駐車場から見た様子・・・
駐車場のロータリーに、岩井崎付近の案内看板がありました。風光明媚な場所と言うことは知っては居たものの、気仙沼市街地から南側にはほとんど訪れる機会がありませんでした。看板を見ていたら、岩井崎は太平洋に突き出た半島(岬)と言うことになります。
復興の龍を見て戻りながら、岩井崎の津波に襲われた地域を見下ろしてみました。高さにして3m程だと思いますが、外洋からの津波が直接上陸しかなりの家が破壊されていました。撮影したのが一年を経過した後ですから、ほとんどが片付けられたものと思われます。
それにしても不思議なのが海岸沿いの平地の松です。家が倒壊するほどの津波に襲われていながら、背の高い松がそのままの形で残っていることです。外洋からの津波は一番先に松の木を押し倒したはずですが、根元からもぎ取られないのは何故なのか?・・・。砂地ではなく固い岩盤に生えているためでしょうか。
陸前高田市の高田松原は、数万本と言われる松の木が根こそぎもぎ取られ流失していますし、大槌町の浪板海岸では半分ほどの松の木が根元からもぎ取られています。波高の違いはあまりないと思われますが、どんな力が作用したのか不思議に思います。不謹慎なことですが、そんなことを思いながら撮影しました。
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