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        沢山食べて大きくなーれ


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沢山食べて大きくなーれ・・・

初夏の訪れと共に野鳥達の繁殖期が目にふれます。子どもの頃の思い出の一つに、かやぶき屋根の軒先に丸い穴が開き、この穴の中でスズメが繁殖していました。手を入れてヒナを取りだしたことが思い出の一つになっています。今ではそんな場所等がありませんので、スズメ達は色んな場所に巣を造り繁殖しています。

かなり前から軒先に孟宗竹を切り出し節を抜き、何本か並べて置くと、必ずと言うほどスズメが繁殖しヒナの声が聞こえてきます。これは私の楽しみの一つになっています。五月の末頃になると、孵ったヒナが独り立ちをしエサを求めて親と行動します。

庭の片隅にえさ台を設置し、市販の小鳥のエサを撒いておくと面白いくらいのスズメが集まってきます。今が巣立ちの時期ですからチャンスを逃しては居られません。スズメの幼鳥はクチバシが幅広く、根元が黄色ですからすぐ分かります。注意して見ていると、親鳥が側に居て口移しでエサを与えます。この様子が見られたらカメラの出番になります。

トップの画像は、幼鳥が大きな口を開けエサの催促をしています。どうやら親鳥は、くちばしの黄色に刺激されエサを与えて居るようです。

                                                         (2022.05.28 撮影)


ここでは、スズメの幼鳥、親子、口移しでのエサやりの三つの場面を設定し編集してみました。しかし、この分類説明はあくまでも私の想いで書いていますのでご了承ください。
スズメの幼鳥  スズメの幼鳥・・・

先にも書きましたが、身体の小さいスズメのクチバシを見ると、根元の方が黄色に色づいています。この彩りが幼鳥である事のしるしであり、親はこのクチバシの色に刺激されてエサを与えていると言います。

先にも書きましたが、私のえさ台はコンパネの切れ端を1m程の高さに固定し、適当にムキエサなどを置いて与えています。

時にはヒヨドリなどの中型の鳥が訪れて、スズメのエサを横取りしています。
スズメの幼鳥 02 スズメの幼鳥 03
スズメの幼鳥 04 撮影している私に何かを言いたげなポーズです。嫌なら逃げていくのでしょうが、じっと見つめられると、私からも合図を送りたくなります。

口移しにエサを与える 01 口移しにエサを与える・・・

エサをねだる幼鳥と口移しにエサを与える親鳥です。大きな黄色の口を開け、エサをねだる幼鳥は可愛いのです。

あわ玉ですからくわえて与えるのは大変そうです。竹の巣にエサを運ぶ時は、長い虫ですからくわえるのが容易であり、見ていてもなるほどと思います。

ここから先は、口移しにエサを与えている様子です。もっと欲しいとねだる仕草が何とも言われません。
口移しにエサを与える 02 口移しにエサを与える 03
口移しにエサを与える 04 口移しにエサを与える 05

スズメの親子 01 スズメの親子・・・

親子連れのスズメ、幼鳥も親鳥も口の周りにあわ玉をくつけています。スズメ専用の会話と言いますか、鳴き声での連携があるのでしょう。

じっと見ていると、ピーピーと言う鳴き声が聞こえ何かを求めています。
スズメの親子 02 スズメの親子 03
スズメの親子 04 もう食べたの・・?、もうお腹が一杯だからいいやと言う会話が聞こえそうです。
スズメの親子 05

私なりに思ったのは、これは食べても良いの、これは食べないの・・、そんな会話が聞こえそうで面白くなりました。


おわりに・・・

毎年この時期になるとスズメの撮影をしています。同じ事をしたのでは変化がありません。何か変化を付けて、スズメとの会話の中に入り込む試みをしなければなりません。

とは言うものの、スズメにとって大きなカメラは天敵同様の恐怖心を与えます。窓ガラス越しの撮影でカメラ本体はカーテンでくるみ隠します。かなり難しいのですが、何とかスズメに逃げられないで撮影が進んでいます。

カメラからの撮影距離は2m程で望遠レンズ気味の撮影になります。

最後の画像は、かなりの数を撮影した中の一コマです。画像を見つけた瞬間ほっとしました。沢山食べると眠くなります。身体を丸くし目をつぶり、がくんがくんと動いては居ませんが、そんな雰囲気が感じられました。

身体を丸くし目をつぶり、がくんがくんと動いては居ませんが、そんな雰囲気が感じられました。
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