2012奥州ころもがわ祭りに戻る

ウチノメ屋敷 レンジの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 岩手の蘇民祭 ほっづぎある記 心のオアシス
ドキュメント      

location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情祭りアラカルト2012奥州ころもがわ祭り>その2

  サイトマップ


11:00頃 騎馬武者入場

荒覇吐武者と書かれた大きな幟旗を先頭に、九名の武者が騎乗し会場に入ってきます。騎馬武者は四十二歳厄年の男性とのこと。

開会式では数えるほどの人しか見えませんが、この頃になると道路脇に綱が張られ、多くの皆さんが見守っています。
騎馬武者入場 1
騎馬武者入場 2 騎馬武者入場 3
騎馬武者入場 4 祭壇前に進むときは抜刀し、右手に刀を持ち祭壇前に進みます。
騎馬武者入場 5 先ほど小学校で見た小学生の男子が、父親と一緒に馬を引いて入ってきました。その後から、一頭立ての幌馬車が見えてきました。
騎馬武者入場 6 祭壇前に進むとき、姓名を名乗っていました。はっきりと聞き取れなかったので、正確ではありませんが・・・。

邪気祓い 1 邪気祓い

これから荒覇吐武者による・・・、二人は数々の誘惑に打ち勝ち、身を清めて矢を放ちます。

※司会者の読み上げがはっきりと聞こえないので、断片
  的な表現になりました。

3m程前から矢を射て邪気を払うとのこと。一本目、二本目、見事に矢が的に命中し、すぼっと打ち抜く音が聞こえます。

邪気祓い 2 邪気祓い 3
邪気祓い 4 これで無事邪気は払われました。この秋の奥州衣川は、五穀豊穣で喜びがあふれることと思われます。

ここには一本の矢しか写ってはいませんが、二本目の矢も上の方に命中しています。

出陣の儀 1 11:10  出陣の儀

神事にしたがった儀式の後、神官が武者の前に降り今日の安全祈願を願いお祓いをします。左端の幟旗を手にした武者が大将役の方です。
出陣の儀 2 出陣の儀 3
出陣の儀 4 出陣の儀 5
出陣の儀 6 最初は太鼓側から撮影していましたが、かなり時間があったので反対側に出てみました。

右上には「五穀豊穣」と書かれた的と、射抜いた二本の矢が見えています。重なっていますが、九名の武者が一列に並んでいます。
荒覇吐武者への檄 1 11:35 荒覇吐武者への檄

実行委員長から、九名の荒覇吐武者に対して出陣の檄が発せられ、代表の大将が前に出て受けます。
荒覇吐武者への檄 2 永遠の昔より、我らが開祖安倍一族は衣川を本拠となし奥州に平和で豊かな国を築いています。その安倍氏が深く信仰する神こそ、荒覇吐神でありお石様である。

我らは今、奥州の復興と奥州の家内安全五穀豊穣を願い、お石様の精霊を迎えんとす。その迎える役目、九名の荒覇吐武者に申しつける。よろしくお願いもうする。
荒覇吐武者への檄 3 武者代表の方から、我らは安倍一族ゆかりのもの、荒覇吐武者九騎、このお役目申し受け候。ただ今より出陣いたします・・・と力強い言葉がありました。

出陣の盃

昔の武士達が出陣するとき、必ず行われた儀式だと言います。巫女が素焼きの盃を一人一人に渡し、別の巫女が御神酒を盃に注ぎます。
出陣の盃 1
出陣の盃 2 出陣の盃 3
出陣の盃 4 ネット資料から検索すると、次のように書かれています。

三献(昆布、勝栗、打鮑)を肴にし土器(かわらけ)で酒を飲み、出陣に際して勝ちを祈る。

今回は何も口にはしていませんが、かわらけを配り御神酒を注ぐ緊張した瞬間でもあり、昔を偲ぶ格好の被写体になりました。
出陣の盃 5 九名の武者が盃を飲み干し、盃を頭上に掲げた後、思いっきり足元に叩きつけて割ります。

かわらけを割る所作は、二度と会えないかもしれない。再び盃をかわずことも無いだろう。全力を尽くして戦う等々の願いを込めたもの・・と言われます。

テレビ等で良く見る場面ですが、実際に目の前で盃を割る姿を見たのは初めてのことです。
出陣の盃 6 出陣の盃 7
抜刀し気勢を上げる 1 ここで九名の荒覇吐武者が紹介され、それでは出陣いたします・・・と挨拶があります

抜刀した荒覇吐武者は「エイエイオーッ」と気勢を上げ、円陣をつくり回り始めます。
抜刀し気勢を上げる 2 抜刀し気勢を上げる 3
← 前のページに戻る                         次のページへ →