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   2011年金ヶ崎町・永岡蘇民祭・蘇民袋争奪


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争奪肉弾戦でつぶされた男衆。
蘇民袋争奪・・・

蘇民祭のハイライトとも言える蘇民袋の争奪戦です。文字通り袋を手にするための肉弾戦になります。気の弱い私なんかは、若い年代であったとしても参加できるファイトもありません。揉み合いが始まると、たちまち男衆の身体からもうもうと湯気が出てきます。夜間に行われる蘇民袋争奪戦では気にならない(見えない)のですが、日中の争奪戦ではどこの会場でもすごいことになります。

私が撮影した日中の蘇民祭は、花巻市の胡四王神社蘇民祭・早池峰神社蘇民祭、そして今回の金ヶ崎町永岡蘇民祭です。湯気が激しくでるとピント合わせも難しくなりますし、画像のメリハリが無くなるのでストロボ使用は困難です。

ここでは13分ほどの争奪戦を、ぶつかり揉み合う場面、男衆の集団がつぶされる場面、取り主を決める場面に分けてまとめてみました。

12:04 ぶつかり揉み合う・・・

実行委員長のコマ木まきが終了した時点で、すでにもみ合いが始まっています。正式には、二人の吹き鳴らすほら貝の合図が開始の宣言になります。
ぶつかり揉み合う 1
ぶつかり揉み合う 2 ぶつかり揉み合う 3
揉み合う男衆集団の中に蘇民袋があり、皆さんがそれぞれの場所を触っているか掴んでいるはずです。残念ですが、離れた場所から撮影していますので分かりません。

揉み合う男衆へ遠慮無くバケツの水がかけられます。赤い鉢巻きを締めた審判長、昭和会の法被を着た方、背中に花模様のついた法被を着た方が見守る中でもみ合いが続きます。
ぶつかり揉み合う 4
ぶつかり揉み合う 5 ぶつかり揉み合う 6
ぶつかり揉み合う 7 ぶつかり揉み合う 8
ぶつかり揉み合う 9 ぶつかり揉み合う 10

12:12 男衆をつぶす・・・

審判団の一人、花模様の法被を着た方が下帯姿になり、もみ合う男衆の上に飛び乗ります。見ていると、上から踏みつけて立っている男衆をつぶしていきます。

この男衆は、前夜祭の時に松明を持っていた方でした。
男衆をつぶす 1
男衆をつぶす 2 男衆をつぶす 3
男衆をつぶす 4 男衆をつぶす 5
ほぼつぶされて、雪の上に固められます。赤い鉢巻きをした審判長がジーと見つめていましたが、手にしていた赤い布きれを口に咥え、つぶされた男衆の側にきて中の様子を見守ります。

多分ですが、取り主の判定を確かめているようにも見えました。
男衆をつぶす 6
男衆をつぶす 7 男衆をつぶす 8
男衆をつぶす 9 男衆をつぶす 10
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