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        2015盛岡市南昌荘・まゆびな


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2015盛岡市南昌荘・まゆびな・・・

二月末ごろから、春の話題としてひな飾りのイベントが各地で開催されます。開催期間が限られますので、そのうちにとのんきな構えでいると時機を失するのもひな飾りのイベントでもあります。

今まで各地で開催されているひな飾りイベントを訪れ、気の向くままにかなりの会場で撮影していたことになります。歴史や伝統の重みを感じさせる古来から受け継がれてきたひな飾り、昔は現代の一般家庭の飾りとはほど遠く、武家社会や一部の分限者子女の幸せを祈るものであったとも言われます。

前回ですが、ほっづぎある記の記事で盛岡市南昌荘の特殊雛飾りを紹介しましたが、ここでは同じ会場で撮影した「まゆびな」の様子を紹介いたします。ここで使う「まゆ」はカイコ(蚕)のまゆを利用したものであり、一個のひな人形にするためにはかなりの手数と処理(彩色や裁断等々)が求められるようです。現場にある解説には詳細内容は書かれてありませんが、・・・繭の表面を薄くはいで、材料としています。紙や布とはひとあじ違うぬくもりが魅力です・・・と書かれてありました。

トップの画像は、旗持ちでしょうか男性雛のように見えます。2014盛岡市・南昌荘ひなまつりでは、全体の様子を紹介しています。よろしかったらご覧下さい。

                                                       2015.03.02 作成


まゆびな 1 段飾りの上の方の様子になります。展示されているものは全て繭から造られています。

この場面は息子の撮影によるものです。
まゆびな 2 全体の繭に三枚ほどの衣装を着せ、それぞれの色合いが違います。

後ろに見える供え物も繭の輪切り、きれいな桃の花も同様です。
まゆびな 3 段飾りの前に並んでいた繭人形です。
まゆびな 4 寄り添った内裏雛、桃の花がきれいでした。
まゆびな 5

ウサギ雛と呼んで良いのでしょうか。

まゆびな 6 こちらのウサギ雛は「えじこ」に入り、ケースに収められていました。

この場面は息子の撮影によるものです。
まゆびな 7 「えじこ」に座った内裏雛です。髪型が現代風です。
まゆびな 8 ちゃくちゃぐうまこスタイルの雛人形。

うまこの後ろに立つかすりの人形、この姿で馬に乗ると絵になります。

右のうまこは子馬ですね。
まゆびな 9 まゆ玉によるみずき飾りです。

この場面は息子の撮影によるものです。
まゆびな 10 段飾り全体の様子になります。内裏様、三人官女、五人囃子、供物、絵になりますね。

今回の画像10コマの内、息子の撮影画像を3コマ貼り付けてみました。息子一人で撮影する事は大変ですが、側にいる私や母親のナビゲーターの指示で何とか撮影することが可能です。それと、カメラの機能がかなり向上していることもあり水平傾き等は克服できています。

願わくば、撮影した画像が少しでも認知できれば嬉しいのですが・・。撮影後の画像処理等についてはかなりの部分まで操作が可能です。

早いもので、ウチノメサイトを立ち上げてから満十年が過ぎました。十一年目に入る今、これからのサイト運営等について吟味しなくてはと思う心で一杯です。今後どこまで飽きずにやれるか、気力と体力との相談です。今後もよろしくおつきあいください。
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