10:27頃 境内での争奪戦・・・
境内での争奪戦は15分位もみ合います。気をつけて見ていたら、一人の男性が蘇民袋を抱えてもみ合いの中から出て石段の方へ走り出しました。一瞬のことでもあり、撮影は出来なかったのですが・・。
もみ合いしている男達の間から、肝心の蘇民袋は見えませんでした。誰かががっちりと抱えていると思われます。
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突然でしたが、父親に肩車された男の子がもみ合う男達の中に入れられました。争奪戦と子ども、どのような意味があるのか分かりませんが、男達に担ぎ上げられて中に入りました。
しかし、男の子は嫌々と渋ったようで、すぐ中から出されました。少々泣いていたようでした。 |
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後ろ向きなので表情等は分かりませんが、上半身裸の男性(争奪戦の男性とは違う)が男達の上に乗り、手にした紙袋を周囲にまき始めました。周りにいた皆さん、まかれた袋を求めて争奪戦です。
私も側にいたのですが、撮影に夢中になり拾えませんでした。
ここでは参加者が裸男上に乗り御福銭をまくことがある。
(※岩手の蘇民祭より) |
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15分ほどもみ合った男達は、参道に移動すために出口にあり石段近くまで移動してきました。私は山門の下で降りてくるのを待っていました。その時ですが、バケツに水を入れた男性が息を弾ませて参道を上ってきました。どうやら男達に水をかけるようです。
それを見ていた年配の女性が、「※※※※※して持って来たもなあ・・」と声をかけていました。その言葉は始めて聞く言葉なので「どういう意味ですか」とお聞きしたら、ここの標準語だよと笑っていました。
残念ですが、肝心の言葉を忘れてしまっていた私でした。多分、「苦労してここまで汲んでいた」と言う意味だと思われます。 |
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慌ててバケツを持った男性を追いかけ境内まで戻りました。二回ほど男達にかけたら水はなくなりました。
どこの蘇民祭でも見かけるのですが、もみ合う男達に水をかけると湯気が出てきます。この時も湯気が出たのでしょうが、はっきりとは見えませんでした。 |