北上市村崎野・天照御祖神社に戻る

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社殿の様子・・・

表参道を上りきった境内入口で眺めた天照御祖神社、ほとんど参拝される方もいなかったこともあり静まりきった雰囲気が伝わってきました。石畳参道だけが浮き上がり、周囲は真っ白な雪で被われていたことにもよります。また、本殿正面上に掲げられている大きな板、最初は扁額とばかり思っていましたが、文章を読んでみたら「奉献額」ということがわかりました。何とか全文を綴って見ましたが間違いがありそうです。


伊勢神社・・・

JR東北線村崎野駅近くに位置し、奥寺八左右衛門定恒が伊勢神宮から分霊して神様を祀った神社。正式には天照御祖神社という。水源の発見に導いた連理の樹をご神体にしている。明治天皇は東北行幸の際、ご神体を天覧している。

初代宮司は穴堰工事のため秋田から来た佐々木惣三郎で、子孫は毎時の初期に伊勢氏に改名し、現宮司の伊勢義人さんは十六代目になる。「奥寺堰と田園を見守る伊勢神社」として「北上景観遺産」になっている。

                                                         (※ネット資料から)


奉献額・・・

當社ハ?盛岡藩士奥寺八左右衛門定常国家ノ進運ヲ謀リ新田開拓セシハ寛文五年事ヲ?ケ延宝七年全ク成?高ヲ得ル八千石余村ヲ成ス二十余ケ村是ヲ奥寺新田と称ス依テ該古木ハ當村地内字大堰川國道橋川中ヨリ發見シ是即チ皇大神宮霊樹タルヘシ曽テ元禄元年四月三日伊勢国皇大神宮の御分霊ヲ移し此開拓地中八千石余氏子の鎮守ト為スノ令アリキ右開墾ノ報恩ヲ謝スル為此の額一面ヲ奉献スル者也

明治二七牛甲年八月十六日
岩手縣奥寺定満

細工人  蒲沢  高橋浅治
                                                            (※奉献額より)

社殿の様子 1 社殿正面です。訪れたのが一月五日でもあり、それなりに参拝される方がありました。
社殿の様子 2 正面右端から見たようです。超広角レンズですので少し画像がひずんでいます。

右脇に神楽殿があり、その奥まで道が続いていましたが、途中で行き止まりになりました。
社殿の様子 3 正面軒下に掲げられた天照御祖神社の扁額と注連縄。
社殿の様子 4 天照御祖神社扁額の拡大です。
社殿の様子 5 本殿正面に掲げられた五個の鈴と引き綱。後ろには扁額でしょうか、自然木に刻まれた文字(私には読めませんが)と朱書きの文字が見えています。

長大な献納額、最初は扁額と思いました。
社殿の様子 6 左側により、大提灯の奥に見える朱書きの部分に注目です。
社殿の様子 6・・・献納額の拡大 献納額の拡大です。朱書きの部分を読んでみました。

當社ハ?盛岡藩士奥寺八左右衛門定常国家ノ進運?謀リ新田開拓セ
シハ寛文五年事ヲ・・・元禄元年四月三日伊勢国皇大神宮の御分霊ヲ移し此開拓地中八千石?氏子の鎮守ト為スノ令アリキ右開墾ノ報恩ヲ謝スル為此の額一面ヲ奉献スル者也

明治二七年八月十六日
岩手縣奥寺定満

何とか判読した文章全文は別記。

社殿の様子 7

最初に上った参道出口から続く石畳です。正面左側から見た様子になります。

境内社あれこれ・・・

郷土暦にも書かれたありましたが、・・・境内社(8社)、県内唯一の多種の宮造りの揃っているお社です・・・。私は今まで正確な知識がなかった境内社で、まとめて末社と表記していました。ネット資料等で調べてみました。


境内社・・・

神社の境内に,本社とは別に祀られている社をいう。本社の管理を受け,多くは社格,氏子がなく建物も本殿だけである。地主神や御子神,妃神,臣神を祀った摂社と熊野,八幡,天神などを勧請 (かんじょう) した末社に分けることもある。 (※ウイキペディアより)


なんと八社が建立されてあり、今回初めてのことでしたので全部紹介することにしました。八社とは、戸隠神社、出雲神社、厳島神社、春日神社、八坂神社、薬師神社、稲荷神社、八幡神社になります。それぞれのお社の前に説明板があるのでは無く、境内にある大きな案内板からの転記になります。

戸隠(とがくし)神社 戸隠(とがくし)神社

手力雄命、たじからおの命と言い、復興再生、虫歯治癒に御利益がある。
出雲(いずも)神社 出雲(いずも)神社

大国主命、おおくにぬしのみことと言い、縁結び、経営安定に御利益がある。
厳島(いつくしま)神社 厳島(いつくしま)神社

市杵島姫命、いちきしまひめのみことと言い、技芸上達、安産に御利益がある。
春日(かすが)神社 春日(かすが)神社

建みか槌命、たけみかづちみこととと言い、勝運、交通安全に御利益がある。
八坂(やさか)神社 八坂(やさか)神社

素戔嗚命、すさのおのみことと言い、疫病・災難除けに御利益がある。
薬師(やくし)神社 薬師(やくし)神社

少名彦名命、すくなひこなのみこととと言い、健康、眼病治癒に御利益がある。
稲荷(いなり)神社 稲荷(いなり)神社

豊受大神、とようけのおおかみと言い、商売繁盛、五穀豊穣に御利益がある。
八幡(はちまん)神社 八幡(はちまん)神社

誉田別命、ほんだわけのみことと言い、出世開運、学業成就に御利益がある。


肝心な事ですが・・・

御祭~   天照大御神(あまてらすおおみかみ)

御神徳   全てのものにお恵みを与えて下さる 衣食住を満たす

このことを忘れてはなりません。

戴いた郷土暦には、「日本人の心の故郷は お伊勢さん」と書かれてありました。

・・・全国には約八万の神社があります。その沢山ある神社の中でも、最も尊く親しまれている神社が、天照大御神をおまつりしている三重県伊勢市に鎮まる「神宮」です。

この神社は「お伊勢さん」とも呼ばれ、全国からたくさんの参拝者が訪れます。広大な森に覆われた参道を、砂利を踏みしめながら一歩ずつ進んで参拝します・・・。

毎年正月になると、一年に一回先祖が残してくれた神棚の古い社を掃除し、新しいお札を入れて拝みます。築百十年ほどの母屋ですが、その時だけは神妙な表情で作業を進めています。あまり信心深くない私ですが、正月の時期は先祖を偲びお灯明を付けて拝んでいます。

新しい年に向けて、一年に一回の神社巡りも良いものです。普段ぐうたらな生活の私も身が引き締まりますので・・・。

境内案内図にある伊勢神社、暖かくなったら正面の表参道から上ってみたいと思います。

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