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        胡四王神社蘇民祭・裸参り

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点火前の松明。 松明について・・・

雑木で長さ160センチ、太さ約5センチの大きさで100本ほど作る。火がつけられるところには、米出荷用の麻袋を縦半分に切り30センチ幅にし巻き付ける。のち針金で締める。(※岩手の蘇民祭より)

この松明は遥拝殿入り口に置かれてあり、裸参りで山頂へ向かうときに使われます。100本ほど作られると言いますから、半分はここで参加者全員に配られ、残りは坂道途中の交換場所にあるはずです。

10時前には手に手に松明を持った男衆が並んでいました。
松明点火を待つ男衆 1 松明点火を待つ男衆 2・・・この方の太鼓は山頂へ登るときに打ち鳴らされます。
宮司さんがお祓いをします。 10:07 松明点火・・・

宮司によるお祓いの後、神前のロウソクが出され松明に点火されます。灯油をしみ込ませた麻袋の松明ですが、すぐには燃え広がりません。

やっと火が燃え広がると、ほっとしたように見えた宮司さんの表情でした。
松明点火 1・・・もう一人の神官さんが点火します。 松明点火 2・・・点火され燃え広がる松明。
種火の松明から別の松明に火が移されます。 ローソクから点火された松明の火は、四本の松明の下に入れられ火が移されます。種火になる松明の火が激しいので、すぐ燃え移り大きな炎になります。

四本に分火された松明の火は、次々と周囲の松明に移されて燃え広がります。燃え始めの松明は油煙が激しく、気をつけないと怖いくらいになります。

松明の火は裸の男衆のほか、参詣に参加した人達にも配られていました。
松明点火 3 松明点火 4
松明点火 5 松明点火 6
天狗の面を付ける猿田彦命の男性。 松明を持った裸参りが始まる頃、行列の先頭を歩く猿田彦命(天狗)役の男性が天狗の面を付け、いよいよ山頂の本殿を目指しての行列が出発します。


10:10頃 裸参り出発・・・

ここからは重いカメラを携えての坂登りへの挑戦になります。追いつかれないように途中まで先行しました。最初の急坂の登ったらのろしが二発上がり、遥拝殿からの裸参りが出発です。

先頭は猿田彦命(天狗)、続いて宮司、太鼓、審判団、蘇民袋、男衆、参拝者と続きます。参加人数はかなりの数になるようです。
裸参り 1・・・遥拝殿から出発です。
裸参り 2・・・ここからの石段が急勾配で怖い場所になります。 裸参り 3・・・山腹の石段を一歩一歩踏みしめて上ります。
裸参り 4・・・重装備の私はこの場所でダウンし雪の中からの撮影になりました。 裸参り 5
裸参り 6 裸参り 7・・・審判団の皆さん。
裸参り 8・・・宮司さんの持つ三宝には蘇民袋が乗っています。 前回(2008年)よりもかなりの雪があり、通路階段は除雪されていますが通路脇は50センチぐらいあります。とてもじゃないのですが通路以外は歩けない状況です。完全重装備の私は途中の坂道でダウンです。

皆さんの撮影の邪魔にならないように、通路脇の雪の中に腰を下ろしそこでの待ち受け撮影になりました。

宮司の持つ三宝には蘇民袋が乗せられています。
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