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location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情>民俗芸能アラカルト2016くりこま・商家のひな祭り>その2


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創作雛 1 創作雛・・・

従来の雛飾りにとらわれない、発想で制作された人形です。実際に小さな雛飾りを撮影した時、思わず出たのが創作雛のタイトルでした。

大きな人形の間にあって、表情は見えませんが両手を広げている姿勢に惹かれました。

下の二つの画像は、ロール捲きにされたカラフルな布地の中心に、ちょこんと刺された顔が雛飾りの雰囲気をかもし出しています。
創作雛 2 創作雛 3
創作雛 4 木の枝にまたがる小さな人形、同じ方向と姿勢を保っています。何を意味する雛飾りなのか不明ですが・・。
創作雛 5 この人形はもっと精細で並び方が混み合っています。撮影するためにじっと見ていると、それぞれの表情に引き込まれそうになります。

さりげなく描かれた目の表情が生きています。

干支雛 1

干支雛・・・

花巻市の八日市会場にも今年の干支にちなんだ猿の人形が飾られていました。ここ、栗駒会場でも同様です。

この三番叟人形は、上から見下ろしたアングルになっています。このアングルですと猿の目線とレンズが一致します。

干支雛 2 上と同じ人形でも、アングルが人形に対して直角ですと目線が上を向き、足を上げてふんぞり返っているような感じになります。
干支雛 3 可愛い宝船に乗った人形です。上から俯瞰したアングルですと目線が一致しています。宝船と言うよりも、桃太郎人形のような感じになります。
干支雛 4 真正面からのアングルです。いかにも宝船に乗って居る様子に見えてきます。

下の画像のぬいぐるみは、猿を模して造られたものとお聞きしました。中央部にリーダが居て、左右三対の人形が配置されています。
干支雛 5 干支雛 6

陶器雛 1 陶器雛・・・

勝手に陶器雛と名付けましたが、手の込んだ焼き物でした。

それぞれ、光堂作、勝山作と銘が入っていました。
陶器雛 2 陶器雛 3
陶器雛 4 これは何を模したものか分かりません。説明もありませんでした。
陶器雛 5 言わずと知れた招き猫、それにしてもメスネコは片手を持ち上げていません。
小石に描かれた内裏雛 ここからは内裏雛ですが、素材がみんな違っています。

最初は小石に描かれています。二番目がガラス製品ですし、最後は木をくりぬいたものと見ました。
ガラスで造られた内裏雛 木で組みこまれた内裏雛

段飾り・・・

雛飾りを撮影した最初の頃は、ほとんどが段飾りや内裏雛に目が向いていたように思います。あまりにも色んな種類の段飾りや内裏様があり、目移りしていたなと今にして気がつきます。詳しいことは分かりませんが、見ていて豪華な資産的価値のあるものや、小さなスペースでも雛飾りの雰囲気のあるもの等々様々あります。

今年は、意図的に段飾りの撮影はしませんでした。先に訪れている花巻市八日市の雛飾りも同様でした。ここでは締めくくりの意味で二つ紹介します。最初の段飾りは、「江戸末期〜明治初期」、千葉生花所有と書かれてあります。数えてみると五段飾りになりますか・・。


次は東日本大震災復興のために贈られたものです。テキスト文はひな壇飾りにあった新聞記事から文章化しました。


東かがわから栗駒のまつり実行委に、七段飾りの雛人形届く

「被災地に雛人形を飾り、少しでも元気になってほしい」と東かがわ市(香川県)から栗原市栗駒で開かれる「第13回くりこま商家のひなまつり」に雛飾りが届けられた。11日、東かがわ市の引田ひなまつり実行委員会メンバー2人が訪れ、栗駒のひなまつり実行委と一緒に飾り付けた。

東日本大震災でボランティアとして宮城県内の被災地で活動した東かがわ市在住の会社社長が、「被災地に雛人形を!」(引田ひなまつり実行委)の思いを知って仲立ちしたという。登米市内の介護施設、南三陸町の戸倉保育所、くりこま商家のひなまつり実行委に一組ずつ七段飾りを贈った。
                                                        (※新聞記事より転記)

今年の雛飾り撮影は、あまりと言うほど出かけることが出来なくて残念でした。主な理由は撮影禁止にあります。これは雛人形保存のためにはやむを得ないと判断します。ストロボ光が衣装の生地を退色させると言うことからです。またある雛飾り会場では、人形制作の著作権に係わるのでと断られた場所もあります。

江戸末期〜明治初期の段飾り
引田ひなまつり実行委から寄贈された段飾り
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