グラムあったとして一万個で10kgはあります。
陽明門 2 中央部分の拡大です。入り口の左右に人物像が組まれています。

この人物もブロックアートなのでしょうか。拡大すると間違いなくブロックが現れます。

厳島神社・・・

文化遺産  1996年登録

広島県、瀬戸内海に浮かぶ宮島は、太古から信仰の対象とされ、12世紀の平清盛時代に全盛をきわめました。現存する13世紀からの主要殿舎を中心に、中世以降その周辺に建てられた建造物が、海水の浸食と戦い、修復されながら今に伝えられています。

前景には海を、背景には神の山とされるみせんを配し、独特の景観をつくり出しており、前景の海と背景の森林区域をもあわせて遺産の範囲とされています。

使ったレゴブロック/12,000ピース   製作期間 10日

実際は円柱の所を陰影を強調するため角柱を採用しています。中の本殿も賽銭箱や提灯もすべて作り込みました。大鳥居の支柱は自然木を使用しているので、下に行くに従い幹が大きくなっているところを表現しました。

鹿島神社 1 大鳥居・・・

厳島神社のシンボルは海中にある深紅の大鳥居です。

実際は社殿よりかなり沖合に鳥居が鎮座しています。
鹿島神社 2 回廊でつながれた社殿の様子です。私が訪れた時は干潮時でもあり、海底の砂浜が見えていました。

中央左側に能舞台が見えています。
鹿島神社 3 大鳥居左側から眺めた様子です。

縮尺レベルがどのような配分になっているのか、配置を見ながら興味が出てきます。

全体に比して大鳥居が大きいからです。
鹿島神社 4 建物の真後ろから見た様子になります。やっぱり大鳥居大きいです。

富士山・・・

信仰の対象と芸術の源泉

文化遺産  2013年登録

日本最高峰というだけでなく、その美しい姿から、和歌の枕詞や浮世絵・日本画の題材として使われ、また、庶民達の信仰の対象にもなってき来ました。

2013年6月、第37回世界遺産委員会(カンボジア・プノンペン)において審議され世界遺産に登録されました。

富士山 富士山・・・

白い雪を覆った富士山です。実際に撮影する時、高さを表すのに工夫がいりました。

それほど大きくなかったので、あちこちの方向から眺めました。
                      外国編のページへ →