段飾り・・・
雛飾りを撮影した最初の頃は、ほとんどが段飾りや内裏雛に目が向いていたように思います。あまりにも色んな種類の段飾りや内裏様があり、目移りしていたなと今にして気がつきます。詳しいことは分かりませんが、見ていて豪華な資産的価値のあるものや、小さなスペースでも雛飾りの雰囲気のあるもの等々様々あります。
今年は、意図的に段飾りの撮影はしませんでした。先に訪れている花巻市八日市の雛飾りも同様でした。ここでは締めくくりの意味で二つ紹介します。最初の段飾りは、「江戸末期〜明治初期」、千葉生花所有と書かれてあります。数えてみると五段飾りになりますか・・。
次は東日本大震災復興のために贈られたものです。テキスト文はひな壇飾りにあった新聞記事から文章化しました。
東かがわから栗駒のまつり実行委に、七段飾りの雛人形届く
「被災地に雛人形を飾り、少しでも元気になってほしい」と東かがわ市(香川県)から栗原市栗駒で開かれる「第13回くりこま商家のひなまつり」に雛飾りが届けられた。11日、東かがわ市の引田ひなまつり実行委員会メンバー2人が訪れ、栗駒のひなまつり実行委と一緒に飾り付けた。
東日本大震災でボランティアとして宮城県内の被災地で活動した東かがわ市在住の会社社長が、「被災地に雛人形を!」(引田ひなまつり実行委)の思いを知って仲立ちしたという。登米市内の介護施設、南三陸町の戸倉保育所、くりこま商家のひなまつり実行委に一組ずつ七段飾りを贈った。
(※新聞記事より転記)
今年の雛飾り撮影は、あまりと言うほど出かけることが出来なくて残念でした。主な理由は撮影禁止にあります。これは雛人形保存のためにはやむを得ないと判断します。ストロボ光が衣装の生地を退色させると言うことからです。またある雛飾り会場では、人形制作の著作権に係わるのでと断られた場所もあります。 |