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松明について・・・
雑木で長さ160センチ、太さ約5センチの大きさで100本ほど作る。火がつけられるところには、米出荷用の麻袋を縦半分に切り30センチ幅にし巻き付ける。のち針金で締める。(※岩手の蘇民祭より)
この松明は遥拝殿入り口に置かれてあり、裸参りで山頂へ向かうときに使われます。100本ほど作られると言いますから、半分はここで参加者全員に配られ、残りは坂道途中の交換場所にあるはずです。
10時前には手に手に松明を持った男衆が並んでいました。 |
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10:07 松明点火・・・
宮司によるお祓いの後、神前のロウソクが出され松明に点火されます。灯油をしみ込ませた麻袋の松明ですが、すぐには燃え広がりません。
やっと火が燃え広がると、ほっとしたように見えた宮司さんの表情でした。 |
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ローソクから点火された松明の火は、四本の松明の下に入れられ火が移されます。種火になる松明の火が激しいので、すぐ燃え移り大きな炎になります。
四本に分火された松明の火は、次々と周囲の松明に移されて燃え広がります。燃え始めの松明は油煙が激しく、気をつけないと怖いくらいになります。
松明の火は裸の男衆のほか、参詣に参加した人達にも配られていました。 |
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松明を持った裸参りが始まる頃、行列の先頭を歩く猿田彦命(天狗)役の男性が天狗の面を付け、いよいよ山頂の本殿を目指しての行列が出発します。 |