2012熊野神社蘇民祭・蘇民袋争奪戦に戻る

23:42　堂内での争奪戦・・・ 蘇民袋が切り裂かれ、コマ木が撒かれるようになると本格的な蘇民袋の争奪戦になります。男衆の中で揉まれていたこともあり、正直の所カメラを手にしての揉み合いの場は適切ではないようです。 間違いなくあちこちに振り回されますので、気をつけて端の方へ動ける体制で臨みました。カメラは上に掲げたままで俯瞰する角度を保ち、可能な限り揉み合いで見せる男衆の表情をねらいました。
	ズボンを履いた男性は厄年連ではありませんが、一緒になっての争奪戦です。しかし、目の前でつぶされてしまいました。 こうなると、蘇民袋を掴んでいる男衆がどこにいるのか分からなくなります。下を向いてつぶされているあたりにあると思いますが・・・。 時間にして十分ほどあったでしょうか、揉み合いの中心が入り口の方に向き役員の誘導で境内へと向かいます。

23:53　境内での争奪戦・・・ 堂内の争奪戦では、厄年連の男衆と一般の参加者でかなり混み合いましたが、境内での争奪戦になる頃は人数も減ってきます。
	揉み合う男衆に、強引に上がる男衆（赤鉢巻）が見えました。何するのかなと思ったら、下帯の中から縁起物である御福銭（五円硬貨が入っている）を取り出し、周囲に撒き散らします。 台になっている男衆、大変そうです。
	御福銭を撒き散らす頃、境内での争奪戦がハイライトとなり、その後争奪戦の男衆は境内から出て参道を下り、下の道路まで進みます。 雪降りと、暗い参道になるために撮影は断念しました。黒い半纏を着た男性がおりますが、これから蘇民祭が行われる石鳥谷・五大堂地区の方になります。

23:58　境内から参道へ降りる争奪戦の男衆・・・ 本来であれば、最後まで争奪戦の行方を撮影する予定でしたが、凄い雪降りになりストロボ撮影が困難になりました。残念ですが、今年の撮影はこの時点で断念です。毎年観て撮影していますが、次への課題にするしかありません。しかし、今まで試みていなかった男衆に揉まれての撮影です。かなり無理な撮影であったと思いつつも、だからこそカシラの気迫ある袋切りの瞬間が撮影できたと自分では満足しています。 それにしても、熊野神社からの帰りはすごい雪でした。下りのカーブは四駆の車とはいえかなり怖いのです。深夜の国道でしたが何とか家までたどり着きました。