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         2020珍芸のアマガエル


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巣糸にぶら下がり姿勢を造りだしている最初の頃の様子。

2020珍芸のアマガエル・・・

庭の掃除をしていて面白い状況を目にしました。クモの巣の糸が張り、歩くのにじゃまになるので取ろうとしたら何かぶら下がっています。あれっなんだろうと良く見たら、ピーンと張ったジョロウグモの巣糸にアマガエルがぶら下がっています。こんなのは見たことがないので、早速マクロカメラの出番になりました。

アマガエルを刺激しないようにそっと離れ、家からマクロカメラを持ち出しました。撮影アングルは三場面、最初は見たままの背面から、そしてぐるりと回って正面から、そして最後はぶら下がりスタイルの背面からです。最後はかなり接近したこともあり、必死に暴れだしたアマガエルが巣糸から離れてポトンと落ちてしまいました。カメラの接近(私の姿)に暴れ出し、やっと巣糸から解放されたアマガエルです。

トップの画像は、巣糸にぶら下がり姿勢を造りだしている最初の頃の様子です。

                                                       2020.09.08 作成


珍しいと言いますか、クモの巣糸にひっかったアマガエルの姿です。もちろんひっかったと言っても網目の巣の方では無く、木々の間にピーンと張って巣網を拡げるための巣糸です。この場合の糸の張力はかなりあり、知らないで私が木の間を歩いた時、顔などに食い込んでくるほどの強さがあります。

アマガエルの場合、多分ですが巣糸にひっかったのでは無く、これを伝って歩こうとした事も考えられます。バランスを崩しアマガエルの顔の表面に食い込んでいましたから・・。

最初にもふれましたが、ここでは三場面、最初は見たままの背面から、そしてぐるりと回って顔の正面から糸にぶら下がる様子、そして最後はぶら下がりスタイルの背面からの様子になります。小さなアマガエルの場合、クモの巣に引っかかって食われることもあるでしょうが、この位の大きさになると無理であると思われます。

アマガエルの姿勢の色々が面白かったので、「・・珍芸のアマガエル・・」とページの題名を付けて見ました。

背面から 1 背面から・・・

巣糸がピーンと張り、それに掴まって前後に揺れています。

見ていたらおかしくなり、思わずしばらくの間眺めていました。
背面から 2 右後ろ足指先で巣糸にしっかりとつかまり、左右両手で身体を支えているように見えました。
背面から 3 拡大の様子です。

左足を微妙に動かしバランスを取り、両手で糸を支えています。

撮影している私は面白がって見ていますが、アマガエルは身体のバランスを取り巣糸にぶら下がるのに必死です。

腹面から 1 腹面から・・・

両手で糸に掴まっていると思いましたが、どうやら違いました。

右手脇の下に糸が食い込み、この場所で糸が二本に分かれ、左手が片方の一本の糸にかかっています。

クモの糸が単純に一本織りでは無く、顔の前で二本織りになっていて、片方に左手先が引っかかっています。
腹面から 2 暴れるほどに二本の糸が身体に食い込みますので、支えられているアマガエルは大変です。

アマガエルから見たら、正面にカメラと私の姿があるので必死に暴れたい所でしょうが・・。
腹面から 3 左足の指先がピーンと伸びています。緊張度が指先からもうかがえます。

上二コマの巣糸の張り具合(ブレがない)に比べ、はっきりと巣糸の存在が分かります。

ぶら下がり 1

ぶら下がり・・・

暴れているうちに、右手脇の下にくい込んでいた巣糸の部分が外れ、一本の糸にぶら下がっている状態になったようです。

糸や身体の一部がかなりぶれていますので、暴れている様子が分かります。


ぶら下がり 2
おわりに・・・

ピーンと張り詰めた巣糸に、必死になってぶら下がっているアマガエルです。この後、ポトンと力尽きて落下してしまいますが、ここまでぶら下がるのに頑張ったアマガエルです。

左手指先と右手全体、そして、右後足の指一本が身体を支えています。アマガエルの手足の指先は吸盤状になり吸い付けるのですが、平面ならば力が入りますが糸状の場合は力が入らず大変です。吸盤状の指先を曲げて身体を保持するのでしょう。それにしても時間との勝負になります。

庭先の生きものの様子を気をつけて見ていると、色々な出来事に遭遇する場合があります。それだけ気をつけて観察することになりますが・・。この場合はほとんどマクロカメラの出番になります。庭先で展開する小動物の生き様は見ていて楽しくなります。
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