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         スズメの表情あれこれ


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目の表情が何かを言いたそうで思わず見とれてしまいます。
スズメの表情あれこれ・・・

やっと春めいたと思ったら、一気にサクラの開花情報が飛び交うこの頃です。今年のサクラの撮影はどこにしようかと思える気分になっています。

今年の冬は雪が大変多く降り、家の周辺はかつて見られないほどに積もりました。地面が見えなくなると困るのは周辺の木立に棲んでいる鳥達です。エサを探そうにもどこにも見当たりません。こんな時、軒下の踏み固めた雪の上に仏壇にあげてある乾ききったご飯粒をまき散らします。鳥達(特にもスズメ)にとって何よりのエサになるからです。大雪のせいでどこにも出かけられない私にとって、スズメ達の様子を撮影する機会になります。

ここでは、しばらくぶりにスズメの様子をアップで撮影出来たので紹介します。トップの画像は、大きな目で私を睨みつけているスズメが何かを言いたそうに見えてきました。

                                                        2018.04.09 作成


タイトルをあえてスズメの表情としたのは、今までの生態描写と動きとは違い、大きな目の様子から動きをとらえてみたかったからです。目の動き、動物写真のピンポイントは初歩であり見逃せないポイントになるからです。

ここでは、スズメの目の動きを中心にして記録してみました。カメラはニコンP900の望遠撮影です。

目に重点を置いた画像 1 雪の上の米粒を探しているスズメ、なかなか見つけることが出来ないようです。足の爪をピーンと伸ばし雪をしっかりとつかんでいました。

撮影した距離は2mもありましたか、ガラス窓越しなので少々ピントに甘さがありますが、目の中の様子がはっきりとしていました。
目に重点を置いた画像 2 目に重点を置いた画像 3
目に重点を置いた画像 4 雪の上に立つ全身像です。目の描写が少し甘いのですがこちらをじーっと見ている姿が気に入りました。
目に重点を置いた画像 5 トップのロゴ画像に使用した画像ですが、目の表情が何かを言いたそうで思わず見とれてしまいます。もっとエサを欲しいよとでも言いたそうです。


暖かくなり、特製の孟宗竹巣箱で子育てを始めたスズメです。カメラに気がついて、慌てて側にあるカラタチの木に避難されました。よく見るとカラタチの木はこれから葉が出るのですが、隠れるところがありませんし強烈な棘がありました。何と留まった場所でまぶたを閉じて居眠りを始めました。

見ている私には大変そうに思えますが、棘に囲まれて誰にも襲われることがありません。カラタチの棘の中で、大きな目をばっちりと開いている姿、少しまぶたを閉じかけている姿、すっかりまぶたを閉じて寝ている(?)姿を撮影してみました。
しっかり目を開けている様子 1 カラタチの木に逃げ込んだばかりのスズメ、カメラを構えている私を大きく目を開きじっと見られていた感じがしました。その後、きょろきょろとあちこちを見ていました。

しっかり目を開けている様子  しっかり目を開けている様子 3 
しっかり目を開けている様子 4 スズメというと身近で可愛い感じがしますが、目を拡大するとかなりきつい表情になり怖い感じすらしてきます。

がっちりと目線が合うとたかがスズメとは言え、緊張させられるから不思議です。
少し目をつぶり始めて来た様子  ここからは、少し目をつぶり始めて来た様子になります。がっちりとまぶたを閉じないで、上の方が細く閉じられていますので見えているのかなあと思われます。
少し目をつぶり始めて来た様子  少し目をつぶり始めて来た様子 
少し目をつぶり始めて来た様子 4 上のまぶたがが少しだけ開いている開いている、そんな様子の拡大です。ほぼ閉じていると思いますが・・。
ほぼ閉じているいる様子 1 ほぼ閉じているいる様子に見えています。撮影していて私も安心して見ていられる感じがします。

完全に閉じているいる様子 1

おわりに・・・

のんびりと目をつむって寝ている姿のスズメ、実際は寝ていないでしょうがそのように見えます。周囲が鋭利な棘のカラタチの木の中に居ますが、突然飛び立つことがあっても棘に引っかからないのですから見事なものです。しっかりと目を閉じて寝ている(?)姿は穏やかであり良いですね。

実際は目は閉じているものの、耳が敏感に周囲の動きを感知し何かがあるとぱっと飛び立ちます。見事と言うほかはありません。かなり大きく撮影してみました。

目の表情を中心にしたスズメの様子は、今回が初めての撮影になります。今回のカメラはニコンP900を使用しかなり離れた場所からの撮影になります。距離にして10m以上はありますが、三脚を使用しがっちりと撮影出来るのが強みです。ぶれない限りかなりシャープな画像を得られます。


スズメ・・・

スズメ(雀、すずめ)は、スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類の1種。人家の近くに生息する小鳥である。

全長は約14-15cmあり、体重は18-27g。ホオジロより小さく、シジュウカラぐらいの大きさ。日本では鳥の大きさ等を比較する場合の基準となる「ものさし鳥」と呼ばれる基本種となる。翼長6.7-7.4cm、尾長4.3-4.9cm。雌雄同色。成鳥は頭部が赤茶色、背中は褐色で縦に黒斑があり、翼に2本の細い白帯がある。頬から後頸、腹にかけては白色をしている。耳羽および目先から喉は黒い。くちばしの色は黒色であるが、幼鳥の時は淡黄色。

地上では両足で飛び跳ねて(ホッピング)素早く移動する。飛翔は直線的であるが、急に飛ぶ方向を変えたりすることもできる。鳴き声は一般的に「ちゅんちゅん」と表される。「チュン」という声を基調に、変化のある鳴き声を続けて発したりするが、ときに「ジュクジュクジュク」と胸を反らせながら尾を上げて激しく鳴くことがある。それは、縄張りを守る威嚇行動と考えられる。また、交尾の際に下の雌が、少し広げた翼を小刻みに震わせながら「ヒヨヒヨヒヨ」と細い声を発する。

食性は雑食性で、イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べる。また、都市部に生息するスズメはサクラの花の蜜、パン屑・菓子屑や生ゴミまで、何でも食料にする。このような雑食性が、都市部での繁殖を可能にした理由の1つと考えられている。繁殖期には子育てのために虫を好んで捕獲する。夏から秋にかけては稲に対する食害も起こすが、稲の害虫も食べることでも知られる。

繁殖は春から夏頃(主に3-8月)にかけて行われる。1年に2回程度繁殖すると考えられている。人に対する警戒心は強いが、人の生活の傍で繁殖を行う。そうすることで天敵などから身を守る効果があると推測されている。一方、集団で繁殖する習性があり、20つがい以上がいないと繁殖しないという報告もある。

毎日1個の卵を産み、1つの巣に産む卵の数は4-8個とされ、5-6卵が75%を占める。2010年には、秋田県大潟村で、9卵が産みこまれていた例が報告されている。卵は灰白色で、紫褐色や灰色、黒褐色の斑があり鈍端側に多い。卵の大きさは1.7-2.25cm × 1.3-1.55cm。雌雄が抱卵し10-12日で孵化する(抱卵日数は10-14日)。ヒナは晩成性で14-18日で巣立つ。
                                                         ※ウイキペディアより

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