参道石段での争奪戦・・・
11:00頃になりますが、二の鳥居を出て一の鳥居までの急勾配の石段をもみ合いながら下ります。慎重に下らないと一気に崩れ落ちますので、審判団や消防団の方が側で誘導しています。 |
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かなりの急勾配、普通に下りるのも大変な石段参道をもみ合いながら降りるのは大変です。一の鳥居迄行く途中で参道から大きく外れ民家側に崩れましたが、積雪のために水路には落ちませんでした。
見て居る方にとっては、ここでの争奪戦が一番緊張感がありはらはらしながら見ていました。 |
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一の鳥居下での争奪戦・・・
一の鳥居前2m位のところで動かなくなってしまいました。と言うよりも完全に団子状態(失礼!)になり、動けないのです。
蘇民袋を持った方は一番下にいると思われますが、その様子は伺うことが出来ません。鳥居下参道の狭い間ですから、見ている私達も居る場所がありませんし、カメラを向ける隙間すらありません。何とか前の方に出て、人垣の隙間上から撮影してみました。 |
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ここでのもみ合いは15分位あったでしょうか、見ていた人の中から、「消防はいねかあ・・、ラッパふかねのかあ・・」の声が出ましたが、消防団員のラッパも吹かれることなく終わったようです。
一月の胡四王神社蘇民祭の時、田んぼの中のもみ合いになりましたが、ラッパが吹かれ終わりを告げていたことを思い出していました。
ここでしばらくもみ合った後、審判長が裸になって男達の下に潜り込み判定が出て終了となりました。
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10:16頃・・・
ひょいと顔を上げたら、たまたま正面にいた方が木札を咥えていました。この方が一番目なのでしょか、詳しいことは分かりませんでした。
本殿前の争奪戦から丁度50分位になりますが、やっと勝負がついたと思います。ご苦労様でした。 |
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男達や一般の方は石段を登り神社へと戻って行きましたが、私はここで終わりにしました。資料を見ると、・・蘇民袋は審判団によって神前にて分けられます。
その後、参集殿で表彰式が行われ直会(なおらい)となります。また、取り主より親札が披露され、参加者に回される。各人は親札が来ると手に持って一礼し、さらに体をなでて次に回す・・と言います。 |
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男達が蘇民袋争奪戦でもみ合った跡です。がっちりと凍っていた参道ですが、ここだけはもみ合いの熱気のせいでしょうか融けていました。
今回始めて撮影した早池峯神社蘇民祭です。日中の平日ですから大勢の観客で賑わったとは思いません。あと半年ほどすると、早池峯神社宵宮と例大祭がやってきます。宵宮や例大祭当日の人出は大変多く、いつもはひっそりとした感じの岳集落も都会並みの賑わいになります。 |