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世界遺産国外編・・・

このページからは国外編になります。レゴブロックによる世界遺産の作品は、一関会場で撮影したものが二十二作品ありました。一番印象的なブロックアートは、名前が通りすぐに連想できる場所です。ピラミッド、タージ・マハル、コロッセオ、ピサの斜等が浮かんできます。

国外編に限り、大きなサイズに切り出し説明等は省略しました。


メンフィスとその墓地遺跡・・・

文化遺産  1979年登録

メンフィスは、エジプト古王国時代の首都。ギザの三大ピラミッドなど110あまりのピラミッドが残され、中でも高さ145mのクフ王のものが最大です。テーベは、エジプトの中王国・新王国の首都として栄え、ナイル川東岸にあるカルナック神殿や、西岸のラムセス2世などの葬祭殿、砂漠丘陵地の墓地群が、かつての繁栄を物語っています。

使ったレゴブロック/6,700ピース    製作期間5日

頂上部に化粧石が残っているカフラー王のピラミッドを製作しました。様々なパーツを使用して風化した状態と表面の陰影を表現しました。

メンフィスと墓地遺跡 1
メンフィスと墓地遺跡 2

タージ・マハル・・・

文化遺産  1983年登録

タージ・マハルは、1632年から22年の歳月をかけて、アクラの町に立てられた霊廟。ムガール帝国第5代のシャー・ジャーハンが、亡くなった最愛の妃「ムムターズ・マハル」のために建立したものです。中心のドームは、高さ58m。周辺に4本のミナレット(尖塔)がそびえています。外観はペルシャ風ですが、内部はインド的な造りで、世界的にも最も美しいイスラーム建築の傑作と言われています。

使ったレゴブロック/8,000ピース。   製作期間14日

建物の壁に埋め込まれた貴石を透明パーツで表現しました。中央のドームも空洞で制作しています。

タージ・マハル 1
タージ・マハル 2

コロッセオ・・・

文化遺産  1980年登録

紀元前7世紀頃にサビニ人・ラテン人が築いたローマ。その後現在まで都市として機能し続け、都市の中の都市と呼ばれています。コロッセオは古代ローマ帝政期に造られた楕円形闘技場で、長径188m短径156m高さ48m。

当時5万人を収容。ローマ教皇ベネディクトゥス14世により神聖な場所として保存され、現在外周は半分程度残っています。

使ったレゴブロック/7,000ピース   制作期間18日

コロッセオ

自由の女神像・・・

文化遺産  1984年登録

ニューヨーク港内マンハッタン島から3kmのリバティー島、自由の女神像はあります。アメリカの独立100周年を記念して、米仏両国の友好のために、フランス人の募金を得て、フランス人が発案・設計製作しました。

正式名称は「The Statue of Liberty Enlightening The World」(世界を照らす自由の像)といいます。高さ46m、重量225tの像は、右手に自由を象徴する松明(たいまつ)を掲げ、左手に独立宣言書を抱え、足元は、暴力を象徴する鎖を踏みつけています。

使ったレゴブロック/6,500ピース  制作期間9日

ブロックを前後に組み合わせることで服のしわを表現してみました。松明と宝冠部のライトアップもすべてレゴパーツを使用しています。

自由の女神像

サグラダファミリア・・・

文化遺産  1984年登録

建築家アントニ・ガウディは古今東西の折衷様式を唱えたモデルニスモの代表的存在。

世界遺産に登録されている「アントニ・ガウディの作品群」は、ガウディ26才の時、パリの博覧会に出品したのをきっかけに設計・建築されたグエル公園、グエル邸および今回のレゴモデル作品となったサグラダファミリアの生誕の門と地下礼拝堂など一連の作品です。

サグラダファミリアは、2026年のガウディ没後100周年にあわせた完成を目指して現在工事が急ピッチで進んでいます。

使ったレゴブロック/25,000ピース   制作期間25日

サグラダファミリア 1
サグラダファミリア 2

ピサの斜塔・・・

文化遺産  1987年登録

ピサは、紀元前2世紀にローマ帝国の貿易拠点として始まり、11世紀から13世紀に栄えた都市です。高さ55m、直系17mの円筒形をしたピサの斜塔は、1173年に建築が始まり、建設中の地盤沈下が原因で傾き、2世紀後に、現在のような姿で完成しました。

塔は年々傾きが増し、保存修復のためにさまざまな研究や試みが行われ、2001年終了の工事により、少なくても300年は倒れる危険性がないとの見解が示されています。

使ったレゴブロック/2,200ピース  制作期間4日

約1/60スケールで制作しました。現在は中心部から約4m傾斜しており、ブロックで造った地盤を沈めるおことで傾斜を再現しています。

ピサの斜塔

モアイ像・・・

文化遺産  1995年登録

ラバ・ヌイ国立公園は、バスカ島あるいはイースター島と呼ばれる南太平洋上のチリ領の島にあります。この島に移住してきたポリネシア人は、独特の彫像や建造物を生み出しました。

10世紀から16世紀には祭壇をつくり、人の顔を摸した巨大石像モアイを建てて、類例のない文化的景観を築きました。モアイ像は高さ2〜20m。最大重量50トン。約1,000体が派遣されています。

使ったレゴブロック/4,500ピース  制作期間10日

本体はすべて空洞で制作しています。コケに侵食された部分や染み出した部分を表現するために色合いを工夫しました。指の部分はプレートを横にして制作しました。

モアイ像

ウエストミンスター宮殿・・・

文化遺産  1987年登録

ロンドンのテムズ左側にそびえる国会議事堂。もとは11世紀建設のウエストミンスター宮殿で、1834年の大火で焼失後、再建されました。世界の議事堂の範とされています。

高さ約96mの時計塔は「ビッグ・ベン」。隣接するウエストミンスター大寺院には王室や貴族、著名人の霊廟があり、また、1066年以来のほとんどの歴代国王の戴冠式が行われてきました。その北隣にある11世紀のセント・マーガレット聖堂は、大部分が16世紀に改築されました。

使ったレゴブロック/11,000ピース  制作期間7日

存在感を出すために黄色のブロックを使用しました。外壁は縦積みと横積みを駆使しています。

ウエストミンスター宮殿 1
ウエストミンスター宮殿 2
ウエストミンスター宮殿 3

フエの建造物群・・・

文化遺産  1993年登録

フエは、ベトナム最後の王朝「グエン王朝」の首都として建設されました。1945年の第二次世界大戦終結まで文化の中心として栄えました。

フエ城の城郭はフランスのヴォーバン様式。王宮は中国北京の紫禁城を摸してつくられました。多彩な国の影響を受けながら文化を育んだフエ、ベトナムではじめて世界遺産に登録された町です。

使ったレゴブロック/35,000ピース  制作期間12日

歴史的な風格を思わせるベースの表現と細部にわたる作り込み。そして1ピースずつ繋ぎ合わせて再現した丸瓦。建物の背景にベトナムの自然を感じとっていただけたらと思います。

フエの建造物群 1
フエの建造物群 2
フエの建造物群 3

終わりに・・・

撮影した画像を分類してみたら、日本の作品より外国の作品が多いのですが世界遺産ですから当然です。撮影条件が良くないために、ここで画像化するのを省略したのもいくつかあります。三脚を利用しがっちりとピントの合った作品も魅力がありますが、多くの皆さんが訪れる場所では三脚利用は遠慮し、せいぜい一脚利用が良いところでした。

高さと奥行きのある展示物、これを満足できる状況で撮影するには室内照明では困難です。私の場合、ストロボのバウンスで何とかクリア出来たのかなあと思います。

メイン会場の一関だけでしたが、じっくりと撮影しなければ満足できません。二回目の撮影をすれば良かったかなとも思ったり、家の近くの藤原の郷会場にも出かければ良かったなと思います。

造った方はビルダーと呼ばれ、かなり同じ方の名前が書かれてありました。最初にも書きましたが、どのような作品にするかイメージ一杯にふくらまし造りあげる(組み立てる)ものと思います。それにしても凄いなあと驚くだけでした。
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