21:30頃 拝殿までの道を祓う・・・
歳戸木が勢いよく燃え上がる頃、燃えている長い木(燃え木)を取り出して火のついたまま左右に振り払い、地面を浄めながら拝殿右の入り口を目指します。大きな声で「ジャッソー」と叫ぶ方、雄叫びのような大声を上げる方、無言の方と様々ですが、見守る周囲の役員や一般から気合いが入ります。「声が低い」「もっと振り回せ」等々かけ声が上がり、中には燃え木を踏みつけて止める人まで出てきます。
観衆も気合いを入れながら男衆を元気付けるのですが、その掛け合いと男衆の祓いの動作が火たき登りのもう一つのハイライトでもあります。男衆の通る道筋は皆さんが陣取っており、近くまで行ってローアングルでの撮影をしたいと思うのですが容易ではありません。
入り口階段に燃え木を叩きつけ、あるいは、入り口上の柱を叩き付けますが、その前には青い半纏と赤いほっかむりの役員が立ちふさがり押さえつけられます。それを押し切って拝殿に進みますので、押さえつける役員の方も慎重に動かないと叩きつけられます。以前のことでしたが、入り口上を叩いたはずの燃え木が役員の肩にあたり驚いたことがありました。
|