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権現舞・・・
した舞が終わり舞手が変わります。
今まで手平鉦を手にしていた白装束の方が権現様に拝礼します。頭役の方は左手に権現様を持ち、しっぽ役の方が衣を手にして舞が始まります。
二人の舞手が阿吽の掛け合いで舞われます。頭役の方はほとんど目を閉じたままでの動きでした。 |
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頭役の方が衣の中に入り神の化身になります。
しばらく舞われた後、した舞を舞われた方が右手に錫、左手に米の入ったお盆を手にし権現様と向かい合います。
他の権現舞では、ここで米を権現様に振りかけたり、杓子で四方に水を振りかけますが、似鳥神楽では見られませんでした。
権現様の頭の前で錫を振り祈祷をしているのかなと思いました。 |
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その後、権現様が畳に頭をつけますが、たすきを口に入れて噛ませ、がっちりと咥えさせます。
した舞をされた男性が先頭に立ち、たすきを肩にかけて歩き出します。
今まで多くの権現舞を見ていますが、このような動作で舞われる権現舞は初めてです。ただ歩くのでは無く、つま先をひょいと上に向けての歩き方が特徴的でした。 |
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権現様の口にかませた「たすき」で上あごと髪の毛を縛ります。何を意味するのか分かりません。
その後、身体に纏った獅子頭と衣を脱ぎ、権現様を正面に安置し終了します。
した舞が16分、権現舞が17分、全体で33分ほどの舞でした。最初にも書きましたが、今回はご好意により来賓席に座っての撮影であり、満足した内容になりました。 |
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